私は初老男である。
大学ラグビー決勝戦である。
このところ、大学ラグビー界は「帝京大学」ばかり強くて少々興ざめしていた。
ところが、今シーズンその帝京が準決勝で天理に負けてしまう。
天理大学の決勝進出は「意外」であった。
伝統的にFWを中心に「前へ」を合言葉にする明治大学。
天理大学も同じFWを中心に勝ち上がってきたが、明治のスクラムとタイプが違う。
観たところ・・・。
明治が「面」でスクラムに当たる感じとすれば、天理は「点」でスクラムを組んでいた感じ。
明治がスクラムで組み負けたように見えたのは、そのためだろう。
最近のラグビーの試合の特徴なのだろうけれど「キックの応酬」が目立つ。
特にバックス中心のチームでないと「アップ&アンダー」のハイパント攻撃に出にくいのだろう。
私はこの「キック合戦」は好みでない・・・。
まあ、すべては「戦略」ですからね。
互いに前半にポンポンとまず得点してからは、逆に緊張感が増して点が入らなくなる。
やはり、このゲームのポイントは前半最後のプレー。
天理がホーンが鳴った後のプレーでゴールポスト付近に飛び込んだが「グランディング」できずに終わった。
時間制限のあるボールゲームにおいては、敵は「相手」と「時間」の二つある。
得点において、変則的な点数を取る「ラグビー」は「戦略的」にもとても面白い。
結果的に5点差で勝負がついたのが、この試合がいかに僅差の試合だったかを物語っている。
★★★★★★★★★★★★ちょっとbreakします★★★★★★★★★★★★