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明日の日曜は復活祭。東方教会に属するルーマニア正教の祝祭日です。とはいえ先の日曜日の花の祭日(サルバトアレ・デ・フローリ)前から寒い日が続いていて、雨が降ったり風が強かったり、いまいちお祝いの気分が盛り上がってきません。
復活祭が近づくとみんなお祝いの特別料理を作るので、スーパーは大賑わい。こちらのお姑さんは計画立ててお買い物、前倒しで買い物を済ませ、水曜日のコゾナック作りから始まり、イースターエッグは赤玉ネギの皮を使って色づけ、大掃除の最終仕上げ.
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そして前日はサルマーレ(=ルーマニア風一口ロールキャベツ)や肉料理、パスカ(白チーズを織り込んだ焼き菓子)を仕込み、台所で大忙し。
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さてこの復活祭、ルーマニアでは子羊を食べる習慣があります。肉をそのままオーブンで焼いたり、ドロブと呼ばれるミートローフにしたり。
スーパーではパッケージに入った子羊肉、肉屋では店頭につるされた子羊肉、そして2週間ほど前からブカレスト4区Piaţa Apărătorii Patrieiで「子羊市」( târg de miei vii din Capitală)開催中、生きたままの子羊を買うことが出来ます。ルーマニアで一番有名な羊飼い、ギツァ(Ciobanul Ghiţă)さんも来場すると言うので大盛況。
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田舎から畜産農家の人たちが売りに来るのだけれど、いくら位するのかな?4区の子羊市では、1キロあたり25レイ。生きている子羊の体重を量り、丸ごと売ってくれます。
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たとえば20キロの子羊なら500レイ(=今の為替で約16000円)、農家の人に解体を頼んでもよし、このまま連れて帰ってもよし。ほとんど全員のお客が子羊をペットにするためではなく、食べるために買います。
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子羊を目の前にして「こんな可愛い小さな子羊を、殺して食べるなんて、僕はルーマニアのこの習慣は嫌いだ。」と言っているマイダーリンも、家に帰ればお姑さんの子羊料理をパクパク食べます。我が家ではさすがに子羊一匹、丸ごと買うほどではなく、パッケージ入りのお肉を買ってくるけれど。
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山の中に住む羊飼い、ギツァさんはどうして有名になったの?記事はこちらから。ギツァさんは30匹の子羊を連れて来場。
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ルーマニアではこのほかに、クリスマスのときに豚一頭丸ごと買いと言うのもあります。これも生きたままの豚を注文し、解体してもらうもの。ブカレストのブロックハウスに住む友人宅の冷蔵庫、豚の頭が丸ごと入っていてびっくり、記事はこちらから。
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