ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

第20回ロッテリーマラソン大会

2017-09-25 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 

このブログではずっと、「クロス・ロッテリー(Crosul Loteriei Romane)」として紹介、ルーマニアの宝くじ会社が主催する5キロのマラソン大会。今年で20回目を迎えた老舗大会。国民の館前広場をスタートし、統一大通りをアルバ・ユリア広場手前まで行って折り返してくるフラットなコース。
 


2005年から、一度だけ走らなかった年があるけれど(ダブリンマラソン遠征に行っていた)、それ以外ずっと参加、年代別2位になったのは1度、3位以下に落ちたことはありません、というわけで、年代別優勝の常連。ダントツのトップを独走中の年代別優勝回数で、主催者からもすっかりお馴染み。テレビの公開宝くじ番組にゲスト出演したこともあるほど。


 
参加し始めたころは、総合優勝者に国産のダチア車が副賞として贈られるとあって、ルーマニア国内だけでなく、隣国モルドヴァ共和国からもプロランナーが走りに来ていたものです。そのころの、年代別優勝の賞品は、自転車や大型テレビ・DVDプレイヤーなど。ジュニアの部には、ノートパソコンなどが贈られていました。
 
ここ2011年から賞金制になり、その賞金も当初は部門別の若いクラスが優遇され、ベテランの部は少なく贈られていたのですが、そのうちその賞金額も統一されるようになり、一番多い年で、優勝賞金3000レイをいただいたこともあります(2011年)♪(所得税が差し引かれるので額面通りではなく、手取りは2520レイ)
 
その賞金額は、毎年変わっていて(~会社の予算によるのかな?)、例年、事前に告知されています。賞金額を調べずに参加した年、宝くじ会社の賞金払い出し窓口で2000レイ近くをもらって、びっくりしたこともありました(昨年例)。
 
さて今年はどうかな?~完全に賞金をゲットする気分で参加。ナンバーカード引換所で賞金額を確認すると、部門別優勝800レイ、以下、500・300・200・100レイと5位まで表彰。これまでで一番少額の賞金・・・、会場を見まわしてみると、エリート選手の参加が少ないです。100レイでもいただけると嬉しいけれど、エリート選手にとってはこんなところで力を費やしていられないかな。
 
同年代のライバルを見渡して、これは完全に勝たなければならないレースになってきました。しかし、昨今の気候の入れ替わりで体調がすぐれません。

前日も、夕方6時ごろに疲労感と睡魔に襲われベッドにバタン。暗くなった8時ごろに一度起き上がったものの、食欲がわかずヨーグルトを食べただけ。マイダーリンも外国マラソン遠征中なので、かまう相手も無し。というわけでまた寝てしまいました。週明けからずっと左ひざがはれているのも心配。明らかにぷっくりと腫れているのです。
 
直前に足の親指の爪が剥がれるというアクシデントもあり、これまた不安に。でも、5キロなら、脚がちぎれない限り大丈夫だろう、と膝にはしっかりサポーター、足指にはテーピングをして出走。
 
よっぽど体調の悪い時以外、同年代のライバル、イオアナをマークすることは無いのですが、この日はイオアナの後ろで走り始めました。折り返し手前になって、やっと前に出て、少しペースアップ。イオアナは、トラックで1500mや3000mを走っているので、ゴール手前の小競り合いになると、危ういです。ロングスパートしておかなければ。
 
何とか危なげなくゴールでき、年代別優勝。実はイオアナは私よりも2つも年上。それでもスピードを誇る抜群のライバル。
来年になると、私たちの年代別クラスに、元国家養成選手で日本の国際駅伝にもルーマニア代表で走っていた、ダニエラ・ペトレスク(=結婚後の姓)が上がってきます。やはりスピードの地力が違います。

「この大会で年代別優勝できるのも、今年が最後。来年は、ダナ(=ダニエラの愛称)が上がってくる。」
とつぶやくと、男子50歳以上の部で58歳ながら2位に食い込んだステファン・チョキーナが、「そんなこと、だれが知っているんだ。やってみないとわからない。」と一刺し。

そうか=、このようなモチベーションでないと、「勝ち」に行けないんだ!

ステファン・チョキーナは、同じ年代常勝だった4歳年下のヴラッド・ビクターに、最近は何度も勝利しています。今年は、ビクターが足の故障で欠場、50歳になったばかりのステファン・オプリナは、同日地方都市で大会を主催していて不参加。でも、もう一人ライバルがいました、同じく50歳になったばかりのダニエル、残念ながらダニエルからは後着でしたが、ほかの同年代を押しのけ、堂々の2位入賞です。

歳は考えないこと、関係ない、というのがステファン・チョキーナの信条。脚や身体のあちこちは痛いけれど、ワタクシ、マドモワゼル、見習えるかな。


関連記事:
もう13回も参加しています、いろいろありました==。過去のクロス・ロッテリーの様子です。

2014年、何時も嬉しい表彰式の様子はこちらから。

2012年、この年から年代別が細分化、年代別クラス分けのなかでも、都合よく若いランナーとして出走できました、こちらから。

2011年、この年のベテランの部優勝賞金は3000レイ!(一般の部は6000レイ)、こちらから。

高額賞金だった2011年、ゴール手前でズルをしてきたランナーが横入りのスキャンダル、こちらから。


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2 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アイロンマン)
2017-09-25 20:03:41
年代別優勝、おめでとう!
これからも続けられますように!
足の親指の爪、私は右足です。笑
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アイロンマンさんへ (マドモワゼル・ヒロコより)
2017-09-25 21:12:09
ありがとうございます!

そうです、これからも続けられますように!

これが一番大事!!

足の爪も、お大事に。
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