
ロンドンにあるたい焼き屋さん。「屋」の字が「家」なところがオリジナル? 抹茶の「辻利」だったり、「お好み焼き」だったりと日本の食べ物屋が人気だった。いずれも日本よりおしゃれ感が醸されているのがポイント。このような日本人気の下地を元に、円安が起爆剤となって日本のインバウンド需要が巻き起こっているのかも。好意的な空気を大切にしたい。
【人を招くストーンヘンジの黒ズボン】
いよいよ帰国。ロンドンのヒースロー空港で出国手続き後の余った時間で空港ラウンジへ。
フライトで一夜を明かすので締め付けのない、ストーンヘンジで買った黒の綿100%のスラックスを履いて、いかにもイギリスに浮かれ切った観光客&これ以上にない部屋着感を醸してコーヒーを飲んでいると、なんとそんな私に声をかけてくる人が現れました(周囲はスーツ姿のピシリとした恰好の方が多かった。)
やはり私同様、まあまあの普段着姿で遠慮がちにソファに腰かけています。搭乗までの時間をもてあまして、だれかとはなしたかったのでしょう。流ちょうな英語を話す、にこやかでおだやかな高齢のアジア系の女性です。なんというかスーパーですれ違いかねない恰好の二人。
「日本が好きで、何回も行きましたよ。桜はいいわね。」
そんな彼女には息子がいて日本語を勉強し、東京の大学(東大、といったのかもしれない)に通っていたとか。今では彼はイギリスで開業医をしているとのこと。
優秀な息子さんですね、なんて受け答えすると、次に見せてくれたのが、オーストラリアとイギリスのパスポートでした。え、彼女はいったい何人なの? なんでそんなにパスポートがあるの? と驚いていると、出身は香港だったのでした。
(つづく)
※桜が咲く季節になりました。三寒四温は春の常ですが、あまりの急激な温度差で、腰などがおかしい…。次回の更新はお休みさせていただきます。
皆さまもお身体、ご自愛ください。
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