完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

小沢幹事長の豪腕の元   ~政治と金~

2010年01月24日 | 時事ネタ
私は中年である。

真冬というのはおかしなもので、身体も自然も寒さに慣れてくるせいか初冬よりも動き・フットワークが良くなる。

こうなると今の時期がもしかすると一番気分的に楽な時かもしれない・・・。


さて、民主党の小沢幹事長の「金」についてのことが今や「政治の中心」になっている。

国民というのは「本質」というものをごまかされやすい。

マスコミというのは、最近とみに「数字」だけを追いその「本質」を二の次にしてる感がある。

今回の問題の本質は「金」の出所ではなく、その「記帳の不正」である。

それがいつの間にか「金の出所」になり、だんだん「検察の意地」みたいなものまで絡んで話が大きくなっている。


勘違いして欲しくないのだが「贈収賄」が良いとかいっているのではない。

そんなものは悪いに決まっている。

そんなことで世の中が回っているということに嫌悪せざるを得ない。

しかしである。

基本的に人間に「欲」がある限り、こうした事は枚挙の暇が無い。

それさえも押さえ込む方法は現実あるのだが、日本人においては「欲」の方が勝っている。

あなたは本当に「不正」(自分の欲)を押さえ込むことができますか?

拾ったお金を全部警察の届けていますか?

赤信号を無視したことは一度も無い?

事の重大さにおいて差があるという方もあろう。

しかし、おかれた立場によってその事の重大さは変わってくるし、成さねばならぬ志によって「清濁合わせの飲まねばならぬ」ことも増えてくる。

昨日になって、小沢氏に対する2度目の事情聴取を検察が見送ったという。

色々な見方があるが、更に小沢氏に事情聴取をすれば「政治的な混乱」が広がる恐れがあるから・・・見送ったとの意見が大勢だろう。

これは、私とすると逆じゃないかと思う。

検察が政治的なことを考えるのであれば、秘書の大久保氏を逮捕する時点で混乱がおきることは分かっていたはずである。

まあ、あの時はまだ自民党が与党だったからとんでもなく状況が違うといえなくも無いが。

ともかく、この検察の動きはあまりに「わざとらしい」

こんな形にグズグズになってしまうと当然自民党の人達にも充分嫌疑が立証できる国会議員がいるはずなのに、なぜ手を出さずにいるのかが不思議なのだ。

人間も50歳近くなると、警察・検察・裁判所・裁判官と呼ばれる人達が聖人でも君子でもないことがよく分かってくる。

私が若い頃は、そうしたものに逆らうことはいけないことだと思っていた。

しかし、そうした権力を握っているのも「人間」であるという当然のことにおいて「あやふやで不安定」なものだと言うことが分かってきた。

話の焦点がボケてきたが、結論的に言えば「政権交代」があったとはいえ、現役の政治家たちはまだまだ「旧世代」の現役を張った人達が大勢いて、政治家活動のベースとなっている部分は「交代」していないのだ。

行政システムだって、これから本当に変わるには残念ながら10年はかかるだろう。

世間の人達は「これでは民主党に政治を任せられない!」と言うが、まさかまた自民党に政権を渡した方がいいとか言い出すのだろうか?

「正義」というものをどう定義付けるかは、むずかいしい。

また、事態をその「正義」を基準にで行っていく事が必ずしも良い方向に向いていかないのもまた世間というものだ。


最後にしつこいようだが、私は小沢氏が潔白だといっているのではない。

政治の成り行き・経済の安定ひいては日本の政治の安定のためには「大儀親を滅す」こともあると言いたいだけだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。あまりに世の中の動きが早くてブログが間に合いません。って私がサボりすぎてるだけか・・・。
                              may

「真冬の嵐」が来てまする。
コメント
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