木燃人の波止場

花やお寺や観光地の写真を紹介しつつ、皆さんとの交流を計りたく思ってます、気軽に見て戴き、コメントを戴ければ嬉しいです。

1659 北アルプスの恵み満喫(2)あずみの公園

2017-08-30 08:00:00 | 旅行記

  北アルプスの恵みを求めて、長野県の北西部に来ている。 今回の本命の「白馬五竜高山植物園」へ行くのは、天候不順のため明日に順延したが、この時点では、明日の天気は午前中曇りで降水確率は60%とかなり雨の可能性があったが、みんなの心掛け次第と、晴れる事を祈ったのであった。

 それで、宿泊場所を捜したが、白馬村周辺では、何か催しでもあるのか、数軒訪ねたが、その全てが満室で、宿泊を断られた。 ならばと大町市方面に向かったが、その通り道にあった看板に惹かれて入って見た。  (2017.08.25(金))

 

 「国営 アルプス あづみの公園」

    入場料 ¥410  (シルバー:¥210)

 

 

公園の概要 (長野国道事務所のホームページより抜粋)

国営アルプスあづみの公園は、北アルプスのふもとに広がる安曇野地域にあって、「自然と文化に抱かれた豊かな自由時間活動の実現」をテーマに、長野県内をはじめ広く人々の多様なレクリエーション需要にこたえる国が整備を行う都市公園です。

大町・松川地区
日本を代表するアルプスの山岳景観につながる良好な自然環境を保全しながら、その自然環境を学び、体験し、参加できる拠点として、5つの特色あるゾーンで構成される公園として計画。

堀金・穂高地区
失われつつある安曇野の田園風景を保全・復元し、いつでもその景観にふれたり、安曇野という地域の自然・文化を短時間で体験できる拠点として、2つのゾーンで構成される公園として計画。

 

  空模様があやしいからか、訪れる人の姿は殆ど無く、どこかの“おっさん”が一人暇そうに歩いていた。

 

公園内は相当に広く、足腰が十分でない私には全てを見る勇気は無く、また、友を待たせての一人歩き故にのんびりと見ることもままならないので、近くを可能な限りの足早にてその一部分を見ることにする。

 

 

「フジウツギ(藤空木)

 

 

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)

 

 ハ   ギ(萩)」

 

「レンタルルーム」との表示があった。

 

 

 

 

「ハ リ ギ リ(針桐)」   “新種”登録 第1547号

 花ではないが、我が「花写真鑑」にまだ無い植物であるから、いつかは花の写真が入手出来るであろうことを夢見て(?)、この際“新種”に登録とした。

 

「ア カ ソ(赤麻)」    “新種”登録 第1546号

 どこにでもよく見かける雑草であるが、何故か今回“新種”登録となったもの。

 

 

                     << つづく >>


1658 北アルプスの恵み満喫(1)白馬ジャンプ台

2017-08-28 08:00:00 | 旅行記

  私の白馬五竜高山植物園行きたい願望に友二人が友に賛成してくれて、自由気ままに北アルプスの恵みを享受しようと出掛けたのであった。 2017.08.25(金)二人が乗ったクラウンが我が家に予定時刻の10分前に到着。 午前6時30分我が家を出発。 東名阪、名古屋高速、東名高速、中央道、を経て長野道を安曇野ICで降り、国道147を北上した。 

 この日は北陸から東北にかけて、雨模様の予報があったが、北アルプスの恵みで降らないことを信じて出掛けたのであったが、 生憎と現地は降ったり止んだりのはっきりしない空模様であった。 そこで、今回のメインとなる「白馬五竜高山植物園」は明日に繰り延べとし、今夜はこの近くに泊まることにし、ひとまず近辺の観光地を見る事にした。 

 白馬村まで来たので、ひとまず、長野オリンピックで名を馳せたジャンプ台にやってきたのであった。

 

「白馬ジャンプ競技場」

   長野県北安曇郡白馬村八方

正式名称は、下の写真に於いて
 右が ラージヒル   長野県白馬ジャンプ競技場 K点120m
 左が ノーマルヒル  白馬村ジャンプ競技場   K点 90m

ウイキペディアによれば・・・

 日本で唯一ノーマルヒルラージヒル用のジャンプ台が2つ並んでいるジャンプ競技場であり、1998年に開催された長野オリンピックのジャンプとノルディック複合ジャンプの競技会場として利用された。オールシーズン、スキージャンプが可能な競技場である。

白馬村がノーマルヒル、長野県がラージヒルとそれ以外の施設を受け持ち、昭和62年に基本設計を行った。6年の歳月をかけて、総工費約85億円で1992年11月に躯体施設工事が、翌1993年11月にサマージャンプ台工事が完了した。 

  近くでみると、ジャンプ台の上の部分はかなり高く感じられ、 この高さから飛ぶのは正に命がけと思えてくる。

 

  オリンピック開催時はこのあたりを、世界のジャンパーが闊歩したのであろうか?!。

 

 「青木湖」

  大町市の北部にあり、面積は1.7平方キロ、標高822m、水深58m。 流入河川はないのに、水位が維持されているので、湖底に大量の湧水があると考えられているそうだ。 

 

「ク ル ミ(胡桃)」の実と思われる。青木湖畔で見付けた。

  

 アカツメグサ(赤詰草)

 

 「レストラン あずみ野」 

 

「ニンニク豚丼」  スタミナたっぷりの昼食と相成った!。

  

高速道のサービスエリアで見付けた、「チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔)」の実

  

 

                      << つづく >>

 

 

 


1657 庭の花(2919)ツノニガウリ

2017-08-24 08:00:00 | 我が庭の花

  先日、友が突然訪ねてきていつものように、袋いっぱいの野菜と珍しい果物を持って来てくれた。 瓜を小さくしたような形をしているが、デパートなどでは、一個¥1000程で売られているという、外周全体が鋭い棘でがっちり守られた、初めて目にする果物であった。 アフリカが原産らしいが、ニュージランドの会社がこれを「キワーノ(またはキワノ)」という名前で売り出したものらしい。 

 

「ツノニガウリ(角苦瓜)」  ”新種”登録 第1545号

 ここでは、和名で登録したが、英語名は「ツノメロン」とも言うらしい。 大体の長さ100mm最大直径65mm、目方は300gr程あり、ずしりと重い

 

 指示通り、数日後に切断し食べてみたが、甘みは殆ど無し、やや酸味あり。 種が非常に多く種の周りの果肉を食べるようであるが、”つるり”として、食感は悪くないが、中の種を分離することが難しく、種毎食べるしかなかった。 外の固い皮を除き、細かく切れば、サラダなどに加えられそうである。 種は瓜などと似ており、食しても害は無さそうであるが、結構”はしかい”事から多くを食べるのは抵抗感があり、高価な果物ながら、ほんの一口二口味わったのみであった。 

 

 

