畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

穀雨

2010-04-20 19:46:56 | 農作業
4月20日(火)  のち 

降るか降らないかのような、朝からの天気。昼前から、小雨が降り始め、ワイパーを動かそうかどうか、迷う位の雨が降り続く。
二十四節気の「穀雨」にぴったりの天気となる。と同時に、七十二候だ。
葭始生(よしはじめてしょうず) ヨシやアシが芽を出し始めるころ。

代かきを始める。
今日は、農業機械屋の実演機を借りての代かき。ヤンマー農機のクローラー(キャタピラ)式のトラクターだ。タイヤのトラクターだと、輪立ちが深く入り、どうしても深くなる。田んぼの深いところでは、鉄車輪を付けないと、空転して、脱出できなくなることもある。クローラーだと、接地圧が小さいから、沈むことがないからと、最近よくつかわれるようになった。
私たちの耕作している田んぼは、条件の悪いところが多い。これから、歳をとるにつけ、苦労するのが目に見えている。鉄車輪の取り付けなど、重労働はきつくなる。体に無理をさせないで、農業をやり続けられるよう、考え、対策を立てて行かなければならない。そこで、今回、実演機を試してみた。最も条件の悪い田んぼの一つで、どれだけやれるかの試験だ。
実演機は、キャビン付き。雨が降っても濡れないし、エアコンまで付いている。今日のような雨天でも、車の運転感覚で、作業できる。タイヤの今のトラクターだと、逆立ちしそうな用の所も、あまりもんだいなく、作業できる。最初耕した輪立ち跡が深く沈んだから、若干の沈み込みは感じるが、至って快調に、作業出来た。
家の周りの田んぼ、60a強、代かき。