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今日は復活祭の日曜日、やっと天気も回復してゆっくり過ごしています。ルーマニアでは復活祭とクリスマスが伝統的な宗教行事、同じように大掃除をしご馳走を用意します。日本の年末の様子に近いけれど、日本の年末年始は年中行事。初詣へも行くとはいえ、宗教的な意味合いはやはりキリスト教の国のもの。
そしてルーマニアではいずれも前夜は教会のミサへ行くのが、宗教的な決まりごと。ところが4月に入ってから天候不順が続いていて、前日は各地で大雨洪水警報。地方都市や村では土砂降りの雨が襲い、道がまるで川になり、「どうやって復活祭のミサに行ったらいいの=?」と人々の悲嘆の声。
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ブカレストでは昼前から雨が降り続き、時に激しく降ったけれど、午後11時を過ぎて小止みの中をお姑さんは教会へお出かけ。マイダーリンは夜勤、ほかの家族は皆、家に居残り。教会ではずっとミサが続き、午前0時に「キリストはよみがえった!」との宣誓の下、火がともされるのでその明かりを各自の手持ちのキャンドルに移してもらい、家庭まで消えないように持ち帰るのです。うまく消えないうちに持って帰ることが出来たら、その年一年は良いことがあるといわれています。
復活祭の朝はみんなちょっと朝寝坊することも多いです。とても静かなのは、日本の元旦のよう。深夜0時に断食が終わり、用意していたご馳走を食べてから床に付く家庭もあるようだけれど、我が家は断食をしているのはお姑さんだけ。男連中と異教徒の私は、復活祭用のご馳走は出来たときからすぐ試食、と称してどんどん胃袋に収めています。
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復活祭の日のテレビ番組は、各地方の民族衣装を着た人たちが歌やダンスを披露。または各地の復活祭の様子をレポート。さながら日本のお正月のような。
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天気がいいので、午後から近くのイオレ公園へ。さすがにたくさんの人がそぞろ歩きする昼下がり。あす、ここでマラソン大会があり、ナンバーカードのピックアップが大事な用事。この公園には、マラムレシュ様式の木造教会があり、きっと昨夜のミサは人であふれかえったことでしょう。
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マラソン大会はこの教会前のゲートが発着地点。いままでならイースターマンデー(in cea de-a doua zi de Paşte)にマラソン大会をするなんて考えられなかったけれど、完走メダルにはキリスト復活の肖像画。これもルーマニアのランニングブームの象徴。
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