パソコンのプロバイダー変更やホームページのリニューアルに際し、各種設定を自力で行う決意をしたが、その際失敗してパソコンライフが途切れる事の防止のために新しくパソコン(以後”新機”と言う)を買って、それを立ち上げと移転を完成させるまで、旧機(従来から使ってるマシン)を使うよう安全を期しました。
いろいろトラブルはありましたが、移行は完了しました。しかし、旧機がWindows Vista(デスクトップ)で、新機がWindows8(ノートブック、以後W-8と略す)であったがために、余りにも変わり方が激しく、その後新機は私には到底使いきれないとして、机の隅に放置していました。
しかし、更にその後、旧機は購入6年経過でトラブルが起き始め、突然のクラッシュも想定できる状態になってきました。 W-8の改良版W-9が来年出るようなうわさもありますが、折角買ったものをここで放置は如何にも勿体ないし、慣れと改良で何とか使おうと考えたのでした。
つい先日までは、無駄な買い物をしたと後悔をしてましたが、何冊も本をあさり、友にも教えを乞うて四苦八苦しながらも、色々な対策を実施した結果、従来に増して使い良さを達成するとともに、最新のパソコンを味わえるようになったので、ギリギリの所でしたが、諦めなかった事を今はよかったとさえ思っています。
しかし、ここまで来るには多くの紆余曲折があったし、放棄しかけた事もありましたが、友の協力と助言などもあり、漸く道が開けた思いなのです。よって、私自身の今後のために備忘録の意味も含め書き残そうとしたものであります。この事を友は我々のパソコンライフは、パズルか推理小説の謎をとくようなものだと言いますが、確かに頭の体操には”もってこい”でした。
1. 最初の「サインイン」をしなくてもパソコンを開けるようにする。
パソコンを電源ONした時に、毎回「サインイン」を要求してきます。 今まで無かったことですし、自分のパソコンを家で開くのに、何故なのだ?の疑問があり、腹立たしいものです。会社で使う場合などを想定しての事でしょうが、パソコン開けたその最初から非常に煩わしい 思いをするので、一番初めに変えたいと思ったことでした。 ・・・でそのやり方は・・・
① 「スタート」ボタンを右クリック
② 「ファイルを指定して実行」をクリック
③ 名前の欄に「control userpasswords2」と入力し「Enter」キーを押す
④ 登録されているユーザーが出るので、反転表示させて指定する。
⑤ 上の「ユーザーがこのコンピューターを・・・」にチェックマークを入れる。
⑥ 「OK」をクリック。
⑦ 「自動サインイン」画面にパスワードを入力し、「OK」をクリック。
これで完了ですが、私の場合、始めに「パスワードが正しくありません」と出たので、再度初めからやり直しをしたらサインインの要求画面が出なくなりました。電源スイッチ投入後、パスワード入力もなく、スタート画面がすぐに出るようになるのです。(パスワードが間違っていなくてもこんな場面はあちこちで遭遇しますので、慣れたものです)
2. 「スタート画面」を出さないで、従来からの「デスクトップ画面」を最初に出す。
慣れないこともありますが、いきなりタイル画面が出ると、何をしたら良いのか、戸惑ってしまいます。適当にタイルをを押すと戻ることも、他にゆくことも出来なくなります。それに、使いたいと思う「アプリ」は極めて少なく、私には”無用の長物”と写ったので、従来通りの「デスクトップ」が最初に開くようにしたのです。
① 「タスクバー(画面一番下のバー)」の何もない部分を右クリック。
② 「プロパティー」をクリック。
③ タブの「ナビゲーション」をクリック。
④ 「スタート画面」と書かれた中の「サインインまたは画面上の・・・(一番上)」にチェックマークを入れる。
他の色々な対策をした事もあり、今は扱いにくい「タイル」の場面をほとんど扱うことが無くなりました。 タイルにある比較的よく使うアプリは、タスクバー(後述)に「ピン止め」したので、即座に開けて使う事ができます。
3. 従来使っていた「スタートメニュー」をタスクバーに入れる。
「コントロールパネル」などは、Windows8.1では、①「チャーム」を出し、②「設定」をクリックしなければなりませんが、タスクバーにそのメニューを出しておけば、即座に行けます。 やり方は・・・
① 上記1.と同じ方法で、「「ファイル名を指定して実行」を開く。
② 「名前」の欄に「shell:start menu」と入力
③ 「OK」をクリックすると、タスクバーに「スタート」のボタンが現れます。
