雲南、見たり聞いたり感じたり

雲南が中心だった記事から、世界放浪へと拡大中

二度目のロンドン32 憧れのキューガーデン②

2024-05-12 16:50:05 | Weblog
パームツリーハウスに隣接する建物ウオーターリリーハウス。各種スイレンが咲き乱れ、甘い香りがただよっていた。

【途方もない広さ】
朝方の雨ですっかり冷えた空気。宿舎を出たときに寒い、と思って部屋に上着を取りに行こうとしたら、家人に

「これからあたたかくなるんじゃないの?」

といわれて断念したのが悔やまれます。日中のど真ん中以外は、本当に寒かった。
歩いていると広さが桁外れすぎて、先に進んでいる気がしなくて、なんとなく、絶望、という感じがしました。1日歩き回っても、半分も見れません。さすが大英帝国!

4万エーカー(132ヘクタール)という広さはどれくらいなのかと考えたのですが、先ほど新聞を見てぴったりな数字を見つけました。不謹慎なたとえで申し訳ないのですが2024年5月4日に山形県南陽市で山林火災が発生し、鎮火までに4日かかりました。その焼失面積が3日目の午後7時時点で137ヘクタールでした。消火に尽力していたにもかかわらず火が燃え広がった3日分がキューガーデンなのです。

【パームハウス】
園内を入って正面にみえるのがガラス張りの風雅な温室パームハウス。その名の通りヤシの木などの熱帯植物が生い茂っています。ヴィクトリア朝の1844年に造船技術を用いて鉄や手拭きガラスで作っているため、巨大な船がひっくり返ったような形をしています。

 デジマス・バートンの設計によって作られました。野生の熱帯雨林では絶滅の危機に陥っているものも多く、またゴム、アブラヤシ、カカノの木など植民地時代を支えた有用植物が多数見られました。
なにより温室なので温かい。

パームツリーハウスの右横に設置されている温室ウオーターリリーハウスには様々なスイレンが咲き乱れていました。スイレンの本場はアジア、日本もその一つですが、私が日本の植物園でも見たことのない種類の白く透明な葉をもつ不思議なスイレンも咲いていました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 二度目のロンドン31 あこが... | トップ | 二度目のロンドン33 憧れの... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事