「花写真鑑」ながら、最近は実も葉もよしとしているが、どんな花なのか見たくて調べたらあった。 花や葉は「キュウリ」の仲間らしくよく似ているが、実になる部分が極めて特徴的である。 これなら、そう易々と外的にはやられまい!。 (写真はネット上から借用)

 

 

「パッションフルーツ」 

 昨年、二株を鉢に植えて、室内で越冬させたものであるが、内一株に2個の実を付けたのが確か6月だったもものが、8月末が近づいて漸く赤くなってきた。 この後首根っこから二個共にぽろりと落果した。 上記「ツノニガウリ」にくらべたら、実は小さいが、こちらの方が甘く、食べやすい。

 

 

「タカサゴユリ(高砂百合)」 

 「テッポウユリ」によく似るが、タイワンからのお客さんだが、我が家は誰も植えた記憶は無いのに、かなり前から、大きな顔で居座り(?)続けている。  

 

  串刺しのソーセージではなく、「タカサゴユリ」のオシベである。

 

同じく、「タカサゴユリ」のメシベの先端である。

 

 

「ミズヒキ (水引)」

 もう少し時間が経つと赤くなって「ミズヒキ」らしくなるのであるが・・・・。

これをマクロの目でみると、形の詳細が見えてきて、見る者を引きつける。

 

 

「グラジオラス」

  白も緑も球根はあるはずながら、咲いたのは赤と紫のみ。

  

 

                    以上

 

 

 


1656 超マクロ撮影(19)苦心惨憺

2017-08-22 08:00:00 | カメラ写真

  前回の当ブログで、今後の超マクロ撮影の主力レンズとして60mmとしたが、その理由をもう少し分り易くしておきたいと考え、その要点を下の表にまとめた。なお、表中の水色は特筆すべき利点があるという意味であり、赤色は大きな欠点を有し、オレンジ色は余り使いたくない程の欠点を有すると言う意味である。 

レンズ焦点距離40 mm60 mm90 mm180mm
横長さレンズ単体2223.323.022.7
接写68mm8.210.011.313.4
倍率レンズ単体1.11.01.01.0
接写68mm2.92.42.11.8
レンズ端レンズ単体2910059241
接写68mm56981203
鏡胴繰出ナシナシアリナシ
レンズ内径52555572
最大外径69737285
レンズ全長658097166
レンズ単体重量(gr)235400405920

 

  なお、この結果は私の有しているレンズに限定される問題である可能性が大きく、今の市場にあるレンズに当てはめられる事ではあり得ないのである。 なぜなら、40mmは他の三本とはメーカーが異なり、また、90mmはその他よりも2~3年前に購入しており、構造が古いものかも知れないのである。

 下の写真は90mmを最短距離撮影のために鏡胴を伸ばした状態。 この状態に加えて、テレコンや接写リングを装着することは、カメラへの荷重負担が大き過ぎて、破損の危険を感じるのである。

 

 

 結論的には、前出の通り、60mmに軍配は上がるが、40mmの欠点はレンズ端(ワーキングディスタンス)が短い事のみであり、倍率が大きいメリットは捨てがたいものがあり、買い換えがこの先の課題として残るのである。 買い換えでの測定が望ましいことはわかるが・・・・・?。

 

  さて当面は、60mmが超マクロ撮影の主力レンズと決まったので、早速その能力と実用テストを試みた。 先ずは、コンバージョンレンズ(以下Cレンズと略す)の装着方法の実験である。 (時間が経過後この記述を読む場合の事を考えて書いているので、同じ事を重複して書くが、ご理解を賜りたし)

これは、60mmレンズの内径にメネジあり、これを利用して、Cレンズとリングストロボの発光部を取り付けようとするものである。 一般にはレンズの内径のメネジにはフイルターレンズかプロテクターレンズを取り付けるためのものであって、ここにCレンズとストロボを付けることは邪道であり、ねじ山もピッチも小さいので強度的には十分ではないと思われるが、これしか方法がないので試みるのである。

60mmレンズのメネジは55mm。Cレンズにはオネジ37mmが切ってあり、リングストロボの発光部を取り付けるためのアタッチメントには、62または55mmのオネジがきられているので、これらの間にいくつかの「ステップダウンリング(以下Dリングと略す)」または「ステップアップリング(以下Uリングと略す)」を使用して取り付けるのである。 理論的にはこれらのリングガ3個あればとりつけられるが、適正な寸法のリングが販売されていないので、購入することもままならない。

そこで、私の持てるリングを総動員させてみることにした。 つまり、大きくしたり小さくしたりを繰り返し、何とか取り付けられる組み合わせが出来たので、披露したくなったのであった。 私自身出来るとは思っていなかったので、出来ると知った瞬間は奇跡が起きたとさえ思い、一瞬ではあるが感動を覚えたものであった。

それを分解して並べたのが下の写真であり、左端が60mmのレンズ、右端がストロボ、中央一番下がCレンズである。 その間にはUリングが1個、Dリングが4個、ストロボ用アタッチメント1個の合計6個を組み立てるのである。

その“ミソ”は左から3個目のDリングのメネジ(62mm)にストロボのアタッチメントのオネジ(62mm)とCレンズを付けるためのDリングのオネジ(62mm)を両側から、ねじ込む事にある。 有効なねじ山数が少ないので、両側の入る長さが均等になるように、また、ネジを痛めないよう慎重な作業が求められる。 

 

 

この組み合わせは今後も見る事があるので書いておく
60mmレンズ= 
   55♀←♂55
       ∧ Uリング
      72♀←♂72
           ∨ Dリング
         67♀←♂67
             ∨ Dリング
         62♂ →62♀ ←♂62=リングフラッシュ
         ∨ Dリング
         52♀←♂52
            ∨ Dリング
            37♀←♂37=Cレンズ

 全てのリングとCレンズを組み立てたのが下記である。  全ては金属製、結構な目方になり、これが全てレンズからカメラに掛かってくると思うと、不安感が増してくる。

 

 

  これを60mmレンズに付け、カメラに取り付けた状態が下記写真である。

 

 さらに、リングストロボを付け、合計68mmの接写リングを取り付けるとこうなる。 下記の写真。

焦点距離が25mmと短いCレンズの先端が、リングストロボの発光面よりも中に引っ込んでるのは、問題かも知れない。 要はストロボの光が被写体に届かず、露出不足になる恐れがあるからである。 

 

  問題含みの構成ながら、取り敢えず、先ずはその性能を撮ってみることにする。

 測定データ

Cレンズ付接写リング
01220365668
横長さ11.610.710.19.28.27.7
倍率2.02.22.32.62.93.1
レンズ端222018151411
センサ面185197200210235242

 

 上記のように、テレコン無しの状態で、接写リングを68mm付けた場合の倍率が3.1はそこそこの効果は認めるが、レンズ端(ワーキングディスタンス)寸法が倍率の上昇と共に小さくなり、この状態で既に上限を超えており、実用はかなり難しく、これ以上の測定は無意味と判断し打ち切りとした。

 また、参考データとして、手持ちの90mmマクロレンズでも試みたが、ワーキングディスタンスは接写リングもテレコンも何も付けない状態で18mmと少なく、実用はかなり難しいことが判明した。

 180mmのレンズで実施したときは、接写リングにテレコン2.0を装着しても、このワーキングディスタンスが概ね25mm前後であったことから、その違いを検証したところ、今回の実験は応急的に、現有U,Dリングの組み合わせで実施したために、60mmレンズとCレンズの距離があり、これが焦点距離を長くした可能性がある。 

 これを正すには、U,Dリングの数を減らして、焦点距離を短くすることが、対策になる可能性がある。 前にも書いたように、理想的なU,Dリングの組み合わせは、リングが販売されていないので、何らかの別法を考えねば成らず、実験も先送りとせざるを得ないのである。

 

  以下は、参考のため撮影したので、紹介する。

「ト ク サ(砥草)

 勿論、60mmマクロレンズに、Cレンズも何もナシで撮影。

 

  花とおぼしき部分のクローズアップ。

 

 

  茎の部分、昔の人が歯ブラシ代わりに使ったとか、使わなかったとか言われた部分のギザギザを初めて撮影。

 

  

  以上のように、折角ここまできたのに、マクロレンズでのCレンズ使用は頓挫したことになるが、まだ諦めた訳ではないので、当面は休止するが、何らかの形で再活動をしたいと考える。

                        << 一応 つづく >>

 

 


1655 富田の鯨船祭(食事会-10)

2017-08-20 08:00:00 | 祭、イベント

  高校時代の友四人で原則毎月一回の食事会を開催しているが、今回は四日市に住むS君のお世話で、2017.08.15(火)四日市市の北部富田町の神社に奉納される「鯨船祭」を見ることになった。 

 先ずは腹こしらえとして、桑名市の国道一号線添いにある、うなぎの専門店「丑松」にて、食事会を実施。 

  桑名市大字繁松新田68-2  

 

  いつものメンバーが勢揃い。  

 

 

  お盆の当日であるからか、まだ、12時にはかなりあるが、すでに店内は満席。 人気があるようで、味の良さが窺えるというもの。

 

  ¥1600の鰻丼を所望したが、うなぎの蒲焼き4きれに吸い物と漬け物だけではあるが、しっかりとした食感のうなぎであり、味付けも悪くなかった。

 

  S君の送迎により、JR富田駅近くの神社までやってきた。 

 

「鳥出神社」    四日市市富田2-16-4

 

神社のホームページによれば・・・・・

当社本殿の造営は神宮式年遷宮の時の古殿の用材を拝領して行われる古例がある。
当社の有名な神事に、鯨船行事がる。地元の四町からそれぞれ鯨船が曳き出され、四隻の鯨船で捕鯨の様子を表現する本練では、鯨の発見から銛打ちまでを鯨船を利用して演じている。

  

 

 

 

 

  鯨船行事の概要

 
 「鳥出神社の鯨船行事」は、毎年8月14日と15日に開催されます。14日の朝には、各組が松明をもって鳥出神社に参拝し、町の平安と行事の無事を祈願してお祓いを受けます。神火を受け取り、その火を持参した松明に遷し燃え尽きるのを見届けます。その後、各町へ戻って町練りが行われます。
 15日には、各町が順番に鳥出神社の境内で本練りを行います。まず、鳥居前で鯨突きを行ってから宮入りし、境内では本殿に1本別社に1本鯨突き奉納します(古川町は本殿に1本のみ)。途中、鳥居を挟んで次の組との間での駆け引きが妙です。最後には、唄と太鼓を叩きながら、輪になってぐるぐる回る踊り等しながら、神社に行事が無事終了したお礼の宮参りを行ってすべての行事を終えます。

 

ユネスコ無形文化遺産

  平成28年12月1日、ユネスコ無形文化遺産保護条約第11回政府間委員会(於:アディスアベバ・エチオピア)において「鳥出神社の鯨船行事」が全国33件の「山・鉾・屋台行事」の一つとして、ユネスコ無形文化遺産に登録されました。 

ユネスコ無形文化遺産
 ユネスコ無形文化遺産とは、形のない文化遺産の保護等を目的としたもので、「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載されることで登録となります。
 山・鉾・屋台行事
 「山・鉾・屋台」とは、地域の安全や豊穣を願い人びとが一体となって行う祭礼に際し、曳いたり担いだりする出し物の総称で地域によって、曳山・屋台・祭車・山車・だんじり等と呼ばれます。
 

国指定重要無形民俗文化財

 平成9年12月15日に国の重要無形民俗文化財に指定されました。

(以上、富田鯨船保存会連合会の記述より抜粋) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 食事会はこのあと、喫茶店に場所を変えて、楽しいひとときを過ごし、午後3時頃解散とした。

 

 

 


1654 庭の花(2918)久々の”新種”

2017-08-18 08:00:00 | 我が庭の花

  2017.08.15(火)高校時代の友との食事会の日であるが、集合時間の一時間以上早く、花を求めて四日市市富田のホームセンター(Dw)に来て、例により隅から隅まで見落としがないように、慎重に見て回り、私の「花写真鑑」にまだ登録の無い花(以下“新種”という)を捜した所、一点を見付け、“新種”とするには少々無理があるが、この際は止む無しとして登録したのであった。 

 

「エゾミソハギ(蝦夷禊萩)」   “新種”登録 第1544号

 「花写真鑑」には「ミゾハギ(溝萩)(「ミソハギ」ともいう)」として、既に登録済みであることは、承知しているが、かなり似ており、私には区別を付ける能力は無いが、これが「エゾミソハギ」であることは、間違いの無い事実であると信じて、ここに“新種”登録とした次第。 (¥537)

 

  花の寸法がわかるようにと、大切な花の一部を切断したところ、額の下の方で切断したつもりであったが、シベがバラバラになってしまった。 もう一つ花を取ることは許されないので、シベ無しの写真と相成ったしだい。

 

  下の写真は「ミゾハギ」のものであるが、細長いので、花のみならず葉も異なるので、上記は「エゾミソハギ」と断定しても良さそうな状態である。

 

  一時間以上、ホームセンター(Dw)を見て回ったが、一点のみの“新種”では、収まりが付かず、帰る途中に止む無く四日市市羽津にある、もうひとつのホームセンター(Cz)に来て、隈無く見て回ったが、ここには“新種”は一点もなく、・・・かといって手ぶらで帰る訳も行かず、 登録済みの花の“色違い”を二株買うことで、よしとせざるを得なかった。

「ツボサンゴ(壺珊瑚)」

 この花は花が目的で買うのは私くらいのもの、多くは観葉植物としては、長く楽しめるので、我が家でも邪魔にはならないのである。 我が家にあるのは、赤のみであり、ピンクはないので買うことにした。 (¥321)

 

 下は、同上の「ツボサンゴ」であり、 花は白っぽいが、葉は濃い紫がかった赤い色をしており、観葉植物として存在価値はある。  (¥321) 

 

「ブライダルベール」

 花は純白であるが、補助光を点灯したら、花に色が付いてしまった。

 

