最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

「メディカルはこだて」の冬号(第61号)が発刊

2017年03月07日 02時15分15秒 | メディカルはこだて
「メディカルはこだて」の冬号(第61号)が発刊しました。



現在、函館市内および近郊の書店で販売中です。

【特集】
病気はひとりで悩まないで。患者会活動で明日を生きる

高次脳機能障害
交通事故や脳の病気などで「人が変わってしまった」と悩んでいませんか?
村上峯子(脳外傷友の会コロポックル道南支部代表)

人工透析
講演会開催や市長との対談積極的な活動を実施組織強化の取り組みも加速
河村紳司(函館地方腎友会事務局長)

リウマチ
病気をひとりで悩まずにリウマチを正しく理解し積極的に治療に取り組む
宮澤生雄(日本リウマチ友の会北海道支部道南地区幹事)

がん
がんの種類に関わらない明るい雰囲気の茶話会で元気を分かち合う患者会
斉藤佐知子(函館がん患者家族会「元気会」代表)

脊髄小脳変性症・多系統萎縮症
歩行時のふらつきから「酔っぱらっている」と言われたことも
山岸良童(であい友の会」道南地区連絡会運営委員)

パーキンソン病
小学校で黒板に字を書く際にチョークを落とす回数の多さでパーキンソン病を発見する
小松 悟(全国パーキンソン病友の会北海道支部函館ブロック代表

【トピックス・リポート】新電力への切り替えで年間500万円の削減効果
木村 建(函館渡辺病院事務部長)

【トピックス・リポート】医療と介護の連携を支援するセンターが4月開設
高柳 靖(函館市医療・介護連携支援センター準備室)

【トピックス・リポート】血尿・尿蛋白から透析までの治療を行う腎臓内科
吉原真由美(函館五稜郭病院腎臓内科医長)

【トピックス・リポート】 「透析センター」のリニューアルで、より充実した透析治療を提供
雲母公貴(函館五稜郭病院臨床工学科係長)

【ピックアップニュース】全国各地の医療機関や施設で導入拡大 インターネット利用の「地域医療連携システム」
盛長志朗(エスイーシー医療システム事業部クラウドソリューション部課長

【ピックアップニュース】法人情報システム室の使命は「人とITをつなぐ」こと
滝沢礼子(高橋病院法人情報システム室室長)
佐藤美知子(高橋病院法人情報システム室)

【ピックアップニュース】函館稜北病院は大幅なリニューアル工事が完成
吉田清司(函館稜北病院事務長・薬剤師)

【スペシャルリポート】国立函館で全国的にも少ない「病理診断外来」を担当。褐色細胞腫とパラガングリオーマの病理では日本の第一人者
木村伯子(国立病院機構函館病院病理診断科部長)

【ドクター・クローズアップ】昨年4月、山形県から江口眼科病院の診療部長に就任
松下知弘(江口眼科病院診療部長)

函館渡辺病院は昨年8月から病児保育を開始
算用子和江(函館渡辺病院看護師)
小笠原純(函館渡辺病院ふじ保育園保育係長)

道南初の「お泊まりデイ」実施で宿泊サービスを提供
斎藤 修(デイサービスセンター「のべる手」所長)

聴診器を首から下げる管理栄養士
佐藤亮介(函館五稜郭病院栄養科係長)

「セラピア便り」  扇の要、函館から
平田 聡(特定非営利活動法人理事長)

身近な漢方医学の知識 『肩こり』の漢方治療について(その3)
久保田達也 (久保田内科医院院長)

お薦めの一冊 「まぶたを10秒押すだけで目はよくなる!」
日隠 修 (栄好堂美原店)

痛みとしびれに画期的な治療の「遠絡療法」とは
久米 守(久米整形外科院長)

The 矯正インタビュー Before&After
古田樹己(ふるた矯正歯科院長)

診断・治療に能力を発揮するマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)
川瀬 敬(川瀬デンタルクリニック院長)

骨が薄い場合も移植手術なしで治療が可能
村田真介(吉田歯科口腔外科院長)

5分で分かる歯科の話 〜歯周病と糖尿病、負のスパイラル〜
伊藤正明(函館新都市病院理事・歯科科長)

「歯間ブラシとデンタルフロスの使い方」
向山英明(向山歯科桔梗クリニック院長)

歯科先進国では診療台の中を流れる水の消毒は当たり前
鎌田 俊(シュンデンタルクリニック院長)

東洋医学の治療院からー地域包括ケアシステムの中での鍼灸師
益井 基(益井東洋治療院院長)

メアリー・エイケンヘッドにホスピスの原点を求めて
細野容子(元岐阜大学医学部看護学科教授・京都市在住)

道産小麦を使用、弾力ある食感と甘みが特徴
滝口博史(かいせい「パンの店オリーブ」サービス管理責任者)




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函館市立3病院の累積赤字解消、改革進めても難しく

2017年03月04日 17時41分17秒 | 函館・道南情報
北海道新聞3月1日付の記事は下記の通り。



第1回定例函館市議会は2月28日、本会議を再開し、代表質問を行った。工藤寿樹市長は、赤字経営が続く市立3病院(函館、恵山、南茅部)の事業改革プランについて「健全化という点では、十分とは言い難いものと認識している」と述べ、プラン通りに経営効率化を進めてもなお、累積赤字の解消は困難との考えを示した。ただ、さらなる一般会計からの繰り入れについては名言を避けた。
改革プランでは、入院件数の増加や平均在院日数の適正化など9項目の取り組みを掲げ、単年度収支を2020年度に黒字化する。ただ、20年度もなお、累積赤字額は30億円で、資金不足比率は、起債の制限を受ける10%を超えたまま推移する見通しだ。
工藤市長は「病院事業を取り巻く状況には大変厳しいものがあり、ただちに累積赤字を解消することは難しい。まずは単年度資金収支の黒字化を実現させるべく、病院局挙げて全力で取り組んでほしい」と述べた。
病院事業会計は、累積赤字を圧縮するため、16年度一般会計から緊急的に約15億円を繰り入れる。11年度にも一般会計から29億円を繰り入れている。



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町立松前病院、常勤医5人体制へ

2017年03月04日 17時39分28秒 | 函館・道南情報
北海道新聞2月22日付の記事は下記の通り。



前院長らの辞職などで常勤医4人体制となっていた町立松前病院に新年度、常勤医として自治医科大卒の男性医師1人が着任することが21日分かった。道による医師派遣で、任期は4月1日から一年間。
派遣制度は道内出身の医師が同大卒業後9年間、道職員として各地で医療を行う仕組み。着任するのは卒業後8年目の30代の総合診療医。臨床研修で同病院の勤務経験があるという。これを受け、同病院は研修医らの受け入れを再開する。
一方、同病院の応援医師として、国立病院機構函館病院が4月から、週末の当直などを担当する医師1人を月1、2回派遣。函館協会病院も4月から、中止していた外科医1人の派遣を再開する。



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病院会計、緊急繰り入れ。函館市、基金から15億円

2017年03月04日 17時34分06秒 | 函館・道南情報
北海道新聞2月17日付の記事は下記の通り。



函館市は2月16日、23日に開会予定の定例市議会に提案する2016年度一般会計補正予算案を発表した。少子化を背景に一人親家庭への児童扶養手当の支給総額が減るなど、2億4100万円を減額する。赤字が続く病院事業会計への一般会計からの緊急繰り入れは、基金から切り崩して対応する。
両親が離婚した児童らが対象になる扶養手当は人口減の影響を受けて想定より利用が少なく、「一人親家庭支援費」を1億4千万円減らす。同様に、中学校卒業までの子どもを持つ世帯向けの児童手当が減り、「子育て支援費」を9200万円減額する。
また、累積赤字を抱える函館病院など市立3病院の危機的状況を回避するため、市の貯金にあたる減債基金から15億9千万を切り崩し、これを原資にして病院事業会計へ繰り入れる。
16年度一般会計は、補正後の歳入と歳出の総額を1413億4千万円とする。
23日開会予定の市議会に、市は16年度各会計補正予算案、17年度各会計予算案など議案61件を提出する。




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市立函館病院、赤字4億円

2017年03月03日 18時06分14秒 | 函館・道南情報
北海道新聞2月10日付の記事は下記の通り。



函館市は2月9日、市立函館病院の2016年度の単年度期末収支が約4億円の赤字になるとの見通しを明らかにした。市は市立3病院の累積赤字の削減へ、16年度中に一般会計から病院事業会計に計15億円を緊急に繰り入れる方針だが、函館病院はそれでも黒字転換は困難な状況。残る2病院は繰り入れを受けて黒字となる見通しだ。
市病院局によると、16年4~12月の函館病院の収支実績は約12億円の赤字。精神科病棟の医師不足や診療報酬の引き下げが主要因とみられる。17年1~3月も患者数の伸び悩みから、昨年11月時点での予想通り16年度期末で約10億円の赤字に陥ると試算している。
市が予定する緊急繰り入れのうち、函館病院分は約6億6千万円。これにより赤字は約4億円に圧縮されるが、当初見込んだ約500万円の黒字には遠く届かず、14年度以来3期連続の赤字が確実。他の2病院のうち恵山病院は繰り入れにより約3億6千万円、南茅部病院は約4億7千万の黒字が見込まれている。
同日の市議会民生常任委員会では、同局の藤田公美管理部長が函館病院の経営見通しを説明。今年10月までに医師5人を増員できるが、精神科医は当面補充できないとの見通しを示し、「16年度は残り2カ月を切っているが、赤字幅を圧縮できるよう診療収入の確保と経費削減に努めたい」と述べた。




