ここのところ、天候がすっきりしない日が多く、 特に写真撮影には適さない日が多い。 それに二人の体調がよく、 しかも雑用の無い日が少なくなってきたので、 外出することが極端に少なくなっている。 そんな中、2015.11.24(火)は、天候は完璧とはいえないが、 珍しいと言うほどに”お出かけ好都合日”が訪れた。
行き先は早くから「嵯峨野周辺」と決めていたので、 簡単に決まりカーナビに観光ルートを書き込み準備は整ったと思ったが、 夜になって天気予報を見ると、東海地方は晴れ時々曇り、降水確率10%”であるのに、 京都は”曇り時々雨、同60%”となっているので、慌てて愛知県中心の予定をも作成して、明朝の天気予報で決めることとした。
たまの”お出かけ”に興奮しているのか、 朝は5時ジャストに目覚めたが、余りにも早すぎると、布団に入ったが眠れるわけも無く、起きて準備にとりかかった。 体調もよし、ならば次は天候と、パソコンを開けてみると、 京都は”曇り、降水確率20%”となっている。 最悪は雨も降るかも知れないが、 青空の出ることを祈りつつ「京都」に行くことにした。
今年は梅の季節に来てるので、二回目となるが、 うす曇の中を7時前に出発し、車は鈴鹿インターから入り、 東名阪、新名神、名神高速を、何の支障もなく順調に走った。 京都南インターを降りると、いつもの朝のラッシュ、 カーナビは何を勘違い(?)したのか、気がつけば何と9号線を走り桂川を渡っていた。
ちょっと遠回りになったが、 松尾大社を過ぎたあたりで、行動計画を前後入れ替えて、後から来る予定であった、「鹿王院」などを先に見ることにして、 駐車場を探した。 今は紅葉シーズンであり、嵐山周辺は混雑のピークに来ており、 まだ朝9時過ぎの今なら空いてるが、午後は厳しそうとの予測もはたらき、渡月橋より少し南の小さな駐車場に車を止めた。
「鹿王院(ろくおういん)」
臨済宗系単立寺院 覚雄山
右京区嵯峨北堀町 24 拝観料¥400
「総門」

鹿王院は、足利義満が建立した宝幢寺という寺の塔頭であった。 宝幢寺は応仁の乱で廃絶し、その後は開山の塔頭であった鹿王院のみが残って寺籍を継いでいる。
鹿王院の名の由来は、廟(びょう)を建てようとして横の藪を切り開いたところ、藪の中から白鹿が出てきたために名付けられたらしい。


そろそろ紅葉の時期かと思い、かなり期待してきたが、 早すぎたのか、遅すぎたのかよくわからない。 あるいは今年はこの状態が普通なのか?とも思う。



「庫裏」




「舎利殿」




嵐山や嵯峨野には再々来ているが、 ここはぽつんとこの寺だけ少し離れているので、早くから訪れる積りでいたがチャンスが無かった。 それがようやく順番が来たというもの。 ここから更に遠ざかる位置、同じ意味で訪れる機会の無かった「車折神社」があるが、その紹介は次回にしたい。
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