逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



関東圏の自転車ブログを覗いていると、梅と桜のお花見記事が一杯。ここ塩尻ではまだ氷点下の最低気温で、切り取った梅の蕾を室内に置けば咲いてはくるものの、桜の便りはまだ1ヶ月先となる。
でも南北に長い長野県のこと、東京よりも緯度的には南の、県最南端に行けば桜があるだろうと宿を出た。
天竜川を下れば、中部電力の平岡ダム。まずは中国人殉難の碑を拝んでからダムを見る。


春の改修工事真っただ中。戦後まもなく作られた平岡発電所も、後で見る戦前の泰阜発電所も水車の修理を渇水期の今頃、工場でよくやっていたのが懐かしい。


平岡駅で梅と桜の名所はどこかをお聞きして、やってきました、鶯巣(うぐす)の梅園。


だいぶ木が年取ってきているのと、梅園の一部は新しい天竜川橋の基礎工事の現場となり、だいぶ荒れ果てているもののほんのりとした梅の香りは本物。


とは言え、お茶畑の向こうに梅園なんて、長野県とは思えない風景ではある。


梅の次は桜を。飯田線の秘境駅の一つ、伊那小沢(いなこざわ)駅の構内に緋寒桜が数本あるとのこと。


本数があまり多くないことと、今年は暖かくなったり寒くなったりで、咲きそろっていないが、とうとうと流れる天竜川を背景に少しピンクの強い緋寒桜が咲いている。


お花見もできたので、私的には電発の早木戸、新豊根、佐久間の発電所も見たいのだが、県境を越えなければならないので、今回は自粛、またの機会として、ここから北上する。
天竜川が山を削り取っているので、いくつもの谷を登り、細い道を辿って、今日の2つ目の発電所、泰阜発電所へ。
存在感のある直径数メーターの水圧鉄管。


その上流には、飯田線の線路間近に巨大なサージタンクが4つ。


発電所からさらに遡って、悪名高き泰阜ダムへ。悪名と言うのは、天竜川の本流をここで堰き止めているので、大量の土砂が溜まって、洪水調整能力が殆ど無くなっていること。


最南端から県中央部の塩尻まで帰ってきたら、折からの強風による岩垂砂漠からの砂嵐で、視界が悪いし、気温も低い。県南の温暖な春から、冬の嵐にもどってきてしまった。



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