畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

揚水

2014-04-23 19:34:12 | 農作業

4月23日(水)   ときどき 

明け方まで、雨が降ったりやんだりしていたようだが、雨量は少なく、田んぼにたまるほどではない。

ポンプ小屋で、役員と落ち合う。この地区で、一番高いところにある田んぼを耕作しているものとして、揚水の段取りを知っておきたいとの思いから、手順を覚えるためである。この地区の揚水は、広域のダムの用水と、地域の堰の用水の二つを使っている。水の使用の少ない時は、ダムの水だけ。使用が多くなると、役員が堰の水も必要量を合わせて、供給する。ポンプアップの時は、ダムと堰の両方を使用し、自然供給の配管の何かしょかのバルブを閉めて、高所に揚水する。その辺の按配を知れば、役員にだけ頼らずに、給水できるだろうと思う。ただ、役員としては、責任上、お好きなようにとは言えないから、役員を手伝い、水を入れるようになるのだろうが。

この間の雨で、たまらないまでも、田土は十分に水分を含んでいたから、昼までには、必要以上の水をくみ上げることができ、ポンプを止める。

3枚の田んぼの水止を完了。法面の草刈りも終わらす。夕方には、最後に残った田んぼに機械を移動し、少しだけ耕しておく。こちらの強湿田の田んぼは、すぐわきに、堰がある(前出の堰とは、地区が違うが)。明日は、エンジンポンプを持参し、水を入れながらの、水止だ。

日の沈むころ、薄暗くなりかけた堰土手を歩いて車に戻るとき、エンジンポンプの音をいくつか聞いた。期待していた雨があまりに少なく、最後の手段をとる人たちの、明日への準備だろう。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