私は初老男である。
さて、前回の「踏んだり編」に続き、今回は「蹴ったり編」をお送りしよう。
Jリーグ・アルビレックス新潟の地元開幕戦を見に行った初老男は、ひどい渋滞に捕まってしまう。
なんとしても、試合開始までのビック・スワンに着かねばならない私は、土地勘のない場所で、締めきりの時間に追われていた。(その詳細については、前回のUp「踏んだり編」をご覧いただきたい。)
・・・汗びっしょりだったのが、徐々に冷えて背中が冷たくなってきた。
しかもゲームは1点ビハインド。
前半20分で、DF藤田 征也が2枚のイエローカードをもらって「退場」処分。
一気にビック・スワンの熱気が冷める・・・・。
お目当てだった「田中達也」が、その余波で前半24分で交代。
それでも、前半を0-0で乗り切り、何とか攻勢に出ようとした75分。
広島の石原に、オーバーヘッドキックで得点を決められてしまう。
藤田退場の時以上に、冷えるビック・スワン・・・。
試合開始には間に合った。
ビック・スワンに着いたのは12:45。
新潟駅に着いたのは、12:15。
「とにかく、線路沿いに歩けば駅に着くだろう」って思ってて、住宅街に入っていく。
不審そうな顔で、私を見回すおばさん。
素知らぬ顔で、見て見ぬふり。
しかし「ゴール」の見えないウォーキングはキツイ。
実のところ、線路の向こう側へ行けばむかし散々バスで通った道なので、どこらへんにいるか見当がつくと思っていた。
それで、線路沿いを「踏切」を探して歩いていたのだが・・・。
まあ、踏切が・・・無い!
なんでこんなに踏切が遠い・・・。
どんよりとした雲が出て、風も強い。
しかし、私は汗びっしょりになって踏切を、駅を目指して早足で歩いている・・・。
藤田が退場してから4分。
36番をつけた菊地がピッチに入ってきた。
交代でピッチを去るのは「田中達也」
仕方のない選択だろう。
結局、この前半20分で一人退場ということは、俗にいう「ゲームプラン」を壊してしまった。
汗びっしょりでフラフラで、そろそろ限界が近づいてきた頃に・・・「プラーカ」の看板が見えてきた。(新潟の人しかわからないやね)
ホッとした途端、疲れが一気に押し寄せてきた。
「良かった、間に合った。」
アルビレックス戦開催の時だけ運行されるシャトルバスに乗り込むと、いつの間にか寝てしまった。
5年程遠ざかっていた「アルビ観戦」で気が付いたことの幾つか。
○Jリーグでも、有数の「熱狂サポーター」が意外に迫力無いこと(これには理由があった)
○意外に観客が多い。(28,500人程入ったらしい)
○しかし、観客が昔に比べて「冷静」(まあ、J1で戦っていることが当たり前って感覚の若い人が増えたからなぁ)
○昨年、最終節で奇跡的に残留を決めたアルビレックスは、まったく違ったチームになっていたこと。
○Jリーグのレフェリーの質は、あまり上がっていないこと。
ゲームは結局1-2で、アルビの開幕2連敗と言うことになった。
悲観することは無い。
少なくともゲームのクオリティは、格段に上がっている。
ではなぜ勝てなかった。
慢性の「シュートを打たない病」「外国人(特にロペス)の持ちすぎ病」「レフェリーの意味わからいジャッジ病」の三大疾病のせいである。
シュートを打たない病は「田中達也」というワクチンで、ジワジワと治っていくと思う。
外国人持ちすぎ病も「信頼できる相棒」(やっぱ、田中達也か)という薬で徐々に緩和か。
たちの悪いのが「レフェリーの~」これは、特効薬がない。
ゲーム全体が、レフェリーのジャッジを含めての物であることは、承知している。
仕方のない部分であることは、これだけ観戦してくればわかる。
しかし、やはりJリーグ全体的に「意味が分からない」ジャッジが多すぎる。
後半47分のサンフレッチェの清水の「シミュレーション」は、逆にアルビのファールでPKだったと思う。
しかし、決勝点の「千葉のゴール」もオフサイドだし、大体その前のパスはキーパーチャージだろう。
細かいことを言い出せば、キリがないがこうした大きな疑問の残るジャッジが1試合に2~3個あるのが、珍しくない。
実はこれが一番興を削がれるのである。
試合終了の笛が鳴り響くころに、日差しが足元に届いた。
私が試合観戦をして、負けたのはこれが2度目だ。(7勝2敗1引き分け、結構勝率はよかったのに、残念)
意気消沈して駅まで行き、紙コップのコーヒーとホットドックを齧って遅い昼食。
まるでなんかに「蹴られたみたい」の気分になった。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんには、こんな日がありませんように。
May
熱狂サポーターのサポートの迫力がなかったのは、コールリーダーが病気でいなかったのが原因らしい。
