私の「花写真鑑」にまだ登録されてない花(以下“新種”という)を見付けては、連絡してくれている友から、「イヌナシ」と「トウインヤエヤマザクラ」の開花が近いからと、連絡してくれたのであった。 開花にはまだ時間が掛かりそうであるが、場所の確認と、開花時期を見計らうために訪れている。
「イヌナシ」については、先に鳥取神社の境内にあることを確認したが、まだかなり時期は早く、一週間以上先が見頃と読んだ。 もう一つの目標は「トイウンヤエヤマザクラ」であり、それを求めてここにやってきたのであった。 (撮影 2017.03.27(月))
「山田溜公園」
三重県員弁郡東員町大字山田半ノ木
町の案内によると・・・・
3つの溜池(北から上溜・中溜・下溜)を利用して造られた自然公園です。面積は70,000㎡です。芝公園・太鼓橋・スイレン池、シャクヤク・菖蒲(ショウブ)が植えられています。春にはイヌナシやヤマザクラが咲き、夏には木陰で休めるスポットとなっています。秋には紅葉を眺め、冬には渡り鳥の観察などで四季を楽しめます。
「トウインヤエヤマザクラ」を探して公園内をあるいていたら、案内看板らしい物が見えたので、近づいてみると、先に「鳥取神社」にあった物と同じの「イヌナシ」であった。
「イヌナシ」 「花写真鑑」 未登録
ここは“つぼみふくらむ”程度であり、開花は間近かと思われる。
黒い実のようなものは、昨年の実だろうか?>
公園内をひと回りしたが、「トウインヤエヤマザクラ」には、お目にかかれなかったので、一旦車に乗り、外周を回った所、それらしきものがあったので、近くに寄って見た。 そして、その案内板には、町教育委員会名にて・・・・
この桜は、平成6年に発見され、学術上価値の高い物として、町の天然記念物となった。
奈良の八重桜ににているが、葉や花柄にも毛が無く、めしべが二本あるものがあって、花が終わると柄の先に二つずつ実が並んでつく山桜である。
分類学上、京都亀岡市の「コノハナザクラ」と同種の特徴をもち、世界に二本だけしか見つかっていない桜である。(中略)
・・・・とあるが、木は生きているようには見えない。 力なく垂れ下がった枝先を持ってみると簡単に折れてきた。 折れ口は茶色く、とても生きているようには見えなかった。 素人にはこれ以上確かめようがなかったので、花の時期が来たら、わかるだろうと、ここを離れた。
友の情報によると、「トウインヤエヤマザクラ」はもう一本別の所にあると言うので、それを探すために、再度車に乗って出掛けた。
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