ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

2284    ホクセツサンデー  重賞初制覇

2011-04-07 18:40:16 | Weblog

※ 出陣前のホクセツサンデーと川原騎手。
  大勢のファンの見守る中、期待と緊張がみなぎる瞬間だ。
  クリック♪

きのうは第43回菊水賞。

菊水賞

ホクセツサンデー、ハレの舞台というのに、朝、布団の中で目覚めるとノドが痛い。
これはマズイなあと思いつつ、布団を暖かくかぶり直してもうひと眠りするが、次に目覚めると一層ひどくなっていた。
暗い気持ちで起き上がると、頭が痛くてちょっとフラフラする。 微熱もあるようだ。
リビングへ出て、「風邪みたいだから、きょうは午後から行こう」 というと、「ハ~?」 と露骨にイヤな顔をするN。
仕方ないので、家に余っていたトローチを舐めながら、いつもどおりの時刻に出発。


この日は風は強いがいい天気で、新聞の最高予想気温は21度だ。
ゲンかつぎで、アルドラゴンジャンパーを着る。

競馬場へ到着しても、やっぱりシンドイ。
ひたすらアメを舐めつつ予想に励むが、するり、するりと当たらない。
外れ続ければ、当然、身体の調子も悪くなる一方だ。
お昼を食べに行く気力もなく、Nに何か買ってきてもらうように頼む。
しばらく待っていると、園田屋のヤキトリと巻き寿司とヤキソバを抱えて戻ってきた。
分け合って食べると、体の具合も少し持ち直したようだ。


この日は木曜なので、レース後半のパドック解説はSTさん。
こんな体調なので、すべてお説のままに買うと、これがポンポン当たりだった。
おかげで、メインにつぎ込む軍資金ができてひと安心。


10Rの終了と共にパドックへ繰りだす。
右端のフェンスに陣取って間もなく、菊水賞出走の3歳馬たちが姿を見せ始める。
3番ホクセツサンデーも、みんなと一緒に落ちついて出てきた。
しばらく見ない間に、ちょっとお兄さんになったようだ。
そしてパドックの隅には、いつものように、サンデーをやさしく見守る田中範雄調教師の姿が

きょうの大舞台には、幸か不幸か、宿敵オオエライジンの姿がない。
グリーンアイズも然り。
これはサンデーには願ってもない大チャンスなのである。
しかも鞍上はベテラン川原。
新聞によると、数日前の追いきりも上々だったらしい。
しかし、こういう時ほど悪く考えてしまうのが私の欠点。
前走と同じくナナクサの逃げ切り、キムタケのエルウェーオウジャ、安定感のあるニシノイーグル、一発も有りうるホウギョクがコワイ。
どんなに下馬評が高くとも、終わってみれば 「やっぱり3歳勢はわからんわ~」 のセリフに屈することのないよう、5頭の馬単ボックスを購入。
結果的には大アホな買い方だったのだが・・・・。


本馬場へ返し馬を見に行くと、久しぶりにドンドンさんと会った。
そのあと、となりの男の子からとつぜん声をかけられる。
きょうはホクセツサンデーの応援に来たんですよと答えると、なんと

「ぼく、このあいだまで厩務員をしてたんです」
「ホクセツサンデーも担当してましたよ」 


ウ~~~ン。
これだから人生は捨てがたい。
ホクセツサンデーから噛まれたという爪の傷まで見せられ、思わずこちらも噛み付きたくなる(?)

間もなく重賞のファンファーレが鳴り、10頭の3歳馬が一斉にスタート。

思ったとおりナナクサがハナに立ち、それをピタリとマークするホクセツサンデー。
掛かっている様子もないし、抜かりない作戦のようだ。
木村のエルウェーオウジャは、それより少し離れた3番手を追走。

2周目に入って間もなく木村のムチが入りだすが、前2頭もペースは落ちない。
そして4コーナーからグイグイ押し上げるホクセツサンデーが、やがてナナクサを交わし先頭に立った。
「サンデー、がんばれー!!」 「サンデー、いけいけ~♪」
勝利を確信しながら、厩務員の男の子と一緒になって声援を送る。
そして我々の目の前で、2着馬に2馬身差をつけてゴール。

オ~イオイオイ オ~イオイオイ  


その後、“第43回菊水賞” と染め抜かれた青いマントをはおり、背中に川原騎手を乗せたホクセツサンデーが改めて登場。
長い紅白の手綱を関係者にとられ、めでたい口取り式の始まりだ。
範雄先生が何度も何度もサンデーの首をなぜているのが印象的だった。
そのあと、スタンドを向いてファンサービスをしてくれるサンデーだったが、最後のほうは飽きたらしく、激しく前掻きをして皆の笑いを誘っていた。

最後はウィナーズサークルにて表彰式。
被害に遭った関東の競馬場から、せめて関西の競馬場は元気にやって欲しいとのコメントが告げられる。
関係者の人たちは、あらためて身の引き締まる思いだったのではないだろうか。
川原騎手の勝利者インタビューを見届けたあと、急いで帰路につく。


さすがに家へ戻るとグッタリだったが、うれしい余韻は一晩中続いた。



ホクセツサンデー、重賞初勝利の春



おわり
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする