ASAKA通信

ノンジャンル。2006年6月6日スタート。

「問いと解」202428 20211104

2024-01-28 | Weblog

 

 

全問正解、満額解答、最終解をめがけるルートではない
絶対解をゴールとして生きているわけではない

絶対の真理、絶対の正義、絶対の善
ガラスの天井を敷設すれば、そこが行き止まりになる

問いは生まれ、更新され、くりかえし生まれつづける
世界はほどかれ、結び直され、新たな解が導かれ
そのつどの解を投下して新たな問いの下地が作られる

問いを糧として、資源として、よりよい解をめがけて生きる
よりよい、とは一体何か、何にとってのよきことか

はじめから決定項、最終解のなかで生きること
そんなことはできないように出来ている

外部に示された絶対解ではとうていありえない
ただ、そのつど、われ欲すにおいて探索する地平
それを「よきもの」とする、価値とする交換の地平はある

みずからの問いと解をたずざえ交換の地平に向かう

だれかとだれか、よきものとよきもの
そう信じるもの同士が出会って混ざりあう
誰のものでもない第三の問いが生まれ
共有された地平において新たな解をつくりだす

このセッションの展開には明らかに「快」がある
ひとりではかなわい獲得できない経験がある

ことばにすればそれだけのことにすぎない
たったそれだけのことを価値として生きあうことはできる

最後の解はどこにも存在しない
実体化すれば世界は一つの像としてフリーズする

交換の地平を生きあうかぎり
相互に交換の地平が保たれるかぎり
この努力の集合において相互に報われる地平がある

はじめから決められた「解」から逆算して生きるのではない

さまざまな問いと解が織り上げる「地平」を価値とする
そうして生きることを決め、生きあうことはできる
俺たちの展開本質にかなう作法、そう思わないか

 

 

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