昨年秋にご近所から戴いた「ボタンクサギ」の苗を植えたので、その成長の記録をまとめて見ました。 ボタンクサギの「花写真館」へはここからどうぞ。
春のまだ早い時期、新芽が木の先端から出ました。最初は色が異なるので、違う種かと思ったほどでした。 (撮影日 2014.04.02)
大きな葉が上から順に各節ごとに”対”(対生という)で出てきます。 (撮影日 2014.04.22)
6月になると、茎の頂上にひとつ、その周りに4本の茎が伸びて更にその各茎が二つに分かれた上にそれぞれ数個の花の蕾らしきものが付きます。 その5本の茎で作る、花の束がそれぞれ正方形になります。その様が十字に並んだように見えました。(撮影日 2014.06.14)
蕾が膨らみ、色が濃くなって花らしくなってきました。まだ十字は保っています。 (撮影日 2014.06.28)
いよいよ開花です。つぼみが膨らんで大きくなり、それが割れてはなびらが確定します。 (撮影日 2014.06.30)
そして満開です!。真ん丸になりました。 (撮影日 2014.07.03)
上の花を見ると、はなびらが”丸っぽい”のと細長くなったものが混在してますが、下の拡大写真を見るとわかるように、全ての花びらは一日を経過すると、花びらは両外側に向かって反り返り、一本の棒のようになったのです。
花は木の頂上にひと塊だけ咲きます。
この花の和名は「牡丹臭木」と言い、少し可哀想な名前が付いていますが、それもそのはず葉を揉んだりすると嫌な匂いがします。 しかし、流石に花はかすかですが、芳香があり、虫を集めていますが、幸いな事に我が家の庭に嬉しい珍客が訪れました。
わずか一分足らずの訪問でしたが、幸いにしてカメラに収めるこができました。
早くも散り始めです。 (撮影日 2014.07.04)
木から花の付く茎の数は最初の5本のみと変わりませんが、その5本の茎の先端から、次々とつぼみを出してくるので、全体としては長い間花としての体裁を保っていますが、個々の花は一日で散るはかない命でした。
ひとつひとつの花の命は短いですが、次々と新しい蕾が出てくるので、”花の塊”全体としては、半月近く花としての形を保ってましたから、長く楽しむことが出来たのでした。
最後の一輪がまだ頑張っています。 (2014.07.16 撮影)
そのあと、花がらは茶色く枯れたので、切り取ると、その下の節目から新しい芽がでてきましたが、花は咲かないと思います。
このあとは、秋になると葉がすべて落ち、ただまっすぐ一本の、枝のない木立で冬を越すのです。なお、この後も見て行きますが、ひとまずここで、投稿することにします。