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函館市立3病院、遠い再建。函館、恵山、南茅部 累積赤字32億円。医師確保も不透明。

2017年03月03日 09時08分39秒 | 函館・道南情報
北海道新聞2月3日付の記事は下記の通り。




函館市は、赤字経営が続く市立3病院(函館、恵山、南茅部)の経営を立て直すため、事業改革プランの素案をまとめた。約32億円に膨らむ累積赤字について、2016年度一般会計から約15億円を病院事業会計に繰り入れて圧縮するほか、入院件数の増加などを図り、単年度収支は20年度に黒字化する計画だ。ただ、累積赤字を解消するめどは立たず、入院件数増加の鍵を握る医師の確保も不透明で、再建の道のりは険しいままだ。
「黒字になると言っていたのに大赤字になった。『ばら色の計画』に終わっている気がしてならない」
素案が説明された1月17日の市議会民生委員会で、市議から早速、実現性を疑問視する声が上がった。3病院の中核をなす函館病院で16年度に約500万円の黒字になるとの計画を立てながら、12億円近い赤字が見込まれる事態に陥り、11年度に一般会計から約29億円を投入したのに続き、またも一般会計から繰り入れるからだ。
素案では、赤字の原因について医師の退職者を補充できずに15年度から精神病棟を休止したほか、改築工事による騒音で入院制限をしたことをきっかけに入院患者数が減少したため、などと分析。直近の16年度上半期の統計では、目標の1日あたりの入院患者数471人に対し、実績は408人にとどまった。
市は、診療のもたらす収入に対する累積赤字の割合が、法令上、経営を国に管理される20%を超える事態を懸念。素案では、一般会計から病院事業会計に約15億円を繰り入れ、今後も最大16%台に抑えることを明記した。また「経営効率化を図るための取り組み」として入院件数や患者の増加、診療報酬の増加につながる国の評価ランクの引き上げなどを掲げた。
しかし、単年度収支は17年度も約12億円の赤字を見込み、累積赤字は徐々に減るものの20年度でも約30億円が残る。経営効率化を図る取り組みも、従来、手を付けていたものがほとんど。入院件数や患者の増加には医師の確保が必要になるが「大学の医局に頼みこんで、医師を派遣してもらうしかないのが実情」(函館市の担当者)と明かす。
例えば精神病棟は、素案で現在の1人から3人に増員し、18年度の再開を目指すと明記しているが、実際に医師が派遣されるかについて、市は「はっきり言えない」と言う。麻酔科、産婦人科など6診療科も、退職や異動した医師各1人の補充が喫緊の課題だ。
工藤寿樹市長は1月20日の記者会見で、一般会計から繰り入れる15億円の財源に関し「(行財政改革で)せっかく積んできた財政調整基金と減債基金(計約56億円)を充てざるを得ない」と説明した上で、将来、独立行政法人化や民営化などを検討する可能性に言及。市幹部からは「今後、3回目の一般会計からの繰り入れも考えなければならないかもしれない」との声も上がる。

<経営効率化に向けた主な取り組みと、見込まれる収入増額や経費節減額>
入院件数・患者数の増加・・・・約6億円増
精神科医を1人から3人に増やし、18度からの病棟再開・・・約1億6千万円増
紹介されてくる患者率増などによる国の地域医療支援病院の指定・・・約1億1千万円増
手術件数の増加などによる国の評価ランクのアップ・・・約1億円増
専門業者に委託する省エネ(エスコ事業)の導入・・・約3千万円の経費減



