雲南、見たり聞いたり感じたり

雲南が中心だった記事から、世界放浪へと拡大中

気になる南米の野菜たち① 日本より雲南のほうが南米に近いのか?

2018-04-01 15:01:11 | Weblog
写真はメキシコにある世界三大ピラミッドの一つ、テオティワカン。乾期のおわりだが、周囲には暑さに負けずに緑が生い茂る。

【雲南で見る原種に近いトウモロコシ】
雲南で畑を見て感じるのが、なぜかアメリカ大陸原産の作物が多いこと。秋には360度、地平線まで見渡すばかりのとうもろこし畑。春には緑の蔓の下にあるじゃがいもたち。ほかにもカボチャにサツマイモ。いまや中国原産かと錯覚してしまうほどの大量のとうがらし・・。

もちろん、日本でも栽培されていますが、その種類といい、日本とは桁違いに雲南は原種に近いものが多いようです。

とくにトウモロコシは、濃い紫色から、もちトウモロコシと呼ばれる、もちもちした食感の白い色、もちろん日本で一般的な黄色まで、バリエーション豊かに見られます。

雲南では、そのままシンプルに茹でたり焼いたりしたいわゆる「焼きトウモロコシ」が屋台で売られているほかに、これらのトウモロコシを臼で粉に挽いて、「餅(ぴん)」と呼ばれる、お団子やふかしモチのような食べ物がお年寄りには懐かしい雲南農村の味、として親しまれています。

カボチャは、以前、当ブログで記したようにこの原産地をめぐって、中国人研究者がヨーロッパ人によって新大陸を発見される以前から中国にあった文献を発見し、原産地は中国説を唱えました。

ただ、中国の書物は一人の人が書いた後、書き写すたびに、文章が挿入されて増えていく傾向があり、カボチャの話はその時に挿入されたもの、というのが現在の見解です。
(当ブログ「かぼちゃの花炒め」2015.9.27)

はたして、これほど雲南になじんでしまったアメリカ大陸原産の野菜達、いった原産地ではどうなのか、一週間という、ほんのちょっぴりの時間ではありますが、見てきました。そのリポートをお届けします。
(つづく)

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