最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

市立函館病院の本年度収支は9~10億円の赤字見通し

2016年12月02日 16時27分40秒 | 函館・道南情報
2016年11月30日の北海道新聞の記事から。



函館市病院局は29日、市立函館病院の2016年度収支が当初予算で見込んだ500万円の黒字には及ばず、前年度並みの9~10億円の赤字となる見通しを示した。入院患者数が予算目標を下回ったことが主な要因。14年度以来3期連続の赤字となることが確実となった。
市議会民生常任委員会で市病院局が上半期(4~9月)の事業実績を報告し、見通しを示した。
市病院局によると、上半期の1日平均の入院患者数は408.1人で、目標とした471人より62.9人少なく、前年同期の425.1人より17人少なかった。
函館病院では改築工事などで14年に入院を制限した結果、1日平均の入院患者は467人(予算目標486人)にとどまり、同年度決算で赤字に転落。15年度上半期もいったん離れた患者が戻らず425人だったが、15年度下半期に470人近くに回復したため、16年度の目標を471人に設定した。
だが、本年度に入り、医師の退職や交代などが相次いだ。診療科によっては体制の縮小を余儀なくされた結果、上半期は患者数が目標に達しなかった。15年度からは精神科の医師が1人体制に減少し、入院患者の受け入れを停止していることも影響しているという。
病院局は今後の対策について、精神科は18年度をめどに医師を増やし、入院患者の受け入れを再開させる方針。ほかの診療科でも、医師の確保に向けて大学の医局に協力を求めていくとしている。

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