最新の治療法など、地元の医療情報を提供する「メディカルはこだて」の編集長雑記。

函館で地域限定の医療・介護雑誌を発刊している超零細出版社「メディカルはこだて」編集長の孤軍奮闘よれよれ・ときどき山便り。

ひとり12,000円をばらまく代わりに

2009年01月25日 11時10分11秒 | その他
「通販生活・2009春号」(カタログハウス)の表紙には、通販生活の提案として下記のことが記されている。



ひとり12,000円の定額給付金をばらまく代わりに、
全住民(ホームレスの人、就労外国人まで)に
「新型インフルエンザ防護服セット」(1人分約5,000円)と
「2週間分の備蓄食料」(1人分約7,000円)を無料で配給する。
このほうがよほどよろこばれます。
なによりも命を守るのが国の仕事ですから。

麻生内閣が第2次補正予算案の目玉としている定額給付金だが、雇用や社会保障などほかの目的に使うべきとの意見に賛成の人は約8割にも達している。
定額給付金は政策目的が不明確だ。景気が後退する中での生活支援であり景気の下支えとも言われているようだが、その効果だって非常に疑わしい。したがって財政にも負担をかけるような定額給付金は白紙に戻すべきという意見はもっともである。
しかし、一番疑問に感じることは、経済対策の重要な柱と位置付けているのであれば、総額2兆円という規模があまりに中途半端であること。「100年に一度の経済危機」であるならば、その10倍以上の数字でなければ効果はないだろう。100年に一度のことに対応するには100年に一度のことをしなければいけないのである。

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