小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

三往復

2010-08-08 06:33:19 | Weblog
昨日は8月初めて、夫婦揃って完全フリーの一日。そんな休日、湾岸道りを御丁寧に三往復。

まず妻の一往復めは、毎朝お決まり、扇浦までの早朝ジョグ。僕は例のアウトリガー朝漕ぎ会が5時半からある為、早朝ジョグはパス。ヒゲや頭?を剃ったり(頭は、毎朝電気剃刀でお手入れしている)、パン&シリアル&コーヒーの朝食。

前日まであまり乗り気でなかった妻だが、早朝ジョグから帰宅すると「私も、アウトリガー行く!」と慌しくシャワー朝食を済ませ、再び扇浦へ向け今度はチャリで我家を5時15分に出発。早朝ジョグでベタ凪の扇浦を見て、きっとその気になったのだろう。因みに妻は二往復め、僕にとっては一往復めと言う事になる。

昨日の朝漕ぎ会、メンバーの一人タネちゃんが内地に行っており不在、そこで妻に声を掛けていた。約束の5時半扇裏へ到着。イチ君は既に到着しており、後はジュンちゃん待ち。

「5分待って来なかったら、行こうか」とイチ君。

その5分が過ぎ、3人で150メートルくらい漕ぎ出した時だろうか、女性の声が後ろから。レストハウスでジュンちゃんが手を振っている。彼女を拾い、4人で再び出発。「初めての人は、一番が良い!景色がよく見えるから」キャプテンのアドバイスで妻は先頭を漕ぐ。

早朝のの扇浦、ベタ凪に加え素晴らしい透明度。「今シーズンNO1の湾内じゃない」10年以上この島でカヤックのガイドをしているイチ君の声は説得力十分だ。要岩手前の沈船付近でシュノーケリング、そして要岩周辺から、境浦、ニギョウチ(地名なのだが漢字が分からない)、バクダンと岸沿いをゆっくりパドリング。俗に言う‘抜けた’と言う透明度抜群の湾内の海を十分楽しんだ。

初アウトリガーの妻も、最高のコンディションに恵まれ、すっかりアウトリガーフアンになったようだ。メデタシメデタシ!

あれだけ楽しんで帰宅しても、まだ朝の7時過ぎ。土曜日の僕のお仕事、バスルームと換気扇の入念な掃除を済ませ、さて「今日は如何しようか?」釣も考えたのだが、朝のあの抜けた海を存分に楽しもうと、境浦で読書&マッタリと決めてた妻に便乗して、久し振りに境浦へ。妻は、三往復、僕は二往復めだ。

夏のトップシーズンと言うのに、まだ誰もいない境浦の南のビーチに到着するなり、即シュノーケリング。確かに綺麗なのだが、朝のあの期待度からするともう一つ、100点満点じゃないと言うのが、正直な感想。昼過ぎ、カヤックのツアーでお客さんを連れてやってきたイチ君も「早朝ほどじゃないネ」と首を傾けていた。潮の上げ下げ、風向き、時間帯、様々な要素で刻々と変化するのだろうか。測り知れない、そこが自然の魅力だネ。

とは言え、シュノーケリングにスイム、勿論ランチにシエスタと、久し振りに境浦の休日を満喫して帰宅。所がお片付けをしていて、スイムゴーグルが見当たらない。どうやら境浦に忘れてきた模様。結局僕も湾岸道り三往復する事になってしまった。

写真は、昨日の境浦。

ササヨ初体験

2010-08-05 06:51:40 | Weblog
太平洋高気圧が東に偏っているせいか、はたまた小笠原の西に低気圧があるせいか、ハッキリした理由は定かでないが、相変わらず安定した晴天とは程遠い父島のお天気。日に二度三度はスコールに見舞われる。

洗濯物を干しっ放しで朝出かけるのは、結構勇気のいると言うか、神頼み的な選択と言う事になる。考えようによっては、天然のシャワーで二度洗い、運良くその後強い日差しの期待できる時間帯であれば、洗濯物はあっと言う間に乾いてしまう。

昨日もそんなスコールに数度見舞われた一日だった。

小学校の用務の仕事、僕の昼休みの始まる11時半、その15分くらい前だろうか、二見湾越しの南側の山に妖しい雲が掛かりイヤーナ予感がしていたのだが、正にその予感が的中。ジャスト11時半、二見湾上空は真っ白となり、土砂降りの雨。

せっかくの昼休み、しばし足止めを食らってしまったが、その雨も5分ほどであがり、程なく強い日差しが現れた。昨日は仕事OFF、桟橋で釣をする息子を冷やかしに桟橋へ。息子も来島以来早一ヶ月が過ぎようとしているが、週一の休日は毎回釣りを楽しんでいる。