 

  葉の裏側が、紫色とは、今頃気が付いた。

  

「ヨルガオ(夜顔)」

 グリーンカーテンを彩るのは、「ヨルガオ」。 「アサガオ」に比べて、随分遅くから咲き始めた。夕方6時近くに撮影。

 

「ム ク ゲ(槿)」

 

「セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)」

 

 

「グラジオラス」

 

 

「アサガオ(朝顔)」

 

「ス イ レ ン(睡蓮)」

 

 

「ギ ボ ウ シ(擬宝珠)」

 

 

                      以上

 

 


1653 超マクロ撮影(18)レンズの性能

2017-08-16 13:03:03 | カメラ写真

 更なる超マクロ撮影を進めるに当たって、色々検討しているが、高性能化し続けるコンパクトデジタルカメラを使う方式に取りかかったが、購入した場合予備機になるとは言う物の今ここで投資をすることに疑問を抱き、何故コンデジが良いのかを問い直してみたら、確かにメリットが大きそうではあるが、いまいち釈然としないのである。 

 一方で私は四本の、望遠マクロレンズを持っており、今の最新型コンデジ程の性能ではないが、これらを有効に使うことで、よりよい写真が撮ることは出来ないものかと思い始めたので、ここで改めて、従来以上の高倍率撮影がどこまで可能であるか、更には、焦点距離の短さを活用して、焦点深度を深く出来ないか、などとその性能について考えてみた。 

  従来の実験には、180mmを使用してきたので、これを焦点距離の短い物にすれば、その外形が細くなることから、リングストロボの光が被写体に届きやすくなることをも期待したのであった。 なお、コンバージョンレンズは、その取付けが簡単でなく、また、ワーキングディスタンス(レンズ先端から被写体までの距離)が短いことから、今回の調査には含めないことにする。

 

1. 現状手持ちマクロレンズ

 ①  40mm 絞り2.8/22 フィルター径 φ52  Nikon
 ②  60mm    2          φ55  Tamron
 ③  90mm   2.8/32         φ55   〃
 ④ 180mm   3.5/32         φ72   〃  

 

2. 超マクロ撮影の性能比較

 データ表の意味   長さの単位:mm (以下同) 
 接写リング  合計長さ  (Kenko商品名 Extension Tube)
 横長さ    映像センサに写り込む被写体の横長さ
 倍率     最大撮影倍率 
 レンズ端   ワーキングディスタンス
 センサ面   映像センサ面から被写体までの距離

 

 2.1 レンズ40mm、テレコン(Kenko商品名 Teleplus)なし

レンズ:40mm
テレコン:ナシ
接写リング
012203236485668
横長さ 22.0 17.0 14.9 12.4 11.4 10.0  9.3 8.2
倍 率1.11.41.61.92.12.42.52.9
レンズ端2920161311985
センサ 面160165166175179190195207

   私が持つマクロレンズの中では、最も焦点距離が短く、レンズ外形も細いので、最大の期待を寄せているにもかかわらず、ワーキングディスタンスが、格段に短く、これでは、いくらレンズ外径が細くとも、ストロボの光が被写体に届かない。 このレンズのみメーカーも異なり、他のレンズは十分な距離があることから、レンズの“造り“が特殊なのかも知れない。 

  上表に於いて、接写リングに68mm付けたとき、倍率は2.9などと低いのに、ワーキングディスタンスが5mmでは、到底実用にはならない事が判明した。 よって、このレンズはこの先の測定を中止する。

 

 2.2 レンズ60mm 

レンズ:60mm
テレコン:ナシ
接写リング
012203236485668
横長さ23.318.717.014.413.812.011.210.0
倍 率1.01.31.41.61.72.02.12.4
レンズ端10089758079757369
センサ 面232234237241247256258271

  

レンズ:60mm
テレコン:2.0
接写リング
012203236485668
横長さ12.410.510.08.88.47.67.16.6
倍 率1.92.22.42.72.83.13.33.6
レンズ端9894949191908987
センサ 面271277283295298312313326

   撮影倍率には不満が残る物の、ワーキングディスタンスは、この条件では最短69mmあり、手頃な距離であると言える。レンズ先端の外径寸法は、次の90mmと同じであり、倍率は少し低いが、焦点距離が短いので、この利点をうまく使えば良いわけで、重量も軽くて、小さいメリットもあり、結構使えるレンズである。

 

 2.3 レンズ90mm 

レンズ:90mm
テレコン:ナシ
接写リング
012203236485668
横長さ23.019.118.015.415.113.212.811.3
倍 率1.01.21.31.51.61.81.82.1
レンズ端9381787169636259
センサ 面295296300305308315318331

  

レンズ:90mm
テレコン:2.0
接写リング
012203236485668
横長さ12.710.910.29.18.97.97.56.8
倍 率1.92.22.32.62.63.03.13.5
レンズ端9289888785838381
センサ 面330342346354360369373389

   倍率は伸びないが、ワーキングディスタンスは、最低59mmあり、実用上の支障は多くないが、このレンズのみ近接撮影(倍率向上)になると道鏡が出てくるので、テレコンや接写リングなどを多く付けることは、大砲のように一方的に長くなり、カメラへ掛かる荷重が大きくなる事に留意すべきと考える。 

 このレンズは最も早く購入しており、鏡筒が繰り出す構造になっているが、その後のレンズはレンズの構成でこれを回避しているようで、最新のものへの買い換えが望まれる。

 

 2.4 レンズ180mm

レンズ:180mm
テレコン:ナシ
接写リング
012203236485668
横長さ22.719.818.716.816.314.914.313.4
倍 率1.01.21.31.41.41.61.61.8
レンズ端241229225218215209207203
センサ 面463463464467473480488498

 前に詳しく載せており、重複するので、参考までにテレコンも付けない状態のデータのみを掲載した。 このレンズは他のレンズに比べ、極端に大きくて重いので、外に持ち出した事は一度も無いほどであり、倍率も大きくないことから、利用範囲は限定される。 長所と言えばワーキングディスタンスが長く、小動物等近寄れない被写体には向いている。

 

3. 性能比較グラフ

 これらのデータをより分り易くし、一目で分かるようにするために、グラフを書いてみた。 

 3.1 接写リングもテレコンも付けない、レンズのみの場合

 

  このグラフから、180mmのレンズは図体が大きいのに、意外なことに、撮影倍率は最も低く、被写体は最大13mmちょいのものが画面一杯に写るが、40mmレンズになると、8mmちょいの物が画面一杯に写り、その倍率は3近くになると、これだけは頭に叩き込まなければならない。

 

3.2 テレコンを装着した場合

 40mmレンズは、ワーキングディスタンスが短すぎて実用にならないし、180mmは、大きくて重い上に、倍率が上がらないので、一部のデータ採取は省略した。

 

 

  次はテレコン2.0を装着した場合

 

 

  接写リングは主レンズと映像センサの間に入るが、中空であるからレンズなど光学的な邪魔者は入らないが、テレコンはレンズを使って、光学的に距離を大幅に長くするものであり、光学的には邪魔者になるから、出来るだけ使わない方が良質な画像を作る事が出来る。

 よって、使わないに超したことはないが、使えばかように倍率が上がるのである。 つまり、60mmレンズを使い、接写リング68mmを使った場合、テレコン無しでは、2.4倍位のものが、テレコン1.4を使えば2.6倍近くになり、テレコン2.0を使うと3.5倍の撮影が出来るのである。 この辺りを記憶に止め置くと、使うときの効率がかなりアップするのであるが・・・・?。

 

 4. 結論

 撮影倍率が1.0を越える“超マクロ撮影”に於いては、過去は最も焦点距離の長い180mmを基準にしていたが、 今回の調査結果から、使い勝手も含めると、60mmが最も適していることを新しく発見した。 コンバージョンレンズの試用も含め、今後は60mmを中心に考えることにする。  
 なお、コンデジについては、止めた訳ではなく、60mmの更なる深掘りを当面の課題とするので、若干先送りとするのである。

                              << つづく >>  

 

 


1652 超マクロ撮影(17)今何故コンデジ?

2017-08-13 08:00:00 | カメラ写真

  超マクロ撮影について、いろいろと思いつくままに書いて居るが、先のブログでは、コパクトデジカメの先端にコンバージョンレンズ(以下Cレンズと略す)を取り付ける方法を書いており、コンデジの機種選定まで話を進めたが、“ピッタリコン“の機種が見当たらないことで、足踏みしている。 そこにふと、何故コンデジなのかとの疑問が湧いてきたのであった。 

 私も自慢にはならない機種ながら、普通のカメラを持っており、今は300mmの望遠が出来るレンズしか持っていないが、金さえ出せばいくらでも望遠レンズは手に入るが、それにCレンズ付ける方法を飛ばして、何故コンデジに走ったのかを改めて問い直そうとするのである。(私ではなく、長い望遠を持ってる人の立場での話) 

 本件は、実はこのシリーズを始めた頃に、友から聞かれたことであったが、その時点では、私も十分な根拠もなく進めている段階であったことから、いい加減な返事をしてしまい、何時の日か正そうと思っていたことであり、漸くその日が来たことになる。

 

1. 気軽に高倍率マクロ撮影を楽しむ。

 私の場合は、普通のカメラを高倍率にするには、高倍率の接写リングやテレコンを装着しなければ成らず、大砲のように長くなり、著しく機動性を低下させるので、機材の運搬や準備の手間がかかり、撮影場所が限定される。 ・・・であるからして、これを最近あらゆる面でどんどん性能が向上している、高倍率のデジカメにすれば、かなりコンパクトに出来るし、機動性も格段に上がるのである。 

2. 映像センサーが小さい  以後長さの単位:mm

 私のカメラの映像センサーはAPS-Cであるから23.5×15.6(辺の長さ比率1.506、対角線長さ28.207)に対し、コンデジは1/2.3型であるから6.2×4.65(辺長比1.333、対角線長7.75)となる。 画像の大きさの比較は対角線の長さの比であるから28.207÷7.75=3.6倍の大きさとなる。 しかし、これはあくまでもセンサーの大きさの比であり、撮影倍率の比ではない。 

 繰り返しになるが、撮影倍率とは、映像センサーに写る被写体の実寸法と映像センサーの大きさとの比率を言うのである。 例えば横の長さが23.5の被写体がAPS-Cセンサーに横にきっちり一個写れば、倍率は1.0(等倍)になるのである。 最初に感じたのは、デジカメは映像センサーが小さいから、倍率がさらにあがるのかと思ったが、映像センサーの大きさは撮影倍率には全く影響せず、単に切り取る画像の範囲が小さいだけで、写る画像はその一部分でしかないのである。 

3. 本命は当然、高倍率のデジカメレンズ。

 カメラに表示される「光学ズーム倍率」とは、広角側を基準にして、望遠側がその何倍になっているかを表すもので、撮影倍率とは全く異なるのである。 例えば、NikonのB700のカタログには、レンズの所に「焦点距離(35mm判換算)24-1440mm相当の画角」と書いてある。 ちなみに1440÷24=60となり、これが光学ズーム倍率として表示されているのであって、勿論直接は関係が無い。 

 ならばとて、最大撮影倍率=焦点距離÷(撮影距離―焦点距離)で表されるが、撮影距離とは、被写体から映像センサーまでの距離であり、カタログには表示されていないのでここでも計算することはままならない。 多分「35mm判換算の画角1440mm」とあることから、撮影倍率が読み解けるはずと考え、答えを捜しているが、今の所見つかってはいない。 

 メーカーのユーザーコーナーに会員登録をして、質問しようとしたが、何故か拒否されてしまったので、Gooの「教えて!」に投稿したら、先ほどの公式は、今の複雑なレンズ構成にはそぐわないので、カメラを購入して測定してみる方が良いとの複数の回答があった。・・・と言うわけで、B700の光学ズーム60倍は全く別物であって、どれくらいの倍率になるのかは、皆目見当が付かないことになった。 

 このように、カタログを見る限りに於いては、撮影倍率がいくつになることは、把握できてはいないのである。 ・・・が、しかし、ここが本命でなくしてはこの話は成り立たないのであり、 その思いに間違いは無いと確信するが、当てずっぽうで多分よかろうと、高価な新デジカメを直ちに買いに走れない、私がいるのである。

4. 通常の望遠レンズでは”ケラレ”が発生する

 前にテスト的に、私の持てる300mmの望遠レンズの先端に、Cレンズを取り付けたことがあり大きな”ケラレ”が発生している(下の写真、前に掲載済み)。 望遠レンズは倍率が大きくなるに従いレンズ外形が大きくなっているが、コンデジに於いては大きくしないで、長い望遠レンズになるように、レンズを極めて複雑に組み合わせてあるからなのである。 

 上記したように、現代の科学に基づいたカメラは、最大撮影倍率の式が適用出来ない構造に作られているようであるが、これが幸いして、大きな望遠倍率でありながらも、Cレンズを装着しても”ケラレ”が発生しないのである。 なお、この辺りはメーカーの技術者でないと、理論的説明は不可能であるやも知れない。  

5 付け足し的ながら、重要な要件

 Cレンズは焦点距離が25mmと短い上に、被写体が極めて小さいから、メインのレンズ外形が大きいとリングストロボと言えども、被写体に十分に光が届かないことが発生するのである。 これを防止するには、メインのレンズ外形が小さくてフラッシュ光の影を作らないことが重要なのである。光が十分届けば、絞りを上げて焦点深度を深くし、シャッター速度を上げて、ブレを防止に寄与できるのである。 

 コンデジは一般にレンズ外形は特段小さいのが普通ながら、先に選んだコンデジの機種はその外形が比較的大きくレンズ内径がφ55~67mmもあるが、例えば180mmマクロレンズがφ72mmであることからすれば、多少は効果があるのかも知れない。この意味では、コンデジ機種選定に当たっては、レンズ外径の大きさが必要条件に入ってくることもあり得るのである。 

 

 ・・・以上。 超マクロ撮影に関する記述が途切れるのを防ぐ意味と、頭の中を整理するために、「今、何故コンデジなのか?」を改めて考えてみたのであった。

 

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1651 超マクロ撮影(16)凸レンズ

2017-08-10 08:00:00 | カメラ写真

  園芸店に行くと、私の「花写真鑑」にまだ未登録の花を捜して隅から隅まで見て回る癖がついている。 そんなとき、ちょっと見慣れない花に目を止めて、花の名前を見ると、長ったらしいカタカナ名になっていると、つい騙されて買ってしまうことが度々ある。 カタカナに弱く、出来たてのホヤホヤとも知らず園芸品種を買わされてしまうのだ。 

 こんな事は花のみならず、色んなところで見られる現象であるが、今回、話題にしている「コンバージョンレンズ(以下Cレンズと略す)」も全くその通りであるが、こんな名前が出てくると、新しく開発されたレンズかと思ってしまうのも無理からぬことであるが、この原理は私が初めて本格的カメラを手にした、昭和30年代からすでに、行われていたことの新バージョンに他ならない。 

 私がこの方式に改めて取り組んだのは、2009年であり、この時は「クローズアップレンズ(以下Kレンズと略す)」という名前が着いていた。この記録は「クローズアップレンズによる超マクロ撮影」と題したブログに残している。 また、最近では、四日市の友がメールに添付して送ってくれた写真は下記であるが、これは、携帯電話のカメラの先端に凸レンズをくっつけて撮ったものとの注釈があった。(写真は「クロガネモチ」の花ガラであり前に紹介済み)  

  

  私が初めて本格カメラに接した時期に知ったのは、“虫めがね“であったが、要はカメラのレンズの前に凸レンズを置くと、拡大写真が撮れるという原理からきているのであって、名前が変わって新しく出る度に、倍率や画質の向上を合わせて実施ししたものであろうと推測される。 ・・・であるから、Cレンズと言っても、基本的には”虫めがね“と何ら変わりは無いことなのである。 

  ついでながら、今少しKレンズを棚の奥から引っ張り出して、追加の調査をしてみようと思う。 先ず、外見写真は下記である。 なお、+2と+4とあるのは、めがねなどの「屈折度の単位(ディオプトリ)」であり、数字が大きいと拡大率は高くなる。(具体的にはhttp://mokunenblog.jugem.jp/?day=20090304 を参照願いたし)。 

 

  2009年当時は、180mmのマクロレンズは買って無かったので改めてデータを撮ることにする。 下はスチール製のスケール(目盛りは1mm)を撮ったものであるが、倍率は上がるが、画質はかなり低下が避けられない様相を呈す。 

  

データ 詳細は下記であり、+2で4.5倍、+4を使えば5.9倍までの拡大が出来る。 この二枚を重ねて使う事も考えられるので調べて見ると、倍率は6.9まで上がったが、 Cレンズの倍率18.1倍に比べれば、かなり低いことが判明した。 更には大きな画質低下が考えられ、実用は難しそうである。

Kレンズ 接写リング テレコン 横長さ 最大倍率
ナシ ナシ ナシ 22.4 1.0
+2 ナシ ナシ 15.2 1.5
+2 12 ナシ 13.8 1.7
+2 32 ナシ 11.9 2.0
+2 68 ナシ 9.5 2.5
+2 68 ×2 5.2 4.5
+4 ナシ ナシ 11.4 2.1
+4 12 ナシ 10.5 2.2
+4 32 ナシ 9.1 2.6
+4 68 ナシ 7.4 3.2
+4 68 ×2 4.0 5.9
+2,+4 ナシ ナシ 9.3 2.5
+2,+4 12 ナシ 8.6 2.7
+2,+4 32 ナシ 7.6 3.1
+2,+4 68 ナシ 6.1 3.9
+2,+4 68 ×2 3.4 6.9

 (Excelで見易いように丁寧に作って、コピペしたが、ここでは対応して居らず、折角の苦労が台無しになり、見にくい表になったがご勘弁を) 

 

 Kレンズ使用による、参考写真(被写体は「ムクゲ」のメシベの先端)。 

 

 倍率を下げてもあまり変わらない。 

 

 全てを取り外し、180mmマクロレンズの等倍で撮った物が下記である。

 

  上の状態に、Cレンズを装着したのが下記である。

  

  こう書いてくると、Cレンズに期待がかかってくるが、 これを使うのは、ケースバイケース、高倍率が必要になれば使うが、大が小を兼ねることはない。 つまり、Cレンズ方式(高倍率)を極めれば、テレコンや接写リングなどは必要がなくなるとは言えないのであり、その時々に於いて、どの方法を使うかを決め、最適な手段を執らねばならないのである。 

 Cレンズは高倍率に出来るが、それだけにピント合わせが難しく、ブレ対策も容易ではない。 その上に、私は趣味であり、学術研究ではないのであるから、そこまでの高倍率撮影の必要性がそれほど高くなく、今のテスト段階においても、撮る物が出てこないほどに、この先も使用することは、極めて少ないと思っている。  

 私の被写体は花が多いことから、10倍を越えるような撮影は少なく、数倍以下がほとんどであることから、購入したテレコンや接写リングは、無駄になるどころか、今後従来以上に使う事になると考えている。 今、Cレンズ方式をマスターしようとしているのは、ある意味ブログのネタ造りといわれても仕方が無い状態でもある。

 また話は飛ぶが、Cレンズは高倍率が得られるからと言って、プロが使うことはあり得ないと私は思う。 この方法はあくまでもこんな方法があると言うだけの物で、素人が遊びに使うための物に他ならないと思う。 ならば、プロは何を使うかと言えば、何もこんな面倒な事をしなくても、もっともっと合理的に出来る、顕微鏡を使えば良いわけで、Cレンズなど、目もくれないのではないかと思う。

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1650 超マクロ撮影(15)コンデジ検討

2017-08-07 08:00:00 | カメラ写真

  超マクロ撮影をできる限り、簡易にやりたくて、高倍率望遠機能を持つ、コンパクトデジタルカメラの前面に凸レンズを付けて、10倍を超える超マクロ撮影をやろうとしているが、当ブログでは、そのコンデジについて、どのような性能を求めるのかと、現在どのような機種が売られているかを具体的に明らかにしようとするものである。 

1. 最低限必要な機能とそのレベル。
➀ 光学ズーム倍率
 高倍率を求めるからには、最高倍率を求めたくなる気持ちは分かるが、今はいたずらに高倍率を探求すると、ピント合わせや実際の作業が高精度で動かさなければならず、極めて難しい作業になるので、きちんと段階を踏んで上げていくことが望ましいから、現時点では、20~30倍程度の倍率があれば、これにコンバージョンレンズを付ければ、計算上は80~120倍になり、十分と考える。 

