鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

解放されるということは・・・?

2012-04-21 22:50:10 | Weblog
曇りがちで、寒い日が続く。

今年は、花が、咲くのが遅い。
長かった冬が続いたし、このところの寒さの戻った感じのする日も多いせいか・・・。
桜も、染井吉野は、終わったけれど、八重桜、枝垂れ桜、山桜などは、今盛りで、風に乗って、花びらが舞っている。
ちょっと赤味の強い蘇芳なども、よく目立って、体感的には、寒くても、やはり4月なのだな・・・と思ったりする。

これから、5月にかけてが、多分、1年で一番、爽やかで、過ごしやすい時期になる。
連休もマジかだから、気分的にも解放感があふれるし、風も気持ちよくなってきて、衣類も薄手の物に変えて、気分も軽くなりたいものだ。

解放感が強い・・・と言うことは、日常、いつも何かに縛られて生きているということなのだろう。

この身体を縛るもの・・・。
服飾なども、その一部だろうし、女性(最近は、男性もか?)なら、外出するときの化粧。
コレなどは、古代なら魔除けの意味があるらしいけれど、今は、武装(・・・外に出れば、敵も多いし、戦闘準備ということにでもなるのだろうか?素の自分を隠すという意味もありそうだ)ということか・・・。
・・・どうも、使用前、使用後が、あまり明確ではないと思うこともあるけれど。
病気や身体の不調なども、確実に自由から、この身を遠ざけている。
物理的な重力なんかも、それに縛られているし、また、重力がないと、骨などが退化して、歩行すらできなくなるという。
身体を縛るものは、反面、身体を守るものなのかもしれない。

呪縛というものあるか・・・社会的なルール。

心も随分縛られているよな・・・。
仕事の納期、達成に伴う重圧感や、それに伴う人間関係、仕事以外のプライヴェートな関係。家族関係。婚姻などもそのひとつだろうし、恋愛関係などは、顕著なものだ・・・とそう思う。特に、未熟な恋愛だと相手の心が、自分以外に向くことを許せなくなる・・・或いは、相手にそれを強要されるとか・・・?

何気ない、全く信憑性のない占いなども、それに支配されることもある。

結局、自分自身を自覚する機能(主に、脳だとか、精神の病だとか?)を崩壊させるか、死に至る以外、完全解放されることは、なさそうである。

解放感を味わうには、縛り付けられている日々が、必要なのだろうと思ったりする。