小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

年度末

2015-03-05 07:20:49 | Weblog
2月は本当に逃げるように過ぎ去り、はや3月。今月最初のオガマル入港日の朝、久しぶりにキーボードに向かっている。

小学校の用務の仕事を始めてから9シーズン目が終わろうとしている。そう3月、年度末は多くの職場で特別な月と言う事になるのだろうが、特に学校と言う組織にとっては一年で一番忙しく、慌しく、そしてお別れの月でもある。

実質内地からのアクセスが、片道25時間半のオガマルしかなく、しかも週に約一度の往復。そんな特殊な地理関係から、移動で内地へ帰る先生方、お仕事の関係で内地へ移動する方の生徒児童の皆さん、僕にとってはおそらく一生のお別れと言う事になるだろう。

そんな年度末のイヴェントの一つ、6年生を送る会が昨日小学校で行われた。この後は23日(月)の卒業式に向け卒業式の練習、卒業式予行、前日準備と慌しく時は過ぎ、そして卒業式の後は25日(水)の終了式、離任式で今年度を終え、春休みとなる。

オガマルの出港日、桟橋はお別れの場所となるのだが、この時期仕事関係だけでもずいぶん多くの人を見送ってきた。見送りの人でごった返す桟橋、船上の知り合いに手を振り、やがて汽笛とともにオガマルが遠ざかる。そして荷役作業員の出港日の最後のお仕事、タラップの片付けが終わる頃には、人気の少なくなった桟橋。

そんなこの時期の出港日、僕は結構好きだ、なんとなく。船の別れ、もう慣れっこになってしまったが、なかなか良い。

さて、釣の方だが、2月はさっぱり。一月の初め、シマアジをゲットして以来、僕のクーラーボックスは空っぽのまま。この時期最盛期のはずのキロ前後のシマアジがまったく現れない。その代わり所謂‘狼’と言われる大型のシマアジがポツリポツリと現れる。

連休だった先週の土日、青灯でこの狼を狙いハリス10号の仕掛けで頑張ったのだが、二日間で浮きが沈んだのはたったの4回。しかしそのうちの一回がこの狼。浮きが沈むと同時にものすごい引き、そして音を立てて出て行くドラグ。必死で竿を立て、リールを巻く、やがてまたジーっと出て行くドラグ、そんなやり取りを何度か繰り返し、やっと浮きが見える所までなんとか手繰り寄せた。タモを構えていた釣仲間が「シマ、シマ」と、その瞬間最後の力を振り絞った狼、深く潜り込む、その時道糸が岸壁に擦れプッツン!

狼は、僕の仕掛けもろとも海中へ。今年同じやり取りで仕掛けを何個なくしたことか。最後ドラグをもっと締めなきゃ、修行が足りません!


そんな先週の青灯。日差しが暖かく最高のコンディション、後は釣れれば・・・












そして最近の愛犬キラリ








今年は寒い日が多く、すこぶる元気。

お散歩の途中、仕事帰りの妻からオヤツをもらうのが大の楽しみ。妻の自転車姿を見つけると一目散に走り出す。