 ② フイルター取り付け可能構造
 フイルターを取り付けるための、メネジを活用してコンバージョンレンズを取り付けるから、是が非でもそのメネジが無くてはならない物なのである。 単に、コンバージョンレンズを付けるだけであれば、レンズの外形を挟むようにして取り付けることは出来るが、レンズ先端と被写体の距離が25mmの所にピントがあうので、これをやると被写体にフラッシュの光が届かない恐れがあるからである。

 一般的にコンデジは、フィルターを取り付ける構造にはなっていない機種が殆どであり、この件でこの実験に使えるカメラは大きく限定されるので、出回っているデジカメは山ほどあるが、この一点で使えるカメラは大きく絞り込まれるのである。 下表ではフイルターの径を表示しているが、ここに合うステップリングを調達しなければならないからである。単位はmm。 

③ 手ブレ防止機構
 高倍率になるから、手ブレ対策は絶対最優先でやらねばならないから、藁にもすがる気持ちで必要である。なお、通常三脚使用時は、逆に悪さをするので、この機能を停止しているが、この性能如何によっては、止めた方がブレが少ない事も有り得るので、この機構があっても万全とは言えず、あった方が“幾分まし“と言える程度でも、すがる気持ちがあって、期待が高まるのである。  

④ ファインダーの有無
 この機能もコンデジは無い機種が多いが、ピント合わせが、非常に重要であり、不自然な体勢での撮影とか、周りが明るすぎる場合とか、ファインダーでのピント合わせが必要な場面も多々あるので、私にはある方が便利と考える機構である。 通常がファインダーでやってるから、慣れの問題もあるが、超マクロ撮影に於いては、その時々に於いてどちらがベストかを、考えねばならない必要性が高まっている。 

⑤ 可動液晶
 通常は不自然な体勢で撮るときに使う事が多いが、マクロ撮影においては、この必要性が一層高くなり、積極的に使うべきと考えているところである。 

⑥ カメラの重量(電池、メモリー込みの重量) 単位:グラム
 現在、標準的に使っているカメラが約900gあり、これより出来る限り軽くなることが望ましい。超マクロ撮影の場合は三脚等持ち物が多くなるので、少しでも軽くしたいのである。 

⑦ 価格 下表では、大手通販A社の価格を載せたが、通常使うB社は10~15%高い。
 当然、安いに超したことはない。 単位:円(税込) 

2. 該当機種のリストアップ

これらの仕様を念頭に、市販されている機種を取り上げてみた。 まだ、よく調べれば他にもあるやも知れないが、取り敢えず、この機種で検討してみる。 なお、価格がこれらよりも大幅に高い機種は高嶺の花として、ここでは対象外とした。 

メーカー型式有効
画素数
光学
ズーム
倍率
フイル
ター
手ブレ
防止
ファイン
ダー
可動
液晶
電池込
重量
価格例
Nikon
Coolpix
P90016058367EVFバリ
アングル
89953,980
B70020296052?EVFバリ
アングル
57037,180
B500160240

×チルト54222,980
P520180842

EVF×55031,500
Pana
sonic
Lumix
Dmc
FZ18
81018 ×電子式×360+α15,980
Dmc
FZ300
121024 有機
EL
フリー
アングル
69151,423
Dc
FZ85
18106055?カラー
液晶
 62036,736
Canon
PowerShot
SX60 Hs161065 マルチ
シーンIS
液晶
ビュー
バリ
アングル
65042,880
SX
430IS
20004555?××32328,180
SonyDSC
HX400V
20405055光学式電子式66049,086
Fuji
film
FinePix
FX-S1
16405072?光学式EVF×64049,800

3. 検討結果
 ➀ 合格機
 価格を別にして、この表を見る限り、無条件合格するのは、NikonのP900とB700それにCanonのSX60Hsの三機種のみとは驚いた。 選ぶのに困るほどとは予想しなかったが、これほど候補が少ないのは、何故だろう。 私の望みが一般的でないということなのであろうか。 やはり、ここでも特殊なことをやろうとしているようである。 

 ② 合格した三機の比較 
 先ず、NikonのP900がこの中では最も高性能であり、一番高価ではあるから、金銭を別にすれば一位になりそうであるが、一つはズーム倍率が高過ぎはしないかと言うことである。 最終的にはそこまで行くことになる可能性はゼロではないが、一連の作業が極端に難しくなり、失敗に終わる危険性があるように思える。 さらには、カメラの重量も大きさも現状機と変わらなく大きく重いので、もうひとつの使い道、つまり予備機にはなり得ないのである。 

 ③ 決戦
 決戦はNikonの B700と Canonの SX60の戦いになるが、この勝負は簡単に決着が着く。 なぜなら、B700の方が、画素数が多くて、価格が安いのであるから、この表上では、勝負にならないほどであり、軍配はNikonに上がるのである。 但し、B700とて、重量は下がったものの、外形寸法は現用機と大差なく、とても“コンパクトデジカメ”とは言えず、予備機としての価値は大きくないという欠点がまだあるのだ!。 

  4. 結論

 時間ばかりが過ぎてゆくが、どのカメラにするかの結論は以上の結果から、まだまだ検討の余地ありとして、先送りとした。

 

                           << つづく >>

 

 

 


1649 超マクロ撮影(14)思案六方

2017-08-04 08:00:00 | カメラ写真

  先日、コンバージョンレンズなるものを使用し、曲がりなりにも最大撮影倍率18.1を達成した。 この辺りは最早顕微鏡の世界に片足を踏み込んでおり、簡単には行かない。 それは、この程度の倍率に於いては、ピントの合う範囲が極めて小さく、その“点”を求めるために時間を要し、また、少しのブレが大きく響き写真を“台無し“にするなど、極めて非効率的ながらも、一応の成果はあったと、自己満足をしている。 

 今後は、被写体をよく見て、どんな場面を、どの角度で撮るのかのみならず、マクロ、超マクロ(撮影倍率が1.0を越える場合を言う)の写真を撮るようにして、「花写真鑑」だけではなく、全ての写真に奥深さを付加して、充実させるようにして行こうと考えたのであった。 今の所、撮影が出来るのは、我が木工工房を俄に疑似スタジオ化した場所でしか撮れないが、写真の充実に寄与させて行きたいと思っている。 

 下の写真は、最大撮影倍率18.1を達成した、カメラの状態。 (この写真は再掲載) 

 

  この状態で、一旦閉めてもよいのであるが、何か引っかかるものがあり、“閉めるに締まらない”のである。 その原因は、我が疑似スタジオでしか撮れないこと、および、ピント合わせなど余りにも時間を要し、効率が悪く、フォーカシングレールやリモコンなど多くの機材を使わねばならないなど、機動性が極めて低く使い勝手が猛烈に悪いことから来ている。

 言うならば、もっと手軽にマクロ撮影が出来ない物かとの思いがあるからであるのと同時に、前に読んだ記事(紹介済み)から、簡易に更なる高倍率が得られる手段がありそうだとする、情報に接しているから、ここで閉める訳には行かないでいるのである。 それは、今まで以上の困難と併せて金の掛かる場面にも遭遇しそうであり、簡単に手を出せない一面もあるのだ。