なお、もっと詳しいメニューを出したい場合は、「Classic Shell」をインストールするやり方もあるようですが、私はそこまで必要はないと考え、まだやっていません。
4. タスクバーの改良
いくつかの画面を開いて作業を行う場合は、細くて一番下にあるので、普段は気にならないですが、パソコンがノートブックの場合は、画面が小さいので、タスクバーが結構邪魔になります。 また、画像とタスクバーが重なると、画像の下や角にあるボタンなどが操作が出来なくなります(タスクバーが優先される)。
これを避けるために、タスクバーを通常は隠しておき、カーソルが近くに来た時だけ表示するように出来るのです。
① タスクバーの何もないところを右クリック。
② 「プロパティ」を開ける。
③ 「タスクバーを自動的に隠す」にチェックマークを入れる。
④ 「OK」をクリックで完了。
こうしておけば、マウスポインターが近づいた時のみ表示されるので、邪魔になり難くなりました。
しかし、セカンドスクリーンを使うようになって、画面の広さに余裕が出来たことと、よく使うホルダー、ホームページやサイト、よく使うソフトなどを即座に起動させたくなってきたので、タスクバーに加えるものが多くなってきたので、再度表示してすぐに使えるように戻しました。
5.その他のいろいろな改良
・ 表示した画像などを最上部のバーをホールドして移動させますが、それが画面の上端に当たると全画面表示になってしまいますが、便利なようですが、実際には”余計なお世話”で私は、上端に当たっても全画面にならないようにしています。
・ また、言語バーの中には使わないアイコンがいくつかあり、タスクバーの一部を占領しています。 上で書いたように、タスクバーに即座に開けるものを次々と入れることになり、タスクバーのスペース確保のために折り畳み表示としました。
・ 私は、写真を開く作業が非常に多いのですが、その際に常にパソコンに設定されたソフトで開きます。 ”規定値”は搭載アプリになっているために、開くのに時間がかかるのと、加工するためにはそこに再度コピーしなければならないのですが、それをいきなり所定の画像加工ソフトで開くようにしたので、ひと手間省けました。
・ アプリに入り込むと、行も戻りも出来なくなることがあります(実際は方法はありますが、この時点ではまだわからなかった)が、こんな時は「ウインドウズキー」と「下矢印キー」を同時に押すと、デスクトップ画面に戻れるなど、組合せキーでいろいろな事が出来るようになりました。(記憶力の問題は残りますがね・・・?。
・ 前のブログで書きましたが、ノートパソコンにセカンドスクリーンを設置しました。この結果横に23型が並ぶ構成となり、広い画面の中で作業が出来るようになり、いくつもの画面を同時に開けるので、作業性は格段に向上しました。 これは、パソコンに合う接続端子があれば、市販のディスプレーを買って来て、つなぐだけで正常に映りました。
・ 少し話題がそれますが、今回の一連の”あがき”の結果として、私の次期パソコンライフのラインナップが見えてきました。 今まではパソコンは全体がひとつにまとまったものを買ってましたが、次の機会には、少なくも①パソコン本体、②デイスプレー、③大容量HDD、④無線ルーター、 そして⑤プリンターに分けて検討し、それぞれ必要なものを購入すれば、私的に理想的なラインナップが作れるというものです。 さらにはパソコン本体も自分で組み立てるようになれば、本物だと考えるようになってきました。
6. 自動バックアップ
パソコン上では毎日のように、写真の取り込みや加工、取捨選択、各種ファイルの作成や書き込み、HTMLでのプログラミング、ホームページのメンテナンスなどなど多岐にわたり、且、頻繁に新規登録、更新、編集替えなどを行っています。
これを長年続けているので、膨大な量になります。ほかの人から見ればつまらない資料でしょうが、私にとっては極めて大切な財産です。 この財産を守り続けるために、月に一度万一に備えて、”コピペ”を使って、長時間かかって、外付きHDDに複写しておりました。
何しろ時間がかかるのと、月一では十分ではないと思うし、自動でのバックアップが出来るはずだと思い、以前akatomboさんが書いておられるのを読んだりしてましたが、私には十分理解するに至たりませんでしたが、最近になり、友から具体的手法を教わりやったのでした。
私の外付きHDD(メイン)は”I-O Data"の 1Tbであることから、ネットで探したフリーソフトをインストールし、その指示に従って、設定をしただけですが、一発でうまくできました。 こんな簡単なことで、出来るのに、今までなんとロスの多いことをやてたのかと思ったほどです。
