蜜ロウワックス日記

小川耕太郎∞百合子社をとりまく日々あれこれ

はじめてのD.I.Y~19歳大学一年生、長勝鋸で木もちeーデッキ90mm角材を切る。

2013年02月22日 09時54分57秒 | 新商品_長勝さんノコギリ



はじめてのD.I.Y~木もちeーデッキでつくる縁台~

小川社では2/1~3/28まで愛知大学経営学部1年生 毛受惇(めんじょうあつし)君を
インターン生として迎えています。
インターンとしての彼と小川社の目標は「木もちeーデッキを一般化」すること。




実はウッドデッキは、日本でつくられるようになってからそんなに経っていません。
湿度の高い日本で、どのように施工したら無垢材のウッドデッキが長持ちするのか?
2世代前までは新建材が無かったので、大工さん達の口承により技や工夫が継承され、
また施主様も暮らしの中で手入れすることで、無垢材の性質を理解し、モノを長く使う精神が伝えられてきました。


近年は、防腐剤の強化や合成木材など、様々な技術によりさほどメンテナンスをしなても、
長持ちできるようになりある意味便利になりました。
しかし、その結果、木を理解する暮らし方の継承が途絶えつつあります。
無垢の木」を施工業者様や施主様のご協力により長持ちが可能になります。




まずは、小川社では今まで起きた問題点などを集計。
そしてどのように表現すればお客様に伝わるのか??
この部分は、はじめてD.I.Yに挑戦する毛受君が、木もちeーデッキ材で縁台を作り
初心者の人が陥りやすい視点を探す作業をしてもらいました
この視点は施主様にもご理解いただける視点だと思います。
この報告は、より具体的なカタログや使用説明書に改定する材料となります。



最終的には6畳近くのウッドデッキを彼に製作してもらいます。
小川耕太郎∞百合子社+インターン生によるプロジェクト。
まずは、長勝鋸で木材をまっすぐ切るところからスタートです。


畦挽き鋸(あぜびきのこ)~長勝鋸の特注品~

2012年09月13日 08時51分35秒 | 新商品_長勝さんノコギリ

▲お客様から特注でご注文を受けました、長勝さんが研いだ 畦挽き鋸です。



畦挽き鋸(あぜびきのこぎり)とは?

小穴や溝を引くときに使用します、首が長く刃長が短い。鋸の形状は弧状。

元々は床を張ってから、囲炉裏を切るときに引き込むために使っていましたが

最近は、敷居や鴨居(かもい)の溝をつくる時などにも使われます




最近、特注鋸のご注文もポツポツでてきました。

長勝鋸を取り扱ってから約2年経ちます。

今までこんな特注鋸の注文を受けました。




▲剪定用鋸

剪定用鋸の切れ味を極め、

京都の庭師と開発して更にバージョンアップしたのがコレ

とても人気のある鋸ですが、超少量生産のため、入荷されるとすぐ売り切れるのが悩みの種です。現時点では在庫は5本あります。


▲剪定鋸で枝を切りました。剪定鋸でここまでのスライス切りができるのは切れ味がズバ抜けているから!



       
挽き廻し鋸                                              ▲腰鋸(丸太などを切る)

横切り鋸(ウリン、カリン、イチキカシなど超硬質な木材を切る)

縦挽き専用(大きな柱などを切る)




▲長勝鋸ホームページ

長勝鋸

2012年05月17日 14時42分27秒 | 新商品_長勝さんノコギリ
イヤー、またいらっしゃいましたよ。
お客様が。



「長勝鋸を見たい」とおっしゃるお客様が。
ガーデニング用の腰鋸も見てみたいと。



でも、
「申し訳ありません。腰鋸はまだ手元に届いておりません。
 5月13日に京都で腰鋸の発表会をされて、
 30数名の造園屋さんが来られたそうです。
 その方々の腰鋸を作り、弊社でご注文いただいた方が6名ほどいて、
 順番待ちなんです。」

この腰鋸と違って窓鋸になります。





「えー、そうなんですか?愛媛から来たのに。」



「えっ?愛媛ですか?」



「旅行で金沢の方へ行っていて、昨日は松坂に泊まったので
 ついでにここまで来ました。」



「ついでって。」



弊社のお客様って
静岡からだったり、大阪からだったり、ふらりと来られるんですよ。
こんな不便な「尾鷲」まで。



いつもビックリさせられるんです。
突然来られるから。
今度は、四国からでした。



腰鋸はなかったけれど、両刃鋸や導突鋸の試し切りをしていただいて、
せっかく来たんだからと導突鋸を一丁買ってくださいました。





あー良かった。明日から24日まで出張なんです。
23日は、ついにチーム日光の皆さんが作り上げた「竪穴式集会所:鍵」の完成式典
南三陸町にも行ってきます。



それじゃ、また。帰ってきたら報告します。



岡崎製材様ウルトラ市出展報告

2012年04月20日 10時36分10秒 | 新商品_長勝さんノコギリ
4月14日、15日は、岡崎製材㈱様「春のウルトラ市」展示会でした。
14日(土)のお昼すぎまでは、「長勝鋸」のご本人、長津勝一さんにも出座いただき、
長勝鋸、チップソー、替え刃などのディスプレイ、試し切り、店頭販売などを試みました。
新潟三条の鋸メーカー、㈱中屋様商品の替え刃を、長勝さんが金シキの上で、チンチンチン
と叩き(伸ばすと?)、あら不思議、切れ味がぐっと良くなりました。今回は、長勝さん
監修の復刻版チップソーや、中屋㈱様製造の刃に長勝さんが鋸砥ぎをした「小川社
オリジナル替え刃」も新発売になり、長勝鋸商品のラインナップもぐっと充実してきました。
長勝さん所有の「佐藤長一郎作 日本一切れる鋸」や数々の名工の手になる鋸の一品も展示し、
お客様の中には、展示鋸の所望を長勝さんに直談判される方や、「なんで長勝鋸はこんなに
切れるのか」を長勝さんと話しこんでいるお客さまも見受けられました。



