ルンルンピアノ

ピアノ教室の子どもたちとの楽しい毎日。。。。。。

773         前夜祭 (後編)

2007-09-04 21:24:30 | Weblog
ほどなく姫路セントラルパークへ到着。
かなり広い敷地らしく、最初のゲートからサファリゾーンまで結構距離がある。
まずはお目当ての 『ドライブスルーサファリ』 へ。
ゲート入り口で入園券を買い、引き換えになにやら四角い機械を渡される。
なんだろうと思っていると、突然、サファリでの説明や注意事項が流れてきた。

「いかなる場合でも車から降りないでください」
「ドアは完全にロックして、絶対に開けないでください」
「窓・サンルーフは完全に閉めてください」
「緊急事態が発生した時はクラクションを鳴らしてください。 係員が駆けつけます」

 聞いているうちに緊張感が高まる。

いよいよドライブスルーサファリ、最初のゲート前へ出る。
このサファリは 『猛獣ゾーン』 『草食A・B・Cセクション』 『大型草食ゾーン』 に分かれているようだった。
頑丈そうな金網で出来た大きなトビラが自動で開く。
トビラは2重になっていて、うしろのトビラが閉まったあとで前方のトビラが開く仕掛けだ。
緊張感はますます高まる。

まず最初はチーターセクション。
1枚目のトビラに
『タイヤを噛んでパンクさせるチーターがいます』
『お車にチーターが接近しましたら速やかに移動して下さい』 の注意書き。
緊張感がほぼ最高潮に達する。

ドキドキしながら、ゆっくりゆっくりと中へ進む。
車道の両脇はアフリカの小さな草原といった雰囲気で、想像していたよりはマッタリした空気が漂っている。
「チーター、いるかなあ」
「どうやろう」
と言っているうちに、すぐ左手の木陰に 発見。
4,5匹が一緒に寝そべっている。
(おひょー! 居たねえ) チーター
チーターはあちこちの木陰でくつろいでおり、けっこうな頭数のようだ。
閉まった窓越しからパチリパチリ。

そのあと、ライオン・トラ・シマウマ・バーバリーシープ ・ブラックバック・・ムフロンアメリカバイソン などなど。
1つのゲートにつき1台、しま模様のデザインの車に乗った係員が控えている。
(何かあったら飛んできてよ。 ヨロシク頼むね)

広々とした柔らかそうな草地に溜め池や石垣などが作られており、どの動物もゆったりした表情で、うろついたり眠ったり石垣に登ったりと好き勝手に過ごしている。
車にもほとんど関心を示す事なく、実にノンビリとリラックスしているのだ。
シマウマをこんなに至近距離で見るのも初めてだったが、その美しさは感動的だった。
シマウマは、‘白地に黒の縞模様’ が正解だと思う。 

その後、カバ(池の中で夫婦そろって昼寝中、背中しか見えなかった)
アフリカゾウ(体重4000キロ~5000キロ)、サイ(近眼で怒りんぼ)、マーコール、バーラル
フタコブラクダなど。
ラクダは2人の飼育係の男性からホースで水浴びさせてもらっている最中だった。
ウットリした表情でおとなしく洗われている姿がなんとも可愛い

それにしても他の車の姿がない。
アフリカゾウの前で1台見かけただけで、あとは全くの貸しきり状態だった。
普通は40分で回るコースらしいが、きょうは1時間ほどかけてユックリ見る事ができた。

ドライブスルーサファリを出てウォーキングサファリへ向かう。
ここは文字通り歩きながら動物と触れ合うゾーン。
クマ牧場のヒグマが、立ってエサをねだる姿に感動
フライングケージの中では、細い歩道の両脇を、様々なトリ達が好き勝手に歩き回っている。

キバタン、 ルリコンゴウインコアカハシハジロ、フラミンゴ、カピバラ(最近、どこかの動物園で他の動物を襲って殺したという記憶がある)、コモンリスザルワオキツネザル、インドクジャク(茂みの中からヒョッコリ出てきたオス。 本当に美しかった)、ホロホロチョウプレーリードッグ (以前、安用寺五段が飼っていて死なせてしまった) などが、そこらじゅうワラワラと歩き回っている、ルンルンにとっては夢のような空間だった。

さすがに暑さと歩き疲れで、スカイサファリ に乗って戻る。
Nはアイスクリームやかき氷を食べ詰めで、お腹が痛くならないか心配だった。

余力があったので、隣接する遊園地へ行く。
手始めにメリーゴーランドに乗る。
私は1番大きな馬を選んで颯爽と(本当はドン臭く)またがる。
Nを見ると、ウサギの馬にチョコンと乗っていて可笑しかった。
お客は私達だけなので、係員の男性が写真を撮りましょうかなどと親切だった。

次にお目当ての観覧車へ行くが、いざ乗り込んだ直後パニックになって飛び出す。
想像以上に狭くて暑かったからだが、係りの女性からフシギそうな顔でチケットを返される。
あとは恐そうな乗り物ばかりで、なかなかチケットの使い道がない。

暑さと疲れで頭痛がしてくる。

『南極物語  -30℃ 氷点下の体験』 という文字とペンギンの絵が描かれた建物の前で立ち止まる。
「暑いからここがイイやろう」
「大丈夫かなー、ちょっと心配だけど」
「ダイジョーブ、ダイジョーブ。 大した事ないって」

迷ったあげくNだけが先に入った。
出口のところでドキドキしながら待っていると20秒ほどで出てくる。
「あ~、涼しくて気持ちよかったァ♪」
「寒くなかった?」
「全然! ほんと気持ちよかったでー」
「フーン・・・・じゃあ私も入ってみようかなぁ」

おそるおそるNと一緒に入る。
中はさすがに涼しいが、密閉された世界はどうにも息苦しい。
ペンギンやエスキモーの人形をチラリと見たあとは足早に出口へ急ぐ。
暑い世界へ出てホッとした。

帰り道、売店の前にあるプリクラのような機械で、記念絵ハガキというのを写す。
キリンの写真をバックに選んだが、Nの操作が早すぎて、ニッコリ微笑もうとする前にシャッターが下りてしまったので仕上がりはイマイチ。


帰りは山陽道に乗る。
途中、『淡河PA(初めての人はゼッタイに読めないでしょう。 オウゴと発音します)』 で10分ほど休憩
家に着いたのは6時ちょっと過ぎだった。


ちょっとハードだったけど、忘れられない前夜祭となった


おわり


コメント (4)
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