メダカの餌やり以外に用の無かった、工房に久しぶりに入った。 腐食で壊れかけのプランターカバーの作り変えのために、プランターの寸法を測り、図面のようなものを、ホワイトボードに書き、以前大型のメダカの館に使用していた、木材の内使えそうなのを残していたので、それを使うことにした。
下は古くなった、プランターカバー
切断は素材が短いので、卓上ノコギリで切ることにし、材木をセットし、切粉の吸引に使っている真空掃除機のスイッチを入れようとして、探したが見つからない。1~2分探した後やっと見つけたが、このほかにいろんな約束事があるが、全て記憶によるので、先が思いやられる出足となった。
卓上ノコギリで切って見ると、高速回転のために、通常はカンナを掛けたようにきれいな表面となるが、切ってみると切断面が荒れている。 そういえば前に、金属を切ってしまい、刃が欠けたことを思い出し、予備の刃と変えようとして、丸ノコを外そうとするが、固く締まっており、どうしても外れない。
しかし、よく見ると、六角ボルトの表面にL(Leftの略)と書いてあるではないか!。この丸ノコは右回転のために、左ねじで刃を取り付けていたのだ。回転物のネジ止めは危険が伴うので注意が必要と、あれだけ心にとめていたものが、すっかり忘れ去っているのには、何をか言わんやであった。
材木の切断が終わったので、次は組み立てであるが、木の接合は全てを木ネジで行うので、電池式の電動ドリルドライバーを出してみたところ、日立工機の2台、リョウビ、松下電工の全てが電池不良で、充電も出来ないことが判明した。良いのは比較的新しいマキタは、予備の電池も含めて使うことが出来た。
電池不良は電池を購入すれば、動くが古いので、取り寄せが必要と思われるので、ひとまずは、元気なマキタの一台を使って、組み立て作業を開始した。材木が小さいと割れることがあるので、3.2mmの木ネジに対し、3mmの下穴と同時に皿モミをし、その後、ドライバーに変えて、ネジ締めを行うのである。
ところが、材木が「ベーマツ」であるし、古材のために乾燥しきっているので、相手方が割れることがあるのだ。そのために相手方も2.5mmの下穴を開けねばならないのだ。この時従来なら、①2.5下穴用、②3の下穴と皿モミ用、③ネジ締め用の3丁のドリルドライバーを使用するが、電池故障で1丁でやるから、何んとも効率の悪いこと甚だしい。
差し込むだけで、使える木工用ドリルなら、まだ救いはあるが、ドルルドライバーが一丁であり、鉄工ドリルを使うために、ネジ締めの3爪チャックを使わねばならず、更にネジ締めの個数が極端に多いので、こんな時のために、何丁ものドリルドライバーを用意しているのに、1丁しか使えないのであった。
それでも、苦労し時間をかけて、やっと組み立てが完了しただ、古材を使っているために、前の取付穴などが多数残っている。そのままにすると、そこに水が溜まり腐食の原因となるし、見栄えも悪いから、その穴埋めの「パテ拾い」は、古材故のどうしてもやらねばならない作業なのだ。
パテの入った缶を出してみると、上の半分ほどは、固く固形化していて、容易に粉にならないので、上部1/2程を捨てた結果、残り半分は粉になったので、使えるかもしれないと思い、塗って乾燥させてみた。翌朝見ると、固くなっているので、使えるものと判断したのであった。
次は塗装であるが、従来は私の好みで、白色にしていたが、白色の水性塗料はカチンカチンになっており、到底使えないので廃棄処分とした。 他にアイボリーやライトブルーの水性塗料は、濃くなっているものの、薄めればつかえそうなので、ほっとした。なお、塗料はその密閉度を高く保ったことが、再使用を可能にしたようだ。
そして出来上がったのが、次の写真だ!。
このあと、接地部分にアルミ製の角パイプを、外周4辺に貼り付けたら一件落着なのであった。これは、腐食を少しでも遅らせるために、最近のものは貼り付けている。
次の仕事は、玄関先のエアコンカバー(兼・花置台)であるが、それは次回にする。
つづく