通常展示・販売の「木もちe-デッキ」「木もちe-外壁」と並んで、「長勝鋸の切れ味」も
もっと皆さんに知っていただけるよう、これからもお知らせしていきます。

週末は、ウルトラ市へ。

2012年04月13日 07時48分00秒 | 新商品_長勝さんノコギリ
先ほど、主人とスタッフT君が岡崎に向かいました。終電でスタッフF君も同行。
今回は、弊社のブースに長勝もこられるということで
いつも意気込んでいますが・・・更に気合いを入れ準備をしております。
是非、ご来場くださいませ。



 春のウルトラ市に小川耕太郎∞百合子社が出展!

4/14(午前中のみ):長勝さんによる鋸の説明や実演(小川耕太郎∞百合子社のブース内)
長勝さんが所有する、「日本で一番切れる鋸(ということは世界一)佐藤長一郎作鋸」も展示予定



日時:4月14日(土)、15日(日)

場所:岡崎製材様 総合センター 竹内様まで
     〒444-0005 岡崎市岡町下野川62
     



木もちe-デッキ外壁ウッドロングエコなどの商品展示、説明もあります。


問い合わせ先
     岡崎製材様 総合センター 竹内様まで
     TEL 0564-54-5211
   



長勝さん鋸の展示

2012年04月08日 13時03分27秒 | 新商品_長勝さんノコギリ
長勝さんから「佐藤長一郎作鋸」が届きました。
これを、4/14(土)岡崎製材様ウルトラ市にて展示します。

どんな道具もそうかもしれませんが、鋸も同じ材料で同じ工程を辿っても、
作り手によって、できあがりはまったく異なるものになるといわれます。
大正元年、三条出身生まれ、長勝さんが「日本の鋸史上一番切れる」と公認する
鋸稀代の名工、佐藤長一郎をぜひご覧にお越しください。



岡崎製材様ウルトラ市出展のお知らせ

2012年04月05日 15時58分44秒 | 新商品_長勝さんノコギリ
来週の週末、14日(土)、15日(日)、岡崎製材様の「春のウルトラ市」に出展いたします。
いつもどおり、木もちe-デッキ外壁ウッドロングエコなどの商品展示、説明、
販売をいたしますが、今回はなんと! あの長勝鋸(のこぎり)長津勝一さんご本人が、
同行されることになっており(14日午前のみ)、長勝さんによる鋸の説明や実演も予定
しています。その他、長勝さんがチョンチョンと手を加えて、切れ味鋭くなった替え刃式鋸
や、長勝さんデザインのチップソーの販売もいたします。長勝さんが所有する、「日本で
一番切れる鋸(ということは世界一)佐藤長一郎作鋸」も展示する予定です。大工道具や
職人の技にご興味ある方は、ぜひ14日の午前中に岡崎製材総合センター「春のウルトラ市」
の小川耕太郎∞百合子社のブースにお集まりください。お待ちしております。

詳しくは、岡崎製材様 総合センター 竹内様まで
     〒444-0005 岡崎市岡町下野川62
     TEL 0564-54-5211 FAX 0564-54-3878


長勝チップソーのH.PをUPしました。

2012年04月02日 01時47分18秒 | 新商品_長勝さんノコギリ


長勝チップソーのH.Pができました。


鋸研ぎの革命児”長勝鋸”が監修。

長勝鋸こと、長津勝一さんはヨーロッパ諸国で

職人さんの指導も依頼されるほどの鋸研ぎ職人
さんです。



長津勝一さんの考え方に基づき、監修されたチップソー。

是非、一度手にとって見て下さい。





チップソーの体験談はコチラでごらんいただけます。





▲ネットショップでもご購入できます。>



国を超えて指導を頼まれる職人さんです。この技術を後々まで残さなければ!

頑張れ!小川耕太郎∞百合子社。

幾何楽堂がオブジェを作る。

2012年03月20日 01時33分31秒 | 新商品_長勝さんノコギリ
幾何楽堂の小坂さんが
2月2日のブログで紹介した「物凄い杉」を使って
フィンランドのくらしとデザイン-ムーミンが住む森の生活展の展示物製作をしています。
先日、制作過程写真が送られてきたのでご紹介します。






2月にトラックに積んで帰ったこの材が、









鑿と彫刻刀でこのように削られ、



このような形になりました。
(画像をワザと大きくしています。この迫力を感じてください。)

彫っている様子がこの写真。







このドアの製作の彫りに使われた道具が、長勝鋸こと、長津勝一さんの目力でセレクトした彫刻刀になります。




妻と娘を連れ、長勝さんのところに伺った時にいただいた彫刻刀です。
東京の御徒町にある彫刻刀専門店で柄をつけてもらい、
今回の制作に使ってもらおうと幾何楽堂さんにお貸ししています。




もう言葉は要りません。幾何楽堂さんも長勝さんもカッコ良くて惚れ惚れします。



製作者と製作者に道具や素材を提供する関係が、素晴らしい!

良い道具とは、人をも動かす。

木と人の魂が共鳴した瞬間。


とはこういうことをいうのではないでしょうか。




長勝さんのものづくりに対する精神性は、日本の文化だと思います。
小川耕太郎∞百合子社では、この技術と精神性は、後々まで伝えていくべきだと考えています。



何も作っていないのに、とてつもない仕事を終えた後みたいにふんぞり返っている耕太郎でした。




長勝チップソー        長勝鋸