津市にある赤塚植物園に来て、私としては初めて大きな温室に入り、珍しい花に出合い、私の「花写真鑑」にまだ無い”新種”を次々と見付けている。ここはその第二部を書いている。
記
ここに来て、前回5種類の”新種”を紹介したが、名前が判明し、登録が済んだものを中心に、今回はその残り半分を書こうと思う。
なお、温室には間違いないが、多くは作業場(農場)が併設され、展示品はこれから先、店頭に並ぶものらしく、まだ名前も何もついてない花(苗)もあり、名前を調査中なるも、園芸品種らしく、名前がなかなか見つからず、記載が間に合わないものも1~2種あった。
「ビヨウタコノキ(美葉蛸の木)」 ”新種”登録 第1615号
url http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/biyoutakonoki.html
木の根元の「気根」を蛸の足に見立てたようだ。 「美葉」は「美容」とも書くようであるが、葉や姿が美しいので付いた名前のようである。
立派な実が成るが、食用にはしないそうである。
「タビビトノキ(旅人の木)」 ”新種”登録 第1616号
url http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/tabibitonoki.html
何となく夢がもてるような名前が付いている。 それは高木であり、葉が東西に広がり、扇状になることから、旅人のコンパスになると見立てたらしい。
その形の不思議さ、ユニークな木であったから、相当前に写真か何かで見た記憶が明確に蘇った。 そして今こんな話を聞くと、道に迷った旅人がこの木を見て安堵する姿が、目に浮かぶ・・・・のは私だけかも知れない。
これは花がらであるが・・・
内部は、このような思いも寄らない色になっているそうだ。
「サンゴアブラギリ(珊瑚油桐)」 ”新種”登録 第1617号
url http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/sangoaburagiri.html
見るからに「サンゴ」であるが、「桐」は葉の形が似ていることから来たようだ。
木には、鋭いとげが多数ついている。
「プリムラ・ウインティー」 ”新種”登録 第1618号
url
大変に清楚な花であり、私が最も好む花である、園芸品種でなければ・・・!。
「バ ナ ナ」
url http://mokunen.c.ooco.jp/fpkan/flw/banana.html
いつ見ても、誠に不思議な花である!。
「 バナナ」実の先端についていたと思われる、花ガラが多数落ちていた。
以上であるが、今まで当植物園を見たのは、主に「レッドヒーサーの森」であり、ここは実験農場の性格もあってか、園芸品種が圧倒的に多かったので、今日もそれを覚悟していたが、それが極めて少なかったのは、大変に以外であり見直した。そのために、この温室郡を詳細に見るために四季に来る目標が出来た。
さて、今日は当植物園の温室と販売店頭を見た後、今度は近くにある「レッドヒルヒーサーの森」と呼ぶ広い庭園に向かった。 ここは、多くの花が植えられていて、前回も二時間ほど居て実に20種前後の”新種”を見付けている。
ここは入場料が¥1000と高いし、農場の経営であるから、試験的に植えることもあろうから、当然のことながら、園芸品種のオンパレードであるが、”新種”が欲しいばかりに、今日も入ろうとやってきた。
しかし、残念ながら、今日は「強風と整備のため」と称して、休園であった。今の時期は花が少なく、ペイするだけの人を呼ぶ魅力を造り出せ無いのだろうと納得。 よって、赤塚植物園はこれにて修了とし、友の案で観音様を見に行くこととした。