蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

4年前の試作品、蜜ロウピカルン(仮名)を久々に塗りテスト~大掃除編~

2007年12月21日 14時02分25秒 | 小川百合子
毎年、掃除掃除といっておきながら
日常業務で終わってしまい、表面的な清掃しかできなかったのですが
今年は今までよりは、大掃除をしています。



大掃除をしていたら
小川社の台所研究室で試作していた
「蜜ロウピカルン(仮名)」がでてきました。

コレは合板フローリングやプラスティックにも使えるワックスとして
試作したものです。
早速、試作品を3年ぶりに試してみました!
形状も変化がなく、塗った感じも上出来!
小川社が毎日使っていた古くなったコーヒーメーカも
これで磨いたら、適度に艶がでて美しい!
なんいってもすぐ乾く!
形状は乳液ワックスですが、3年間経っても商品としてもだせる状態で
ワックスが分離していなかったです。



発送作業場の40年前の合板テーブルを塗りました。
少し艶がでて、テーブルが生き返ったようでした。
テーブルに向かって
「今までよく手入れもしないのにがんばってきたなぁ!」と
褒めてあげた気持になります。
ボロテーブルでも手入れをすると情が移るのか(笑)



スタッフの倉本にもテストしてもらったら「使いやすい」と好評。
「自分たちが口答で説明できる、安全な原材料でつくりたい」
という主人の意思があり試行錯誤の繰り返しで、
現在は保留状態でしたが、3年寝かしていたら「オヤオヤ」といた
試作品です。試作ナンバーを確認して調合、製造方法を見直さなくては・・・。


これを商品化するかどうかは次の問題ですが
大掃除って会社全体を整理することなんですね。




そうそう!小川社はスタッフ全員で掃除をすることが目標です。

私が独身のときに勤めていた会社は、掃除業者にまかせっきりで
いつのまにか売り場のスタッフもちょっとした汚れに対し鈍感になり
事務作業の机が散らばっても気にならなくなっていました。
だから商品もどこか光り輝いてない。
売る人の気持って商品に反映するのでしょうか?
ところが、会社のトップが基本的な日々の掃除は
従業員がやることに方向を変えたら
経費削減にもなりましたが、
ビックリするほど売り上げも上がったことがありました。
(大きい会社だっただけに、余計そういった結果になったかも・・・)


そういえば、小川社を立ち上げたとき
醤油醸造元の社長さんが
「お客様の立場からみたら、新人も年齢も経験もまったく関係ない。
 お金をもらって働く以上、自分の仕事が会社の顔になります。
 だからこそ自分の身の周り、職場環境に気を配ることが大切。
 みんなの意識がリセットされることが掃除の目的。
 スタッフ全員で掃除をする、これこそ教育であり経営である。
 難しい理論よりも整理整頓から、自分自身で見えてくる仕事
 に気がつくことが大切です。」
と教えを受けたことがありました。
経営の立場にいると、そんな大きな会社で無い限り
自己資金で運営しているから、つい経営の方が切実にみえ
掃除よりもっと大切な仕事がある!と思うのが常だと思いますが
ここの社長は自ら掃除をしているからこそ、
スタッフにも厳しく指導しても
社員教育として受け止められるのだろうか?
それとも私自身が厳しく指導する立場をさけているから
社員教育として伝わらないのだろうか?
どちらにしても
人を指導するほど我を見直すから逃げられない立場です。



私自身の自宅は、元々不精モノなので恥ずかしい限りの散らかった部屋です。
しかし経営の立場にいる以上
会社は20年30年と続くような姿勢で生きないといけないですよね。
会社の経営も日々の積み重ねだから・・・
(まだ子どもが1歳、私は40歳、主人は46歳)
まずは自身から続けていかないとなぁ・・・
目標ではなく、日々の習慣にすればいいのですが・・・
なかなか・・・でも去年よりは少し良くなったかなぁ・・
(子どもが少し大きくなったので以前よりは朝が楽になってます。)

少しの変化ですが、以前より少し朝早くきてトイレ掃除を始めています。



・・・・・話がかなり飛び飛びになってしまいました。
眠っていた「蜜ロウピカルン」も商品化して一度起こしたいです。
「服を一枚買うよりも、蜜ロウピカルンで部屋を
 磨いたほうが、お洒落!」
なんていう若者がでてくると楽しいだろうなぁ
身の回りを手入れしながら、
スッキリ生きるってお洒落ですよね。