今から約11年前に、退職する際に皆が選別に何が良いかと聞かれたので木工用機械が欲しいなあと言ったら、二十数万円あるから、欲しい物をと言われたので、ホームセンターに行き、私が使えそうな機械、器具を選んだ所、その通りの物が自宅に届いた。
過去は掛け軸とか絵画などを選ぶ人が多かっので、こんな注文をしたのは私位のものと、少し恥ずかしい思いもしていた。しかし、その辺りには興味が無く、実用的な物がいいと、漠然とした思いは持っていた。
正直な所、その時点で退職後の多くの時間、木工をやるなんて、少しも思っていなかった。ただ、機械をいじるのが好きであったし、最近は安くて良い機械や便利な工具が売られていると知ってたから興味があったに過ぎないのである。
そんな訳で仕事を辞めてから、直ぐに木工を始めた。初めはいつものように単に”初物喰い”であって、じきに飽きて放置するものと思いつつも、小さな物や、家や物置きの棚などをこしらえていた。そして二年目に入ると、遂に工房まで作ってしまい、本格的になってきた。
こうなると、安易に”飽きたから止める”と言う事も出来ない程に、機械、工具、材木、ネジや蝶番や塗料などの手持ちを充実させてきた。大概の事は何も買わなくても、すぐさま取りかかれる状態にしたから、安いものばかりではあるが、材木の保管量はかなりあり。
出来が悪いから”受注”が途切れたり、手術の為に重い物を持つ事さえ制限されたりして、二年近くご無沙汰していたが、運動不足の弊害が出始めたし、体も良くなったので、この在庫の木材を少しでも減らし、ついでにブログのネタにと再開したのであった。
「小熊が引く荷車型飾台(A)」 作品No 13-08a
小熊の積りで作ったが、たぬきと言われても止むを得ない形をしているが、これを切り出すのは、「卓上糸鋸」に頼っている。細い糸のようなノコギリのために、厚い板、固い板は相当に時間がかかり、無理をすると直ぐに切れてしまう。
そこで、丁度「ラワン材」の板切れが残っていたので、この柔らかい木なら簡単に切れるので、”箱”を含め使うことにした。輪(φ120mm)は30厚の杉材、細木は檜材。

塗装前の組み立て状態。

塗装(水性、水色)後の状態。
引き手の”小熊”は取り外しが出来るようにしてあり。

”マヌカン”を我が庭で探したが、春はまだ浅く、美女は不在であったので、止むなく園芸店に行き、安いのを探して来るはめになってしまった・・・・・・・。
載せたた花は「ボロニア」。 (¥680)

買って室内に置いてから2年程建つので、かなりスマートになった、「パギラ」。
No17
「小熊が引く荷車型飾台(B)」 作品No 13-08b
箱に使った材料は、パイン集成材と檜の端材だ。他は上記と同。

塗装前の組み立て状態。

塗装(水性、クリアー)後の状態。

引き手の小熊は取り外し可能としてある。
ここも「パギラ」を載せて見た。

「載せた花は「フキザクラ(商品名:プリムラ・シネンシス)」。 (¥150)
No18
載せた植物は「ジャスミン」、まだ蕾の状態。 (¥480) まだ香りはしない。
No19
ここまで連続二作品(4個)は、久々に子供だまし、オモチャを作った。
この後は、「異型コーナー用小棚」を掲載する予定である。