私は主な場面で使うカメラとして、ニコンのD90一眼デジタルカメラを使っていますが、 最近になり故障が発生しはじめたので、買い替えを検討していましたが、ようやく切り替えを実施したので、その顛末を記録しておきたいと思います。
2008年3月にブログをはじめたのですが、文章には全く自信がないので、写真で何とか形をつくろうとしたところ、やってみると、当時使用していたバカチョン(コンパクトデジタルカメラ)では思うようにブログが作れない、それをカバーする文才も無いことから、 せめてカメラのレベルを上げてブログの質の向上を図ろうとしました。
一眼デジタルなんて触ったことがなかったので、 その導入期ということで最も簡易なマシンとして、 最適と感じたのが、ニコンD40Xであり、 カメラのキタムラで、ほとんど衝動買い同様で買ったのですが、それが大失敗、Xが付いてるのは、簡易であるが故に、交換レンズに制約があり、その先への大きな進展が望めない機種でありました。
よく調べもせず、店頭で見て、店員の売るがための説明だけを聞いて、即日買ったのが間違いでした。 当時のニコンが出す一眼デジの最低の機種D40を更に簡易にしたものですから、今思えば馬鹿馬鹿しい買い物をしたものですが、当時は初めて一眼デジを持つうれしさに、浮かれて見誤ったのでした。
悩んだ挙句に結局、5ヶ月使用しただけで、半値八掛けで売却したのでした。そして、2008年9月19日新発売(予定)のニコンD90を注文したのでした。 当時ビッグカメラやキタムラでは13万円台でしたが、大枚をはたく以上、少しでも安くしようと、2万円安の富士カメラと言うネット販売専門の店に、少々の危険覚悟で発注し、発売日の翌日から使い始めたのでありました。
その勇姿は下の写真です。
今の電子機器はなんでもそうですが、持てる機能の一部しか使い切れていませんが、 それでもこのカメラは私にはぴったり肌になじみ、私と常に行動し、海外にも同行し、幾多のブログに写真を提供してくれました。 道に落下させたり、雨に濡れたり、除湿箱に入れることもなく、乱暴な使用や下手な撮影に耐えてくれました。
このマシン発売当時には、シャッターの寿命試験を15万回やったとありました。 私は現役時代品質保証部にいて、寿命試験をやってた経験から、それが嘘でなければ結構持つ、そこまでは使わないであろうと思ったものでした。 このカメラはシャッターを押す毎に4桁の数字でカウンとしファイル名(写真の名前)を付けてくれます。
しかし、実際に撮りはじめると、4桁では直に0001に戻るために、パソコンに取り込む際に5桁に変換するように変えましたが、それでも、10万枚撮ると1に戻ってしまうので、撮った写真のカメラの記号として付けていたファイル名の先頭文字”D"を”E"に変えて使ってきました。
そして今は”E35000”を越えており、このD90では実に135、000枚を超えて撮影してきたことになります。 この間7年余りですから、単純平均では月1600枚余り、毎日50枚以上撮ってきたことになります。 そのためか、一月ほど前から、アクセスランプの常時点滅など、故障らしき現象が見られるようになってきました。
寿命試験の15万回までにはまだ少し間がありますが、ぼつぼつ終末期と考えて、 代替え機を探し初めました。 プロ用など上にはいくつもの機種がならんでいますが、前回D80(下位の最上位機種)の上で憧れのD300(フルサイズ機=上位機)に近い機種としてD90が作られたので飛びついたのでしたが、現時点ではD90に勝る機種は見当たらない(現在の下位グループ内の最上位機種)のです。
勿論、他のメーカーにすれば、あるやも知れないが、大量に購入済のレンズが全て使えず、新たに買わねばならないから、そんなことは出来ない相談です。 また、現用機で不満は殆ど無く、 出来ることなら、本体を軽くしたい、それに欲を言えばバリアブルモニターであること位しか望みがないのです。
ニコンの上位機と下位機ではセンサーサイズが異なることから、レンズのマウント寸法も異なり、D90はAPS-Cサイズであり、私が持つレンズは全てこの規格ですから、上位機(フルサイズ)にはセット出来ないので、手持ちの全レンズを買い替えない限り、上位に進むことは困難なのです。(この状態を”帯に短し、襷に短し”と称していました)
現用機に対しグレードアップにならないが、使い勝手がよくなり価格が適切などを前提として機種をあたれば、只今売り出し中のD5300かD5500しか見当たらない。 現用のD90がカメラ本体のみで850gr、これに対しD5300が530gr、D5500が470grとなっており、持ってみるとかなり軽い。 両者ともにバリアングルモニターです。
この二機種の価格差は3万円、単純な比較では重量差は60grにしかならないから悩むところです。 他の仕様を細かく見ると、5500はタッチパネル方式であり、外形寸法も1mmほど小さい等、ほんのちょっぴりよくなっているのみ。 最後の決め手は、重いものが持てなくなった体でも、 長時間首にぶら下げられる「重量差」でありました。
実際に本体のみを持って見ると、60gr差ははっきりと感じ取れるので、「60grを3万円で買う」ことに決めたのでありました。 買い替えでグレ-ドアップにならないのは、気分のよいものではないですが、 上位機種は雲の上にしかないのだから、それに、下位の最上位には違いないのだからと自身に言い聞かせたのでありました。
”価格.com”などで価格の動きをチェックしていた所、ある日一気に5千円下がったので、即購入を入れたのでした。 ビックカメラにて税込み84千円余り(ポイント10%)でした。 なお、この日の最安値は富士カメラ等の70千円でありましたが、ポイント活用(前後の買い物を含む)で殆ど差無く買うことが出来ました。
そして、先日到着した「D5500」機。
下はレンズを取り外した状態です。
バリアングルモニターです。 なお、タッチパネル方式はスマホではほとんど有効には使っていませんが、カメラ上では結構使えそうな気がしております。
例えば、ライブビュー状態で撮るときに、ピントを合わせたい画面上の位置に指を当てれば、その位置にピントが合い、指を離せばシャッターが切れる、失敗なら直ちに何度でもやり直せる・・・など。
カメラ本体ケースが軽量化のためか、かなり薄くなっているので、落下は重大事故になる予感がします。 見た目の重量感が無いのは見ないようにすることで使ってゆきたい。 ファイル名(写真のナンバー)は”F00001.jpg”から開始しました。
カメラが軽くなったことで、重い万能標準(マクロ・望遠)レンズを外して、単焦点のレンズにすれば、非常に軽くなり首の負担はがぜん小さく、毎日の散歩にも持ち出せるほどの軽快感に惚れ込みそうです。(ファインダー付ミラーレス機との差が大きく減少)
古女房ともいえる「D90]は、お役御免となるかと言えば、”世間はそんなに甘くない”。ばっちり修理の上、老後も二番機として働いてもらう積りです。 (ファイル名は ”E・・・・・” を継続)
おしまい