昨日も書きましたが、2泊3日の函館滞在中、天気予報に傘マークのないのは最終日だけ、
あとは毎日怪しげな予報で…
初日、水元、護国神社、函館公園をぐるりと観て歩き、さてこれからどうしようかと。
ホテルにチェックインもあるし、疲れもあるし。
でもなんだかお天気よね。
そうなんです。来る途中何度も雨に当たったのですが、なんだかこの時はすっきり晴れておりまして。
翌日も不安定で当てに出来ない天気なら、晴れているうちに動きましょう、
予定していなかったけど、函館山に登って夕焼けから夜景まで見ちゃいましょかと。
今回の函館旅行で一番どたばたしたのが、この函館山の要塞でした(笑)。
事前に第二砲台に関しては調べていたんです。
ただ、そこまで山頂からどう歩いていくのか、距離、及び要する時間に関してはこれといった情報を得られず。
時間にたっぷり余裕があるのなら問題ないですけど、
まさに日没との追いかけっこでした。あ、これは私だけ、気分的にね(笑)。
前説長~いのはいつものことですが…
景色を眺めながらも、要塞への道を一人探す…
日没までまだ時間はあるし、『要塞行ってもいいでしょか?』
娘は必ずそうくると思っていたようでして。快くOKを。いいやつだ。
ここにもあるのですが、ここより第二砲台跡を先にでして。
つつじ山駐車場という看板を信じ、放送局建物の横から細い道に入りまして。
不安。
あそこか?あそこなのか?
で、この道は続いてるのか?
これを写したのが15時34分。日没はだいたい16時50分頃と予測。
日没30分前にはきっちり戻ってきたい。どれくらいであそこに着くんだ?
と、娘が向こうの山肌に人影を発見。あそこだ。間違いないっ。
疲れてるし、急な下りで股関節やばやばだったんですけど、必死(笑)。
普段の倍のスピードで下りましたわ。
と。
突然前方にお地蔵さんたちが。
函館山権現。
ここは予備知識全く無しだったので、かなりびっくりしました。
その近くに、西国三十三観音像。これは知ってましたが、ここでお目にかかれるとは。
ちなみに函館山が要塞として使われていた時は湯の川に移され、
戦後新たにお山に再安置されたそうです。
ここを過ぎ、車道を横断し、つつじ山駐車場へ。
って、ただの駐車場ででら不安に。間違えたか?他に、もっと奥に抜け道でもあるのか?
なんてハラハラどきどき見渡しますと。
あった、奥に看板、案内、間違いない、ここよ、ここっ。
撮影時刻が15時43分となってますから、早歩き10分くらいで着いたってことでしょか。
今さらですが、この上の復元鳥瞰図と歩き写した写真を見比べると、思わず納得。
写した順番で載せていきます。
ここまでが端というか、まぁそういう部分で、この先に砲台跡が。
きたっ。見えたっ。
思わず身震い。ついに来たっ。娘に感謝。
このように円いテーブル部分が砲座跡で2×3箇所ありまして。
(ちなみに娘の記憶なのですが、語るところによると、『私確か小学校の遠足でここでお弁当食べた』と。
あ、確かに大勢の子供のお弁当タイムにはいい場所かもと。羨ましいというか、意外な記憶発掘か)
これよ、これ。昨日のパンフレット載っていたやつです。親切なブログを目指しておりますっ、はいっ。
見比べると、なんだか唸ってしまったんですけど、いかがでしょ。
あ!お!上の現在の写真は娘が写したやつんですけど、かなり同じ場所から写してた?もちろん偶然ですけど。
見れば見るほど同じような位置というか場所で写してるっ。わ、びっくりっ。凄いぞ、娘っ。
階段は全てロープが張ってあり立ち入り禁止となってました。
この下のアーチの部分、これはなんだったんでしょ。
で、穴。
この半円にカーブした石壁が3つあって、どれも穴が開いてるのよ。
覗いて納得。
ほら、隣の砲座のある石壁まで穴が開き繋がっている。
これって伝令というか、糸電話じゃないし、あぁなんて言うんでしょ、ダイレクトに声が伝わる細工なんじゃないかと。
って当てずっぽうの素人の発想ですけど。本来の穴の正しい意味はわかりませんので。
…どうやって真っ直ぐ向こうまで穴を開けたのでしょ。曲がりましたぁでは許されないでしょし…
横に行くと展望所となってました。
確かに眺めがいい。というか、だから要塞を作ったのでしょけど。
奥から見る函館山。
(裏函館山にも行ってきましたので後日に)
いやぁ、綺麗。
さすがに娘もここは来て良かったと。
うん。そうだそうだ。たまには母に連れまわされてもいいことありだろ。
かなり広かったです。
函館山に観光で来る人で、この要塞の存在を知っている人ってどれくらいいるのかな。
そのうち興味を持つ人となると。
染まってきた。
なんとなく人面石に見えてしまうのは私だけ?
ここにもお地蔵さんが。
終了。明るいうちに間にあってよかった。
山頂に戻ってこれを写したのが16時18分。
約40分のダッシュ見学だったのか(笑)。
娘が笑いながら、
『あなたねぇ、ほんと怖かったから(笑)。もう急ぐ後姿、要塞に取り憑かれていたから(笑)。』
いえね、お山で日が落ちるのは速いですし、落ちるその前にどっと暗くなる。
確実に明るいうちにと急いでいただけなんですけど(笑)。
このあと夜景を見て下に下りたら雨となりました。
いやぁ、やっぱり千畳敷行きたいなぁ。その他の場所も行きたいなぁ。
ここ御殿山第二砲台跡は山頂から近いですから。
車なら途中ですし。
せっかく函館山を訪れるのなら、ぜひここもとプッシュしたくなるのですが。
ってこれって好みの問題ってやつでしょか。
以上津軽要塞(函館要塞)御殿山第二砲台跡でした。