さて、前回の「踏んだり編」に続き、今回は「蹴ったり編」をお送りしよう。
Jリーグ・アルビレックス新潟の地元開幕戦を見に行った初老男は、ひどい渋滞に捕まってしまう。
なんとしても、試合開始までのビック・スワンに着かねばならない私は、土地勘のない場所で、締めきりの時間に追われていた。(その詳細については、前回のUp「踏んだり編」をご覧いただきたい。)
・・・汗びっしょりだったのが、徐々に冷えて背中が冷たくなってきた。
しかもゲームは1点ビハインド。
前半20分で、DF藤田 征也が2枚のイエローカードをもらって「退場」処分。
一気にビック・スワンの熱気が冷める・・・・。
お目当てだった「田中達也」が、その余波で前半24分で交代。
それでも、前半を0-0で乗り切り、何とか攻勢に出ようとした75分。
広島の石原に、オーバーヘッドキックで得点を決められてしまう。
藤田退場の時以上に、冷えるビック・スワン・・・。
試合開始には間に合った。
ビック・スワンに着いたのは12:45。
新潟駅に着いたのは、12:15。
「とにかく、線路沿いに歩けば駅に着くだろう」って思ってて、住宅街に入っていく。
不審そうな顔で、私を見回すおばさん。
素知らぬ顔で、見て見ぬふり。
しかし「ゴール」の見えないウォーキングはキツイ。
実のところ、線路の向こう側へ行けばむかし散々バスで通った道なので、どこらへんにいるか見当がつくと思っていた。
それで、線路沿いを「踏切」を探して歩いていたのだが・・・。
まあ、踏切が・・・無い!
なんでこんなに踏切が遠い・・・。
どんよりとした雲が出て、風も強い。
しかし、私は汗びっしょりになって踏切を、駅を目指して早足で歩いている・・・。
藤田が退場してから4分。
36番をつけた菊地がピッチに入ってきた。
交代でピッチを去るのは「田中達也」
仕方のない選択だろう。
結局、この前半20分で一人退場ということは、俗にいう「ゲームプラン」を壊してしまった。
汗びっしょりでフラフラで、そろそろ限界が近づいてきた頃に・・・「プラーカ」の看板が見えてきた。(新潟の人しかわからないやね)
ホッとした途端、疲れが一気に押し寄せてきた。
「良かった、間に合った。」
アルビレックス戦開催の時だけ運行されるシャトルバスに乗り込むと、いつの間にか寝てしまった。
5年程遠ざかっていた「アルビ観戦」で気が付いたことの幾つか。
○Jリーグでも、有数の「熱狂サポーター」が意外に迫力無いこと(これには理由があった)
○意外に観客が多い。(28,500人程入ったらしい)
○しかし、観客が昔に比べて「冷静」(まあ、J1で戦っていることが当たり前って感覚の若い人が増えたからなぁ)
○昨年、最終節で奇跡的に残留を決めたアルビレックスは、まったく違ったチームになっていたこと。
○Jリーグのレフェリーの質は、あまり上がっていないこと。
ゲームは結局1-2で、アルビの開幕2連敗と言うことになった。
悲観することは無い。
少なくともゲームのクオリティは、格段に上がっている。
ではなぜ勝てなかった。
慢性の「シュートを打たない病」「外国人(特にロペス)の持ちすぎ病」「レフェリーの意味わからいジャッジ病」の三大疾病のせいである。
シュートを打たない病は「田中達也」というワクチンで、ジワジワと治っていくと思う。
外国人持ちすぎ病も「信頼できる相棒」(やっぱ、田中達也か)という薬で徐々に緩和か。
たちの悪いのが「レフェリーの~」これは、特効薬がない。
ゲーム全体が、レフェリーのジャッジを含めての物であることは、承知している。
仕方のない部分であることは、これだけ観戦してくればわかる。
しかし、やはりJリーグ全体的に「意味が分からない」ジャッジが多すぎる。
後半47分のサンフレッチェの清水の「シミュレーション」は、逆にアルビのファールでPKだったと思う。
しかし、決勝点の「千葉のゴール」もオフサイドだし、大体その前のパスはキーパーチャージだろう。
細かいことを言い出せば、キリがないがこうした大きな疑問の残るジャッジが1試合に2~3個あるのが、珍しくない。
実はこれが一番興を削がれるのである。
試合終了の笛が鳴り響くころに、日差しが足元に届いた。
私が試合観戦をして、負けたのはこれが2度目だ。(7勝2敗1引き分け、結構勝率はよかったのに、残念)
意気消沈して駅まで行き、紙コップのコーヒーとホットドックを齧って遅い昼食。
まるでなんかに「蹴られたみたい」の気分になった。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんには、こんな日がありませんように。
May
熱狂サポーターのサポートの迫力がなかったのは、コールリーダーが病気でいなかったのが原因らしい。