数日前の土砂降りの影響で、真ッ茶色に濁ってしまった二見湾。そのドロの濁りはなくなったが、本来の澄み切った海とは程遠い状態。「この濁りじゃ、ムロは期待できないネ」とボヤキながら、それでも餌のコマセを2個購入、熱心に竿を振っている。ランチの後僕も数度竿を振ったが、全く反応無し。1時間半の昼休み時間が過ぎ、僕が仕事へ戻るまでに上がったのはハタタテダイ1匹、息子も苦笑いしながらリリース。

夕方仕事を終え桟橋を覗くと、息子は道具を片付けている所。いつもはリリースしているのだが「1匹なら持ってきても良いよ」との妻の言葉に、クーラーの中にはグッドサイズのササヨ(図鑑ではイスズミと言う名前)が納まっている。そのハードなウロコを落とすのに一苦労。飛び散ったウロコが顔や頭にこびり付き、簡単にウロコの落ちるムロとは大違いだ。

内臓を傷つけると‘臭い’と言うササヨ、妻も慎重に背中の方から三枚に下ろし、早速我家風ピーマカ(この島の有名なササヨ料理)でササヨ初体験。妻の慎重な調理もあり、よく言われる‘臭み’も全く無く、十分イケルと言うのが、正直な感想。フライや、ソテーも美味しいらしく、今後サイズの良いササヨならOKかな?あのウロコ落しだけは閉口だが。

因みに息子は「俺は絶対いやだ」と、ササヨに箸は付けなかった。

写真は、ササヨのウロコ落し中、サ~ッと通り過ぎたスコールで、ハハマルの上に架かった虹。

朝漕ぎ会

2010-08-02 15:50:14 | Weblog
8月に入って、父島はすっかり天候不順になってしまった。この夏最初の着発便のオガマルが入港、そして慌しく出港して行った先週の金曜日はそこそこの空模様だったのだが、その後、日に日にお天気は下り坂。

昨日8月1日、せっかくの日曜日は朝から雨、午後一時雨は上がったのだが、その後もポツリポツリ。そして今日の未明は土砂降りの雨、TV画面に小笠原諸島大雨洪水警報のテロップが流れる始末。

そんな中、着発第2便のオガマルは400名を僅かに超える乗船客と共に、定刻11時30分二見港に無事接岸。入港前かなりの雨脚で降っていた雨も奇跡的に上がり、出港予定の2時には余裕を持って荷役作業を終え、オガマルは約2時間半の父島滞在の後、東京目指して無事出港して行った。

しかし昨夜来の土砂降りの雨の影響はすさまじく、数日前までその輝きを増していたコバルトブルーの海は、流れ込んだ土砂に茶色く染まり、今日初めて小笠原にやって来た観光客の皆さんを、さぞがっかりさせてしまった事だろう。あそこまで濁ってしまうと、抜けるまでには数日かかってしまうかも知れない。次便のオガマルで帰る予定の皆さんに、あの素晴らしい小笠原の海が楽しめるかどうか、微妙な所だ。

所で、前回のブログで触れたアウトリガーレースの我がチームだが、先週金曜日の夜反省会?を開いた。たまたま9位の商品が、荷役でお世話になっているチャンプさんのお店の優待券。4名それぞれに食事1品&ワンドリンクサービス、鉄は熱いうちに打てではないが、熱気の冷めぬうちにやろうと言う事になった。

アルコールが進むにつれ活発な意見交換となったが、この4人でもう少しアウトリガーを楽しもうと言う事に。何かの縁があってチームを組んだ4人、このまま終わるのは全員納得がいかぬ、と意見が一致。毎週土曜日の朝5時半集合で、1時間ほど漕ぐ事になった。

先週の土曜日、つまり反省会の翌日、早速第1回目の朝漕ぎ会。レースの時とはそれぞれ違うポジションでのんびりパドル。二見湾入り口の通称青ブイの先まで漕ぎ出し、イチ君とジュンちゃんは、シュノーケリングを楽しんでいた。そして帰り際には、手の届きそうな所にイルカがやってきてしばしカヌーと併走、早起きは三文の徳、だネ!

次の土曜日が早くも楽しみなのだが、なんと言っても穏やかな海が一番。あの湖のような朝のベタ凪を期待したいのだが、天候の回復は如何なのだろうか、微妙な所だ。

写真は、オガマルが出港して行った後の二見桟橋。青い空が見えるが、その後又天候は悪化、ブログ投稿中の今は、再び雨が落ちている。