小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

オオカミ

2013-04-21 06:17:57 | Weblog
昨日の休日、いつもの様に桟橋での釣。先週Jムスがサビキでシマアジ2枚をゲット、まだシマアジはいると言う事で、飽きもせず気合の餌釣り。

午前中は全く反応が無く、午後となりで竿を出していた桟橋での顔見知りKパンが1キロ弱のシマをゲット、俄然やる気が出たのだが、結局餌がなくなるまで上がったのはデカムロ一匹、坊主よりはましだが最近シマとはどうも縁が無い。

道具を片付け始めた時、Kパンの竿が大きく撓った。ドラグが出てかなりの大物のようだ。僕は片付けの手を休め「タモですか?」Kパンに近づき様子を伺う。

ちょっとしたやり取りの後、急にラインが緩む「アレ、抜けた?」慌ててリールを巻くKパン、すると又竿が撓りラインが出始める。獲物がこっちに向かっていたのだ。「でかいササヨか?」(ササヨは良く岸に走ってきて、気を抜くと桟橋の下に潜られ仕掛けごとパーにしてしまう)しかし、それにしては強烈な引きだ。やがて横に走り出し、Kパンはそれに合わせ桟橋を右に左に、そんなやり取りが15分ほどあっただろうか。

やっと赤い浮が見え始めた。「橋本さん、魚の姿だけでも確認してよ!」「OK」固唾を飲んで見守る中ゆっくりとその姿が見え始めた。

「デカッ!白いぞ!」「エッ、シマアジ?」

ビックリするほど大きく綺麗な魚体が姿を現した。

「シマだ、橋本さん頼むよ!」とKパン。

タモを握り締めた僕は「OK」と答えた物の、緊張が走る。そして「慌てるな!」と自問自答。慌てず頭から一発で取り込まねばと気合を入れる。

Kパンがたくみに頭をこちらに向ける、今だ、その瞬間を逃すまいとすかさずタモを入れる。大きな頭がやっとの事で網の中へ、ギリギリのサイズだ。そして岸に引き上げるのがその重さで又一苦労。

尻尾がタモの外にはみ出た立派なシマが岸壁に上がった。

後で聞いたら、90センチ、6.8キロとの事。どれくらいの大きさのシマアジをオオカミと呼ぶのか知らないが、僕にとっては初めて見るサイズのシマ、これはオオカミでしょ。

Kパン、お見事、そしてオメデトウございます。

それにしても緊張したな・・・・

こんなビックチャンスにカメラが無く、写真は無し。