小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

あと一つだけ願いがかなうなら

2011-07-07 07:23:58 | Weblog
昨日の朝、小学校の体育館で誕生集会が行われた。8月は夏休みになるため、7,8月生まれの生徒児童、教職員が‘あと一つだけ願いがかなうなら’と言うお題で、自分の願いを発表する。

8月31日生まれの僕も、担当の先生から声を掛けられ、集会に参加する事になった。

全校生徒の皆に対面するような形で横一列に並んだ生徒児童、最初に発表したのは一番端っこに立っていた6年の男子生徒。

「もしあと一つだけ願いがかなうなら、僕は父島に雨を降らせて欲しいです」

エライ!と僕は咄嗟に思った。

そして、子供達も本当に水不足を心配しているんだな、と改めて実感させられた。

6月の父島の降水量は僅か6ミリ、今週月曜日には防災小笠原の島内放送で節水の協力呼びかけと、前浜、扇浦、小港のシャワー設備の止水が告げられた。昨日の放送に因れば、ダムの貯水量、満水時の44㌫。この状態が続けば8月にはダムは空っぽになってしまうらしい。内地では豪雨続きで土砂災害も発生していると言うのに、世の中儘ならない。そして小笠原は本当に遠い所だなと妙に納得。

しかし、先ほどの生徒さんの願いが少しはお天気の神様に届いたのか、その誕生集会が終わって間も無く、5分ほどのスコール。そして深夜一時頃だろうか、期待できそうな雨音がしばらく続いていた。

今朝の妻との早朝ジョグ、境浦の駐車場裏にある滝が、久し振りに音を立てて流れ落ちていた。週間天気予報を見ると傘マークが消えてしまい、余談を許さぬ状況は相変わらずなのだろうが、こんなふうに少しずつでも雨が落ちてきてくれる事を祈るしかない。


塵も積もれば山となる、かな?

所で誕生集会、殿を勤めた僕のお願い

「あと一つだけ願いがかなうなら、僕は小笠原ノスリになりたいです。どうしてかと言うと、ノスリはカッコイイし、あんなふうに空を飛べたら絶対気持ちいいだろうな、と思うからです」




写真は月曜日、シャワーが止まってしまった、前浜。泳ぐのは諦めチョッピリお散歩。









本物じゃないよ、念のため










そして火曜日、久し振りに昼休みアルプスでウェザーへ。この日のウェザーは最高!強い日差しに、心地よい南西の風。50キロ南には母島がクッキリ見えるクリアーな空気。誰もいないウェザーを独り占め。

i-Podしながら冷たい麦茶にお弁当「ここにず~っといたい」そう思った。


野羊山の向こうは母島
















そんな僕の前を、一瞬ホバリングしながらノスリが滑るように飛び去っていった。

あいつには、敵わない。



久し振りの船釣りも

2011-07-03 16:32:13 | Weblog



















昨日の土曜日、船長トコさんのお誘いがあり、久し振りに僕の大好きなアウトリガーカヌーで沖に出かけた。メンバーはトコさん、社長、僕の3人。いつものメンバー、このアウトリガーの大事な水先案内人とも言えるトチさんが、手首の故障(どうやらイカをシャクリすぎたらしい?)で残念ながら不参加。

水不足が深刻な父島にとっては良いのか悪いのか判らないが、このところの父島晴天続き。昨日も天気予報通り一日ほぼ快晴、そして凪の海、さらに大潮(一般的には、潮が動き魚も活性化するらしい)と、これ以上無いと思えるほどの釣日和に恵まれた。

昨日の本命は、最近滝之浦で釣果の上がっていると言うボウタ(正式名はウメイロ)狙い。その滝之浦へ向かう前に、通称青ブイと呼ばれている湾口のポイントでサビキをたらしてみたが、箱メガネを覗いていたトコさん「なーんもいない」との事で、即刻切り上げ滝之浦へ向かった。

そして滝之浦でまずはサビキで戦闘開始。ところがいつもならさっと集まってくるウメイロモドキ、そしてムロの姿が全く見えない。しかも大潮のせいか潮が早く、船が流されてしまい絶好のポイントで釣が難しい。

仕掛けをオキアミの餌釣に換えたり、場所を細かく移動したりしている内に、アタリも出初め釣果も上がりだした。しかし釣れるのはギンダイ、ショナクチ、ノコギリダイ、オジサン、ウスバハギ、タキベラ等々、所謂外道ばかりで本命のウメイロはサッパリ。結局滝之浦でクーラーボックスに入ったのは、まあまあのサイズのアカバが数本、それと社長が一応もって帰るといったタキベラ。

その後ポイントを数箇所移動し頑張ってみたが、結局昨日はウメイロ、ムロにお会いする事はできず、何とか釣果と言えるホシカイワリ一枚をゲットするに止まった。そうそう、最後の一投で社長が根掛かりと思いきやタコを釣り上げ、これがもしかしたら一番の釣果だったかもしれない。(逆光で分かりづらいが最後の写真)

自然が相手の釣、勿論こんな日もある。ボウタは取らぬ狸の皮算用となってしまったが、また次回に期待しよう。

矢張りトチさんを加えたカルテットじゃなきゃダメかな。トチさん早く手首治してください。

それから船長のトコさん何時もお世話様です。また次回宜しくお願いします。