逆風に抗して Against the wind,♪ we are running against the wind.♪
ここではないどこかへ。モモンガーの旅
2018年に横浜から信州にUターン
自転車と日々の生活を
綴ります。
 



三浦半島一周する時に通る浦賀ドックの変化する姿が気になっていた。

船のブロックを吊り上げる巨大クレーンが乗っていたのに、最近取り外されて、鉄骨だけになっているのが外からみても痛々しかった。



造船ではないが、厚い鉄板を切って張って、機械で加工して、数千トンの大型機械を造る所が私の仕事と似ているから。

で、今日、その住友重機械の浦賀ドックの中で中島三郎助祭りが開催されるというので出かけてみた。


エンジンを作っていた主機関工場。独特のタービン油の匂いと、重量物に傷がつかぬよう木材が敷かれた荷捌き場、機械固定用の鉄床、懐かしい風景だ。


ペリーの黒船からもらった、シチュー鍋とシチューを浦賀のB級グルメに売り出し中。


中島三郎助も興味深いけれど、私の目的は、ドック内探検。
かって、黒船と交渉に当たった中島らが詰めていた屯営跡、


その向こうには、20年前に大改修されたのだが、10年前に使うのをやめてしまった2号乾ドック。100数十メーター先のバルクヘッドの向こうは太平洋だ。


ドックの周囲は荒れ果てている。巨大クレーンは取り外され、走行レール用の枕木が放置されている。

そして、工場の反対側、道路に面した所に、たぶん数十年以上前のレンガ作りの乾ドック。


道路からは、取り外されたクレーンしか見えないが、こんな大きなレンガ作りのドックがあったんだ。
みなとみらいにある今ドックヤードガーデンと呼ばれている三菱重工ドックの方が歴史は古いのだろうが、これほど大きくはない。それに、歴史と言うなら、この場所では、あの咸臨丸も修理されていたのだから、こちらの歴史の方が古いとも言える。

しかし、取り外され、放置された重機が悲しい。

と、感慨にばかり浸っていられないので、相方の希望で叶神社へ。



自転車乗りにも話題の浦賀の渡しで、両岸にある叶神社にお参りすると、願いが叶うのだとか。


最後に、私のお気に入り、横須賀魚市場の食堂で生カキ+寿司+マグロステーキ丼+蕎麦。

これだけ頂いて、3千円以下。ありえねぇ~!



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