鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

今年も上手に啼けました。

2012-04-18 22:50:46 | Weblog
四月も半ばにはいったというのに、今年は、なんだか、ずっと寒いような気がしている。
四月、五月は、外出のさいの衣服の調整が難しくて、暑くなるのか寒くなるのか予想がつかないで、とんでもないことになったりする。
暑さを予想して、薄着したら風邪ひいたとか、厚着したら、汗かきすぎて、これまた風邪ひいた・・・だとか・・・そんなこんなで、難しい。

そして、今日の夕方、自宅裏の雑木林で、『鶯』が鳴き始めた。
初鳴きだ・・・。
例年だと、3月半ばから、春分の日あたりで、聞こえる初鳴きだけれど、今年は、どういう訳か、聞き逃していて、たどたどしい可愛い鳴き声を聞くこともなく、いきなり、正調な綺麗な声だった。

ほ~~~~ほけきょ~~~~・・・この後が勝負である。
ちちちちちち~~~~~この伸び具合が堂にいっているのは、驚いた。

練習なしだったじゃん・・・今年は・・・。
(・・・私が気が付かなかっただけかもしれない・・・)

上手い!上手い!・・・すごく上手だ。
しかも、澄み渡るような綺麗な音色。

去年は、原発事故のあとで、1日中外気に晒されている小さな鳥は、放射線の影響をダイレクトに受けるから、絶滅するのではないか・・・とさえ、思った。
絶滅は、まぬがれても、ちゃんと鳴けなくなるのではないか・・・。
もうあの澄み渡るような綺麗な声は、きけないのではないか・・・。
そんなことばかり、考えて過ごした春だった。

それなのに、更に、パワーアップしているのには、驚いた。
あの小さな身体で、雑木林の外まで聞こえるのだ。
たぶん・・・嫁(鶯のめす)を募集中なのだろう・・・と思うのだけれども・・・。

鶯は、生き延びた・・・。

しかし、初夏を告げるカッコウは、去年、全く鳴かなかった。
さわやかな印象の鳥だが、姿醜く、しかも托卵により、卵を産むだけうんどいて、種の違う鳥に育てさせるという狡猾なヤツである。

どうも・・・誰かに似ている・・・子供を産むだけ生んどいて、育てることをしない・・・あのひとに・・・。