築地まぐろ屋3代目 豊洲市場場内からのマグロ新鮮情報

築地市場場内で40年以上のマグロ仲卸をしている、『松井水産』より、豊洲に移動しマグロの仕入れ情報、お得情報を毎日に配信

躊躇(T0T)

2020-05-15 08:54:02 | Weblog
昨日の情報通りに今日のセリ場には三陸宮城県の塩釜、石巻の
でっかい旋網天然本マグロがたくさん。
100キロ以下は少しありましたが、そのほとんどが130キロから
150キロ以上の魚体のでっかいところがほとんど。
品物は脂もあって良さそうでしたが、魚体の大きさと脂があることで
やはりヤケは正直気になるところ・・・
しかし今はそれ以上に大きな魚体のマグロを、品質が落ちてしまう前に売り切れるかどうか・・・
そっちの懸念の方が大きくなっちゃってます(><)

こういう時、色持ちの良い延縄漁だと多少は安心もできるんですが、アシの速い旋網漁・・
難しい判断になりますね。
実際、魚体の小さめ(といっても90キロ台)の方が相場は高く、150キロ以上の大きいところは
品物と比較しても値はそんなにめちゃ高くはないという感じでした・・・
もちろん物にもよりますが(汗)

そしてやはり、さっき聞きましたが大きい魚体で脂の強い物は焼けている魚も出ているようで・・・


私、いちおうヤリはつきましたがそんなに追っかけるわけでもなく、はたから見ると
サクラ!?のようになってました(^^;)
いや・・・買う気が無かったわけでは決してなくて。。
単純に魚体の大きさにビビり、躊躇してました(笑)
まー昨日仕入れた『1番(強調(笑)』の紀州のマグロが朝、セリ前に見た時点でも
かなり色も出て物が良かったので慌てる必要な無いかな?と!



明日も旋網、まだ出し切ってないようなので明日また見ようと思ってます(笑)
旋網は脂狙うとヤケくらいますし、あまり脂のない魚だとただ水っぽくなるだけになりますしね~
それはそれで難しいんです(^^;;)


今週末位からぼちぼち動きも出るんですかね??
自粛も大事ですが、経済も大事・・・

なんでも間を取るのは難しいものですね。。。