マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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豊井町を訪ねて

2013年04月29日 07時45分35秒 | 楽しみにしておこうっと
荒起こしをされた田んぼの一角。

四隅に竹を挿している。

その中にあったススキの穂。

下には半紙に包んだミカンと思えるお供え。

傍らにはアズキ粥があった。

2、3日前にそれをしたというO氏。

当人はおられなかったが田んぼ付近に住むY氏に伺った。

1月19日は氏神さんを祀る豊日神社の行事。

ケッチンと呼んで充てる漢字は結鎮。

神社役員が版木を刷る。

おそらくはごーさんのお札。

それをヤナギの枝に挿して豊作を祈願する。

神職は登場せずに村人たちで行われる行事のようだ。

祈願したお札は村人に配られるが農家を営む戸数は少ない。

ケッチンを知ったのは郡山城ホールで藍染の展示会で受付していたN婦人の言葉。

うちではそのような行事をしていると聞いてやってきた豊井町。

神社を求めて流離っていたときに発見した苗代のお供えであった。

秋祭りや風鎮祭があるという。

膳の料理は手作りであったが簡略化したと話す。



風鎮祭は風の祈祷とも呼ぶ行事で集落内にあるお地蔵さんの祭りと重なっているようである。

(H25. 1.18 EOS40D撮影)
(H25. 1.19 SB932SH撮影)


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