超マクロ撮影について、試行錯誤をやってるが、撮影倍率がおよそ5以下の場合は、多少効率は悪いし、ピンボケ写真と叱咤されつつも、何とか写真を提示出来ていた。 これが、コンバージョンレンズなるものを得てからは、撮影倍率は10を遙かにに越えたが、カメラブレ、被写体ブレが出て、流石に私でさえ、公開を憚る写真しか撮れないでいる。
そこでその対策として、先ずはカメラブレを押さえようと、通販に機材を発注した。 過去は状況が細かく通知されたし、発注後3~4日で必ず商品が到着したが、最近は様変わりし、連絡もなくなり、品物が中々入ってこない事態となった。 そこで、過去長年依頼していたB社を止めて、R社にしたら、三日目には届いたので、早速使って見た。
それは、X-Yフォーカシングレールなどと呼ばれ、三脚の上に付けて、カメラを前後左右に微動させてくれる代物である。 数年前に買った物があるが、これはプラスチック製の安物であり、強度不足で指先でカメラを触れただけでも振動し、大きくカメラブレを起こすのである。 これが、撮影倍率が低ければ、写真として、何とかものになっていた。
旧のスライドレール(左は上面(カメラ側)、右は下面(三脚側))
これは多くの部分がプラスチック製であり、安いが強度は殆ど無いと行って良いほどであった。
それで今回買い換えたのは金属製の「4way マクロフォーカシング雲台」 (¥8640+運送費¥540、代引手数料¥500=¥9680)のものである。 本体は主としてアルミ合金が使われているようである。 X-Y方向に160mm移動が出来るが、微動とは言え、旧との大きな差はない。(mm単位の移動=ノブ一回転でテーブルの進む距離が1mm前後ということ)
下面 (三脚に取り付けるネジ穴が2個見える)
見た目は、結構危なっかしいが、従来よりは“相当に“(?)改善されそうで、指で触っただけで、ぐらぐら揺れることは減少したので、いくらかの効果は期待出来ると感じた。 (写真は180mmマクロレンズに、2倍のテレコンと接写リング合計68mmを取り付けた状態。 実用時はこれに、カメラ本体とフラッシュを装着する)
早速、試用してみた。
「ナ デ シ コ(撫子)」の園芸品種であるが、先ずは等倍で撮ってみる。 焦点をシベに合わせたので、ハナビラがボケている。 この写真では、ピントが甘いとの指摘がありそうであるが・・・。
これに、コンバージョンレンズを付けて、シベの先端を撮ろうと、 再三再四試みるも、下の写真がベストの状態であった。 原因は上記雲台を使ってはいるが、まだブレが収まってはいないのか、または、レンズ自体の解像度の問題かは不明である。
被写体が平面的でないために、高倍率での撮影は断念したもの。 これでもピントの合ってるのはほんの一部のみ、その他はかなりボケている。 この程度の距離差がボケに影響するのである。
」
これはコンバージョンレンズで撮ったが、何度やってもこれよりもピントが合う事は無かった。 勿論ブレも加わっていると思われる。
コンバージョンレンズを外せば、このように良くなる。
何か撮るものが無いか、家の周りを見たら、蔓に小さな目立たない花があったので、少し切り取って持ち帰り調べたら、“新種”であった!。
マイクロフォーカシング雲台の試用結果は悪くは無いが、ブレ対策には十分とは言えない。これより先に手配中の「リモコン」が入り次第、当シリーズを続けて行こうと思っている。
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