 その方法は、望遠が高倍率(40倍程度)のコンデジ(コンパクトデジラルカメラ)に、コンバージョンレンズを装着しての、高倍率撮影なのである。 単純計算では、80倍程度になり、 その記事では、フォーカシングレールレールなど使用せず、手持ちで撮影出来たとあるのは出来すぎにしても、やってみる価値があるように思えてきた。 万一失敗しても、まるっきりロス(購入機材の廃棄など)に成らなければよしと思ったりもする。

 下の写真はコンバージョンレンズ (前出済み) 

 

 このために、「コンデジ+コンバージョンレンズ方式」を改めて検討してみた。 まず、必要機材を考える。

① コンデジ  
既存メーカーにこだわる必要性はないが、取り敢えずはニコンで進める。
コンデジの主要機能 
    望遠倍率30(40?)倍以上。 
    手ブレ防止機能付き
    マクロ撮影可能
    バリアングル液晶
    ファインダー付き(電子式もやむを得ず) 
    
    レンズの先端に、フィルターなどを取り付けるメネジがあること。
    外付けフラッシュは無くてもやむを得ない。(ワイヤレス同期可)
      (この時点でリングフラッシュ使用不可が確定)
    マクロ撮影不可の場合の活用方法があること。

 下は参考コンデジ 

  

② ステップダウンリング
③ 照明器具(ストロボのワイヤレス同期が出来ない場合)
④ デヒューザーの手作り(③が不要の場合)
⑤ 高精度のスライドレール(必要により)

 

コンデジについて、具体的検討。

 最も大切なことは、コンバージョンレンズがレンズ先端に取り付けられるか否かであるが、普通のカメラにはフイルター取付径などとして、必ず表示があって簡単に分かる物が、コンデジに関しては、カタログに記載がないことが多い。 それで、メーカーが出してるよくある質問“から、探し出した所、漸くP-900には、φ67のメネジがあることは判明したが、この下位機種P-700,P-500には、メネジがあるとは確認できなかった。 購入する場合は別途問い合わせが必要である。

 マクロ撮影には欠かせない、リングフラッシュは取り付けることは出来るが、シャッターと同期させるための端子が存在しないのである。これは各メーカー同じようで、通常は使わないのであろうか?。 ただ、Wi-Fi全盛の昨今のこと、同期が取れる筈であるが、それは今の所確認出来ていないのである。 街の販売店で実物を手に、質問するしかないのかも知れない。
 よって、最悪はリングフラッシュ使用不可の場合も想定しなければ成らないが、資料にあるように、ビニール袋などで、応急的デヒューザーを作るか、または、同期が取れるのであれば、思い切って別置型二灯式のフラッシュの購入に踏み切るやも知れない。

 また、全く次元の異なる話ではあるが、万一このデジカメでマクロ撮影が出来ないとなった場合、このカメラを捨てるのではなく、例えば予備機としての存在価値があるか否かが問われる。 例えばP-900とした場合、重量が現用標準カメラと同等であり、すこしもコンパクトでは無いと言う大きな欠点が問題になる。

 いずれにしろ、やはりここでも私がやろうとしていることは、アブノーマルなことであって、簡単に出来るようになっていないので、またまた苦労をするが、その苦労が余計に私のファイトに火をそそぐのである。

 

 以上であり、結局は適正なコンデジさえ見付ければ行けると踏んだのであった。 ・・・となると、やはり問題はコンデジ購入代金だ!。 はてさて・・・・・どうするか・・・・・???。

                     << つづく >>

 

 

 


1648 超マクロ撮影(13)寸法の判読

2017-08-01 08:00:00 | カメラ写真

 私が撮った花の写真を見て友が、「写真では実際の花の大きさがわからん!、寸法が分かるようなものを、一緒に写せ」というが、未だに、それを為し得ないでいる。 これを解決するには、タバコなどの小物を側に置いて、一緒に写し込むようにすれば良いのであるが、私は敢えてそのような“他の物“が写り込まないように、逃げるようにしているのである。

  普通の写真(芸術的評価の高い写真)を撮る心得の第一は背景に余分な物を写さない、撮った場所が分かるようにするなどの場合を除き、ボケて何が何だか完璧に分からないように、わざとする事が多く、増して寸法が分かるようにと、タバコなどを置くことは絶対にあり得ないのである。 

 写真のひとつに「図鑑的写真」というのがあり、文字通り図鑑に使う写真であり、手前から遠方まで、どこまでもピントが合っている、ボケのない写真のことを言い、 写真の芸術的価値が低い写真のことを言う言葉になっている。 確かに図鑑などでは、こうあるべきであるが、それは一般的では無いことになっている。 

 例えばレンズにしても、“美しくボケを作れるレンズ”は数多く売られているが、どこまでもピントが合うレンズとして売られているものは見たことが無い。 確かに、“バカチョンカメラ”には、無いことは無いが、それは別の話である。このように、世の中も、主題以外は目立たなくする、見えなくするが、まかり通っているのである。 

 しかし、そんな事を言っていても、友の要求を満たせないので、背景として邪魔になることが少ない、「花写真鑑」と言わず「花図鑑」と言うことにして、目盛りの入った背景、グラフィックペーパーのようなものを背景に置く事を考えてみた。 

 10mmの碁盤目になったゴム製の工作台を購入し、中央付近にφ4mm程度の穴を開け、ここに花の額の部分を差し込む事で、目盛りとの遊離を避け、被写体が安定するようにしたのである。 

 

「ノリウツギ(糊空木)」

  等倍で撮ったものであるが、花の外径が約24~25mmになることが分かる。 問題の背景であるが、“図鑑”として使うのであれば、邪魔になると毛嫌いされることは無さそうに感じる。

  

「シ モ ツ ケ (下野)」

 花の外径は7~8mmと思われる。

 

 

「サルスベリ(百日紅)」

 本当は写真の手前に花びらとオシベが存在するのであるが、普通はこれをうまく配置して「前ボケ」とすることで、芸術性を上げる事もあるが、ここではそんな物は邪魔者とし、切り取って写したものである。 こうすれば、ボケは一切写り込まないが、果たしてこれでいいのであろうかと、疑問が残る。

  

切り取った花びら・・・・・・・・

  

    

  

 

 ブラックパール 

  

「ニシキシソ(錦紫蘇)」

  やっぱり目盛り板は邪魔者だなあ!。

 

 この場合は仕方が無いが・・・・?。

 

 ここでは、花が被写体になることが多いことから、背景色としては緑色系が良かろうと思った事から、ゴム製の工作板を使用した。 また、目盛り線は1mm間隔のほうが寸法を知る上では適当かも知れないが、背景としては、かなり”うるさく感じる”であろうことから、敬遠したのである。 もっと小さい被写体の場合は、1mm方眼紙を考えたいと思っている。

・・・・・と言うような状態であるが、皆さんはどう評価されるであろうか?。

 

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