今は野に花の無い時期、今日はなばなの里にある温室(ベゴニア館=入場料¥1000)に入り込み、人出が少ない事をいいことに、木工で自作の車輪付きの”カメラキャリヤー”なる物を持ち込み、三脚を立てカメラにはマクロ撮影専用の「リングフラッシュ」まで付けて撮影をしている。
ここは温室なるが故に、葉の隙間などに背景のガラスなどが写り込む。その為に撮影は逆光状態となり、花には影が入り込む事が多い。この場合普通は「露出」を増やして、陰で暗くなった部分を明るくするが、そうすると他の部分まで明るくなり”露出過度”状態になってしまう。
そんな場面に「リングフラッシュ」と言う、レンズの外周から光を発する特殊なフラッシュを使うと、その影は無くなり、適正露出が得られる。つまり、花の部分を重点的に”より明るくする”事で、背景との明るさの差を大きく出来るのである。
マクロないしは超マクロ撮影では、極端に被写体(花)に近づくから、被写体と 背景との距離が相対的には遠くなり、且つ明暗差が大きくなる事で”真っ黒な背景の写真”になるのであるが、ここでは逆光状態であることと、花と葉が接近しているために、真っ黒とはならないが、逆にこの方が不自然に黒くならないメリットもあり。
しかし、フラッシュの明かりは花に重点的に当ててるとは言うものの、葉にも当たるし、幾分”絞り”込んでいる関係で、背景をボカすどころか、かなり邪魔な存在となってしまったのは残念なことであった。この辺りは更に検討し改善しなければと思うのである。
「フクシア」
「フクシア」を”ホクシア”と呼ぶ人もいるが、これは一部の園芸店で目新しさを付けるために、あえて付けたのか、又は、訛って読んだと言う説があるようだ、なお、スペルは Fuchusiaである。
なばなの里での”花ざんまい”はまだ終わらない、次は”あまり見かけない花”をお届けする。