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町立松前病院立て直し急ぐ。常勤医再確保へ道などと協議

2017年03月02日 21時09分25秒 | 函館・道南情報
北海道新聞1月29日付の記事は下記の通り。



前院長ら常勤医の相次ぐ辞職で診療体制を縮小した町立松前病院と町が、昨年12月の八木田一雄副院長の院長就任を機に、運営体制立て直しを急いでいる。患者の利便性が低下し、病院職員の負担が増える中、中止していた応援医師の受け入れを今月から順次再開。町と病院は、常勤医を早期に再確保したい考えで、道や医療関係機関と協議を重ねている。
「院長の長期不在をようやく解消できる。医師確保を急ぎたい」。石山英雄町長は昨年12月6日に病院を訪問。診療に専念したいなどの理由で院長就任を固辞していた八木田氏が、一転し就任を了承する意向を伝えたことを受け、表情を引き締めた。
松前病院では、地方独立行政法人化(独法化)をめぐり町と意見対立した木村真司前院長が、昨年7月末で退職。別の常勤医1人も木村氏に呼応して辞職を決め、常勤医は4人になった。前院長の退職を受け、市立函館病院と函館協会病院も応援医師派遣を停止したため、松前病院は昨年10月から診療体制を縮小したが、常勤医の負担は増えている。
午前の診療を急患のみとしたものの、救急車の24時間受け入れは継続しているため、常勤医が夜勤に入る頻度は増加。小本清治事務局長は「常勤医4人の体制が続けば、現場が疲弊する」と懸念する。
同病院では診療時間の午前中に混雑する光景が日常的になった。町内の70代男性は「朝7時半ごろから並び始める人が多く、診療開始後の午前9時には待合室がいっぱい。以前の倍以上の3時間以上待つこともある」ともらす。待ち時間を嫌い、通院を控える町民もいるという。
事態を打開するため、町と病院は道や関係機関に常勤医確保に向けた要請を重ねていた。ただ、病院の特徴である全科診療を担える総合診療医が採用の条件となる上、「ただでさえ医師不足の現状で、院長不在の病院に常勤医に派遣を容認する医療機関を探すのは難しい」(医療関係者)という。こうした厳しい状況を踏まえ、八木田氏は院長就任の判断に傾いたとみられる。
八木田氏は院長就任を受け、市立函館病院は1月から、中止していた応援派遣を順次再開。循環器内科医1人が月1回、小児科医1人も2月から週1回診療する。乳腺外科医の派遣要請も検討している。国立病院機構函館病院も3月から消化器医の派遣を決めた。
課題は、診療体制縮小以前の常勤医6人体制の再構築だ。新院長人事発令直後の昨年12月16日、石山町長と小本事務局長は、道庁を訪れ山谷吉宏副知事や保健福祉部幹部などと面会。常勤医採用の協力を求めた。道内の各医療機関との協議も重ね、医師採用専用ウエブサイトを通じた総合診療医募集も続けている。石山町長は「早期に医師を確保し、地域医療を守りたい」と強調。小本事務局長は「診療体制を立て直せば、診療サービスの向上だけでなく、中断している研修生や研修医の受け入れにつながる」と話し、まず今春にも常勤医1人を雇用し、午前中の院内混雑解消を図りたい考えだ。
一方、前院長が早期導入を求めていた独法化は、運営見直しで関係機関との協議が続く現状では困難な情勢だ。石山町長は独法化の検討中断を表明しているが、昨年12月の定例町議会の一般質問では、議員から「独法化はご破算と受け止めている」との声も上がった。だが、石山町長は昨年の町長選で独法化検討を公約に掲げており、懸案の改築問題を含めた病院運営について、昨年2月以降開かれていない町議会の調査特別委が今後の焦点となりそうだ。
一方、一部町民は、独法化検討を遅らせたとして、病院人事をめぐり前院長が対立した2013年当時の町議会議長(現町議)の解職請求(リコール)を求める運動を昨年8月から始めたが、請求は先送りしている。運動を進める住民有志団体の川内谷直志代表は「医師の疲弊が進んでいる状況は変わらず、リコールに出る時期を考えている」としているが、請求時期は不透明だ。




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函館・恵山・南茅部 市立3病院累積赤字 15億円緊急繰り入れ

2017年03月02日 11時16分26秒 | 函館・道南情報
北海道新聞1月14日付の記事は下記の通り。



函館市は1月13日、2016年度末で約32億円に上る見通しの函館、恵山、南茅部の3病院の累積赤字を半分程度に減らすため、緊急的に16年度一般会計から約15億円を病院事業会計に繰り入れる方針を決めた。緊急的な繰り入れは11年度の29億円以来、5年ぶり。病院事業会計の累積赤字が膨らみすぎると、病院の医療機器購入などで借金がしづらくなるためだ。
2月開会の定例市議会に関連の補正予算案を提出する。函館病院(668床)分として6億6千万円、恵山病院(60床)分で3億6千万円、南茅部病院(59床)分で4億7千万円を一般会計から繰り入れる。
市が同日発表した「病院事業改革プラン」素案に盛り込んだ。3病院の累積赤字は15年度末で19億9千万円で、わずか1年で1.6倍の32億円に膨らむ見通しとなったため、繰り入れを決めた。
市は11年度にも一般会計からの29億円の繰り入れで3病院の赤字額を大幅に圧縮した。しかし、その後も入院患者は伸びず、経営環境は好転していない。
市は、周辺に医療機関の少ない恵山、南茅部両病院の赤字については、来年度以降も一般会計から繰り入れを続けて、赤字解消を目指す方針。函館病院は繰り入れは行わず、自助努力による経営の健全化を図る。


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