ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

第1回ママイア砂浜マラソン

2014-04-13 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
10キロ以上も続く白砂のビーチ、それが黒海沿岸のママイア。ルーマニア屈指の夏のリゾート。海開きにはまだ少し早いこの時期に、ランナー達がビーチを独占して走った42キロ。
 


砂浜は足首まで埋もれそうになるほどのところや、思いのほか締まっているところもあったりして、ときおり波打ち際も走りながら、とにかく走りやすい部分を探して走路変更に次ぐ変更。幅の広い砂浜のどこを走ってもいいのです、折り返しクォーターのコースを4往復。
 


でも、波と言うのはやはり見た目よりもずっと勢いがあって、波打ち際に寄せる最後の部分でも足をとられそうになります。くるぶし以上に波が来ると非常に走りづらい、それでも意外と波が寄せて来るぎりぎりのところが走りやすかったです。波に洗われているので足跡は無いし、しっかりしていて足を置いていく感覚で走れます。
 


どんなペースで走ったらいいかわからなかったけれど、足の向くまま最初のクォーターを54分ちょうど、ちょっと速過ぎに違いない~地元コンスタンツァのランナーにペースを尋ねてみたところ、「アスファルトの上で3時間半だったら、ここでは4時間くらい。」と言われていたのです。
 


砂浜の上をトコトコ走るのが面白くて、その後ペースは激落ちすることなく3時間51分47秒でゴール、フィニッシャーメダルはなんと貝殻!そしてさらに「女子総合1位」のメダルもいただきました。


 
シューズの中が砂だらけで、真水で流しても洗ってもキラキラとした細かい砂がなかなか落ちません。でもこれも貝殻といっしょに黒海のお土産。



嬉しかったこと:


この大会、日本人参加者はわたしだけでしたが、ブカレストから韓国人ランナーがグループで来ていました。同じアジアからのランナー、話してみたかったけれど韓国語は判らないし、何語でしゃべったらいいの?でも、応援の言葉だけは知っています。

レースが始まってから折り返しコース上ですれ違うとき、ひとりひとりに「Paiting!」(発声するときは、パイティーーーングという感じ)と声を掛けていると、彼らも「Paiti==ng!」と返してくれるようになり、また何人かは「がんばって!」と日本語で言ってくれることもありました。

もちろんみんな笑顔。何かと政治上はこじれることの多い日韓関係とはいえ、スポーツの世界ではこうやって心を通わせることが出来るのです。

韓国人ランナー達は皆、ハーフまでの距離の参加だったので、わたしがゴールしたときには出会わなかったけれど、彼らからの笑顔が嬉しくて、これもまた頑張れた一因。

記録メモ:


男子総合優勝は、ブカレストのフロリン・シミウ、2時間52分。ちょうど4年前が初マラソン、でもそれ以前は一日タバコ1箱の生活だったそうな。フルのベストは昨年秋の2時間49分と言うから、伸び盛りの若手、次のアスファルトの上のレースが楽しみ。

男女総合優勝ということで、地元のラジオ局Radio Vacanţaにいっしょに出演したときの四方山話でした。サイトのここここに写真あり。

上の写真は彼のゴール。後姿で小さく写っている赤のウェアーはワタクシ、マドモワゼル。3周回目を2:51:45で折り返した直後。すぐ後ろにフロリンが来ているのが判っていたので、周回遅れになるまいと頑張っていたところ。

写真はここにもあります、プロが撮ってくれているけれどお持ち帰り自由のサイト~こんなおおらかなサービスがあるのが嬉しい、ルーマニア。


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