今の所、初期設定のままなので、一時間毎にバックアップやってますが、ちゃんと”まじめに”仕事をしており、いつパソコンがお陀仏になっても、重要なデータはきっちりHDDに蓄えられているので、安心してます。
これに関連して、これら資料のメンテナンスをよりやりやすくするようにと、全体ボリュームを削減するために、今後書き込みや更新をしないデータなどは、別のHDDに、もっと古いものはDVDにコピーし永久保存をより確実なものとしました。
7. ファイルの共用
これは、現役時代に会社では日常業務に無くてはならいものであり、簡単に設定をし普通に使っていましたので、簡単に出来るものと思っていました。 ひょんな事から我が家に2台のパソコンが入ったのを機会に、”昔取った杵柄”でやろうとしましたが、何度やってもつながりません。
半ば諦めて、Network Attached Storage(NAS)=ネットワーク対応HDDの設置を検討しました。これは、外付きHDDの発展型のようなもので、言わば”ホームサーバー”のようなもの、一家で複数のパソコンを使ったり、職場で簡単に大型サーバーが使えるようにしたものが、簡単に入手できるようになってました。
価格も外付きHDDの二倍近いですが、最小が1TBで価格が15千円程度で、容量の上はいくらでもと思えるほどのものでした。これはルーターを介せば、保管したファイルをスマホなど多くの端末からも、読み書きが出来る”優れもの”なので、すでにフル活用中の外付きHDDの後継機として絶好かと考えられます。
ここに走る前にと、友に訪ねた所、パソコンのファイル共用は、ごく普通のこと、出来ないことはないと諭されたのでした。それで、改めてネット上で手順を示すサイトを見つけやってみたのでした。そのサイトとは microsoftが出してる「初心者でもわかる!ホームネットワークでファイル共有」 でした。
これでやると、Vistaの載ってる旧機はうまくできましたが、この手順書にはW-7までしか対応していなく、止むなくそれらしくやって見た所、新機から旧機の中は見れますが、旧機から新機の方は見る事ができませんでした。 しかもそれはCドライブに作られた「パブリック」と言うホルダーに入れたファイルのみが読み書き出来るものでしかありませんでした。
もう目の前に来ていると確信し、あちこちのサイトを探しましたが、ぴったり合うものは見つける事ができません。またしても、NASがちらほら頭を過ぎる中、それならばと以前買った本をめくっていたら、W-8に対応した手順を見つけて設定したところ双方から読み書きは出来るが、やはりそれは「パブリック」と言う(共有専用)ホルダー内のファイルに限られてました。
私は大量(5~600GB程度)の写真やデータのファイルがあり、これを常時開いたりコピーしたりしているの で、安全上も考慮して、メインはDドライブとバックアップは外付きHDDに保管し、もうひとつの外付きHDDにはやりかけのファイルなどの一時保管などと使い分けていますので、これを「パブリック」ホルダーに入れる事は物理的に無理なことです。
以前どこかで”家族内であれば、全ファイルの共有は可能”と書いてあったのを読んだ記憶があり、さらに調査したところ、「Windows8.1大全・神業1200」と言う本に、共有したいファイルの入ったホルダー毎に、まるで掛かってる鍵をひとつずつ外すようにやれば共有出来ると書いてあり早速やりました。・・やり方は・・・
① 共有したいホルダーを右クリック。
② その中の「共有」をクリック。
③ 「特定のユーザー」をクリック。
④ 「共有する相手を選んで下さい」と出るので「Eeveryone」を選択。
⑤ 「追加」をクリック。
⑥ 「Everyone」の右のアクセス許可範囲を「読み取り/書き込み」にもチェックを入れる。
⑦ 一番したの「共有」をクリックすれば終了。
この処置をDドライブのみならず、外付きHDDにも行った結果、全ファイルがどちらのパソコンからも読み書きが出来るようになりました。この処理には随分と長い時間悩んだ事もあり、完成したときは、難しいパズルを苦労の末に解いた感激と同じく”やったあ!”と叫んだものでした。
誰かが言ってましたねー!。 ”諦めない気持ちが大切”・・・と、この意味がわかったような気分です。
参考文献
Windows8超入門 宝島社刊 ¥880+税
Windows8快適設定 宝島社刊 ¥943
Windows8.1大全・神業1200 三才ブックス刊 ¥1600