ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

この週末も2連戦

2011-10-01 | ルーマニア・ランニング事情
ルーマニアのマラソン大会は土曜日開催のものも多く、もちろん、日曜日開催のものもあるので、同日開催のマラソン大会があるなら張り切ってはしごをするのを得意とするワタクシ、マドモワゼル(=日本で駅伝はしごの記事はこちらから)、2日連続のマラソン大会参加など、なんのその~♪
 


この週末も、2連戦となりました。土曜日はティネレトルイ公園で「Caravana Olimpică」、ルーマニアのオリンピックデー・ラン(=日本各地で開催されている大会の名称)的イベント。10~18歳の子供のクロス、18歳以上オープンの一般のクロス、6~10歳の子供はローラーブレードのクロス。バスケットや卓球・バドミントンのコーナーもあり。
 
オリンピック・キャラバンと言うからにはもちろん、元オリンピック選手たちが来場、身近な出会いが楽しみ。サインや握手にも気軽に応じてくださるはず。これはルーマニア・オリンピック委員会主催の無料イベント。


 
翌日曜日は、第14回クロスロッテリー。第12回までは首都ブカレストのみで開催でしたが、昨年からルーマニア各地、ブカレストを含む全5都市で開催。しかも年齢区分や表彰条件は5都市とも同じ。クロスロッテリーと言えば、一般の部の優勝賞品は車。ルーマニアの国産車ダチアが、優勝男女1名に授与。昨年から、5都市で同日開催になり、各都市で優勝した人たちが、ダチアを手にしていました。
 
5都市開催と言うことは、チャンスは5倍。首都ブカレストは人口2百万都市、やはりレベルが高いので優勝賞品のダチアを狙って、選手が各都市へ分散して行きました。このレベルとなると、スポーツを専門にしている人たち、ほぼ、国家養成選手に近い人たちです。
 
ベテランの部の昨年の優勝賞品は、大型LCDテレビ。ブカレストでベテラン・ナンバーワンといえばステファン。同じ年代別クラス分けとなるビクターは、ステファンには勝ち目なしと見て、地方都市のバカウ(Bacău)まで出向き、大型テレビを持って帰ってきました。ブカレストから地方都市へ遠征して行った女性ベテランランナーもいました。
 
今年は車の優勝賞品がなくなり、キャッシュ。つまり、現ナマ支給\$\。一般の部1位=6000レイ、2位=3000レイ、3位=1500レイ、以下順番に10位=200レイまで続きます。
 
そしてベテランの部にも手厚く、1位=3000レイ、2位=1500レイ、3位=750レイ、以下順番に10位=100レイ。これは大変です、みんな目の色を変えています。3000レイといえば一般的な平均給料よりもずっと多い額なのです。お給料がどんどん減らされているので、1500レイくらいで、平均給与かもしれない?たぶん、平均給料<1500レイ。
 
「私たちがブカレストで優勝を争いあうのは、馬鹿げているわ。この国のほかの都市で、私たちの年代で、私たちより速い女性ランナー、知ってる?」~同年代のライバル、イオアナがさぐりを入れてきます。二人で優勝を分け合うことは出来ない、争いあうことになるからです。しかも今年からベテランの部の年齢区分が改められ(=引き上げられ)、私はベテランの部で一番若い年齢で、その部を走ることになったのです。私より若くて速い女性ランナーは皆、別の部門。ライバルはイオアナだけ。
 
「ヒロコ、クルージュか、コンスタンツァか、どこか地方へ走りに行ったら?そのほうが簡単に優勝できるわよ。」~それはたぶんそうだけれど、なぜ私が地方へ遠征し、イオアナがブカレストで走るの?先週のクロス・ペトロム(約3キロ)を一生懸命走ったのは、イオアナとの差を確認するためでもあります。
 
思いつくライバルはもう一人、オラデア市にイレアナ・ベレシュ、ほぼ、同年代。おそらくクルージュへ参戦のはず。イオアナが電話で確認してくれました、「彼女は、新しくなったベテランの年代区分にあと1ヶ月足りなくて、まだ私たちの年代に達していないって言ってたわよ。次のクロスロッテリーは、ひとつ若い年代で走るみたい。」~それはどうも、情報をありがとう。
 
でもやっぱり私はブカレストで走ります。前日土曜日開催のトレイルランの大会(Maraton Piatra Craiului、42キロ)を回避し、安全策をとります。去年はトレイルレースを走った翌日のクロスロッテリーも制したけれど、それは去年の出来事。今年も同じように出来るとは限らない。私としては、イオアナが地方へ遠征して行ってくれたら、気分もラクなんだけど==。
 
それにしてもこんなに大きな額の賞金のかかったレース、無事に走れるだろうか?脚がガクガクして、転んだりするんじゃないだろうか?5.5キロと距離が短いだけあって、失敗は許されない・・・意外に気の小さいところもあったりするワタクシ、マドモワゼル、ドキドキしています。(じっとしてドキドキしているよりも、練習してハァハァ&ドキドキするべきだぁ==)


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6 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アスタエステ トーキョー)
2011-10-03 08:39:46
都内では皇居マラソンがメジャーです


大学時代の友人もマラソン中毒で、足裏マッサージ器でケアする徹底ぶり


キックボクシングやる私に対して、よく他人の足にローキックできるな!と悪魔扱いされてます


ぜひ東京マラソンでヒロコ様の雄姿を拝見したいです
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がんばれーーっ (あくび)
2011-10-03 16:32:16
先だっての皆さんの熱い期待を背負っての「ガソリン」ゲットに続いて、今度は大型賞金がかかっているんですね! 地方遠征する安全策をとらずブカレストで勝負するヒロコさんの心意気、すごいなぁ(私だったら、一番参加者数が少なそうな地方を真っ先に選んでいると思います…)。がんばってくださいね、応援してます!
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Unknown (週末アルペンレーサー)
2011-10-03 17:13:11
そんな大会がしょっちゅう開催されてるわけですか?ルーマニアは?
それやったらプロ化による強化も納得できます。
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アスタエステ トーキョーさま (マドモワゼル・ヒロコ)
2011-10-04 22:25:17
日本ではものすごいマラソンブームですね~。皇居の夕方、と言えば、ラッシュアワー並みにランナーが走っているとか。

マラソン、という競技が、地道にこつこつ努力することを美徳とする日本人の気質に合っているといえばその通りなのだけれど、余りにも加熱しているこのブーム、どこへどうなることやら・・・。
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週末アルペンレーサーさまへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2011-10-04 22:29:33
まだまだランニング発展途上国のルーマニアですが、このような賞金レースだけはしっかり開催されています。しかも、この大会だけではなく、短い距離のマラソン大会は、ほとんど、無料。ありがたいことです~。

で、日本では市民ランナーの賞金レースと言うのはほぼありえませんが、海外ではアマチュアのレースでも賞金を出すレースが多いです。額によって、もちろんプロも参戦してきます。でも、ちょこっとしたお小遣い程度の賞金ならば、アマチュアランナーレベルでも手にすることができたりします。
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あくびさまへ (マドモワゼル・ヒロコ)
2011-10-04 22:31:27
わたしが「ブカレストで走る!」と宣言したので、同年代のライバル嬢は、地方都市へと遠征していきました~。助かった~~。

でも、ルーマニアの経済事情からすれば、かなりの額の賞金。ロンドンでも賞金レースはありますか~?
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