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2度目のロンドン12 憧れのリバティへ 下

2023-12-03 12:43:20 | Weblog
写真上はリバティ百貨店の階段の手すり。カメの彫り物がいかにもアジア風。創建当時から店内を見つめ続けているのだろう。

リバティの創業は1875年。

【アジアンテイストな内装】
リバティでは純粋に買い物が目的だったので家人とは公園で別れるつもりでした。ところが「リバティ社は東洋関連だから興味がある」といわれ、二人で行くことに。

 1924年に建てられたリバティの建物は、まるごと日本でいうところの重要文化財に指定されています。しかも当時、流行のものではなく、それ以前にはやった「テューダーリバイバル」と呼ばれる様式を採用していました。テューダー様式はエリザベス1世の治世に発展した様式なので、まさに「大航海時代」がテーマの家人には外せないスポット。さらに建物の材木には当時のイギリス海軍の2隻の軍艦を使用したのだとか。ますます海の歴史には外せない建物ともうせましょう。

こういうわけで買い物目線の私をよそに、入口に阿吽(あ・うん)の獅子像を見つけて「パシャッ」

天井に唐草文様を見つけては「カシャッ」。入るとすぐに高そうな中国の陶製の壺が出迎え、階段の手すりにはアジア風のカエルと亀の彫り物が・・。

濃厚なほどのアジアンテイストです!

有名な現役のロンドン中心部にある百貨店は、19世紀のオリエンタリズムやジャポニスムを体感できる博物館でもあったのでした。
なんだか雰囲気に酔ってしまい、気づくと赤札が付いていたとはいえ、普段、目に入らない高―いシルクのパジャマを2枚も買っていました。
 その後、旅行時に一度羽織ったのみ。しかもパジャマではなく上掛けとして。なんだかもったいなくて、いまもタンスの奥に眠っています。

【サマータイムでも足りない】
 夕方、部屋に戻って、家人が豚肉のソテーとマッシュルームと地元の野菜とジャガイモを焼いて、ワインとともに夕飯に。疲れていたのでありがたい。

 しかし夜9時を過ぎているというのに、外は明るいまま。高緯度地帯というのはこういうものなのでしょうか?
 サマータイムに夏場は一時間時刻が早まっているので、冬時間のままなら夜10時です。ちなみに夏至の時のロンドンの日の出は4時43分、日没は21時21分で日照時間は16時間38分、冬至のときは日の出が8時3分で日没が15時53分で日照時間の差は8時間強。日本ではその差が5時間弱なのでサマータイムがイギリスで導入されているのは必然なのです。
                     (つづく)

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