畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

水責め

2015-11-10 18:17:34 | 農作業

11月10日(火)   いちじ 

今日も、雨は朝のうちに上がる。午前中は、ごく弱くパラパラすることもあったが、昼近くからは、降らない曇り空。

午前中は、花畑。タマネギの植え付け。極早生を500本ほど植える。数十本残して、一畝植え終る。次の畝を作らなければならない。でも、前もって作っておかなくて正解だった。この間の雨のせいもあるが、草の芽が点々と緑色になっている。マルチは穴あきマルチなので、その植え穴にも、2~3の発芽がある。苗を植えるときに、苦労するようになるだろうから。これからなら、一度耕して、草を処理できる。

午後、苗の虫取り。トレイに撒いてハウス内に置いておいた葉物類の苗。発芽して少し育ってからは、軟弱徒長しないようにと、不織布をはがしておいた。なかなか植え付けることができずにいたものだから、ヨトウムシ、オオタバコガなどが卵を産み、幼虫が食害を始めてしまった。このまま植え付けると、害虫も一緒に畑に落とすことになる。植える前にと退治しなければ。

思いついたのが、水責め。水槽に水を張り、その中にトレイの苗を鎮めると、幼虫たちは、苦しくなり、水に浮いてくるだろう。それをつぶすと簡単に退治できるのではないかと考えた。大成功。水に沈めて、1~2分もすると、見た目にはわからなかった芋虫が、プカリプカリと浮いてくる。3~4㎝の大きいものから、1~2㎜の小さなものまで、苗の葉陰に隠れていたものが、浮き上がってくる。丁寧に見つけてはつぶして、一トレイに10分以上かけて虫退治。苗は、これくらいの時間では害はほとんどない。10トレイ以上ある苗を全部やって、害虫の密度の低いハウスの外に並べ替える。

菜花の間引き。出荷用の調整。