畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
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食、農への思い

大雨

2010-09-28 18:30:07 | 農作業
9月28日(火)  のち 

昨日からの雨は、止む様子もなく、降り続く。暗いうちも、かなりの量が降ったようだ。田んぼの排水路もコンクリート壁を超える流量で、勢いよく流れている。防災放送が大雨警報、洪水警報を放送する。ついには、土砂災害注意報を流す。昨日の雨量は、100㎜を超えた。今日もすでに、70~80㎜ほどだろう。
土手の大きい田んぼの排水口(水手)を点検するため、田んぼ回り。水手が、藁などで詰まって、排水できず、水が畔を超えるほどになると、土手が崩れることもありうるからだ。幸いに、そんなことはなく、安心する。ついでに、畑にも回ってみるが、ところどころ水溜りができ、田んぼと見間違うほど。雨の強さを物語っていた。風も強かったので、野菜たち、葉が千切れたり、倒されているものもある。しかし、この強い雨では、何もできない。
そんな訳で、午前中は、何もしないで、休日とする。
午後も、相変わらず、警報は続くが、空は明るくなり、雨も小降りになる。さあーっと、薄日も射した。雨は上がると予想して、畑に出かける。子持ちキャベツ、ブロッコリーを定植。防虫ネットのトンネルを掛ける。早蒔きのもので、両方で、100本ほどだけだ。
ニンジンの、不織布を外す。散々なありさまだ。土中の水分を少しずつ吸収して、やっとのことで、発芽したと思ったら、先日の台風による強雨。そして、昨日、今日の強雨。小さな双葉は、土にたたきつけられ、ベターと、地面に張り付いている。このような状態だと、どの程度回復するかはわからない。すでに、細い双葉が千切れ飛び、無残な死を待っている所も多い。
今年のニンジンは、最悪の状態。こんなことは、過ってなかった。どれくらいの収穫になるのか、皆目分からない。ほとんど全滅の可能性もある。

七十二候
蟄虫坏戸(ちつちゅうこをはいす) 寒さを恐れ、虫が地中に姿を隠すころ
今日の雨は、温かい雨。野菜にとっては、まだまだ虫との闘いは続く。と云うより、今までの暑さを避けていた虫達、大好きな、アブラナ科の野菜の栽培に合わせ、これから活発に動き出すはずだ。
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