蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

ソバの灰と蜜ロウ ミストdéワックス

2012年05月31日 15時44分21秒 | 草木灰越前生漉奉書
「草木灰 越前生漉奉書」を残したいというブログを書いてから
何人かの方に連絡を頂いた。ブログのコメントにも「けいこ様」のご紹介があった。
皆様、ありがとうございます。



並行してお問い合わせをすると、もし重なってしまった時にご迷惑をおかけするので
順番にお問い合わせをしていこうと思っています。
現在は、「長勝さん」が北海道出身ということで、知り合いの方に問い合わせをしていただくことになっています。



何とかご紹介いただいた中から「ソバの灰」か「ソバの葉」を手に入れられるように頑張ります。
「ソバの葉」になったときは、竹村君ががんばって「ソバの灰」にしてくれると信じています。



さて、6月4日からまた出張になりました。
4日、東京でアルカリ水を使った「乳化剤」、「洗剤」についての打ち合わせ。
5日、大手住宅メーカーとの「木もちe-デッキ」打ち合わせ
6日、「チルチンびと」を出版している「風土社」で「蜜ロウ ミストdéワックス」のPR
7日、大分に飛び「ポッポおじさんの大分からあげ」の川辺社長とお酒を飲み。
   (川辺社長は早稲田大学の同期で、バンザイ同盟の仲間です。)
8日、直方市にあるお世話になった方のお墓に「蜜ロウ ミストdéワックス」が出来上がったことを報告。
その日のうちに尾鷲に帰着予定です。



お世話になった方には、
「未晒し蜜ロウワックス」を発表して間もないころ、ある展示会でお会いして、
「未晒し蜜ロウワックス」が世に広がるきっかけを作っていただきました。
その方が大手建材問屋の常務さんをされていた時で、大手メーカーのものではなく、
「未晒し蜜ロウワックス」を評価していただいたことにビックリしたことを今でも覚えています。



約10年ちょっと前、
「乳化剤・界面活性剤を一切使わずに蜜ロウワックスのエマルションを作れそうです。」という話をしたときに、
それだけでそれがどういう価値があるのか、用途があるのかをすぐに理解し、
「耕太郎さん凄いぞ。すぐに商品化しろ。売ろう。」と言ってくださいました。



結局のところ、時間とともに水と蜜ロウワックスが分離し、
その時には商品化できなかったのですが、
その時の「想い」を10年以上持ち続けた結果、ようやくエマルション化に成功し、
6月中旬より販売することができるようになったのです。



その方は、私の妻が妊娠した時に
「男なら久太郎、女なら久乃だ。(その方の名は久と言います。)」と言って大喜びしてくれましたが、
娘が生まれてすぐに、会いに行く間もなく亡くなられました。



そうやって出来上がった「蜜ロウ ミストdéワックス」、生半可なものではありません。
その方と私と妻の10年以上かけた執念で出来上がったのですから。










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