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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



昨日の記事に続きミヤコドリの写真と一緒にバードリサーチニュースの生態図鑑からミヤコドリを紹介しましょう。・・・ミサゴの横からの飛びだし

<ミヤコドリの繁殖地は、ユーラシア大陸西部の沿岸地域,地中海,中央アジアのウクライナ,カザフスタン,ロシア内陸部,中国北東部,ロシア沿海州,カムチャッカ半島の南部などに非連続的に分布する>

<4亜種に分けられ,カムチャッカ,北朝鮮西部,中国北東部,クリル諸島で繁殖する亜種 が日本へ渡来するとされている.その個体数は5,000から10,000羽と推定され,最大の越冬地である韓国のユブ島には個体群の約50%が越冬すると言われている>・・・ミヤコドリまでの距離は約190mくらいあったので、大きさはこれが精一杯。

<日本では,明治期(19世紀末)東京付近でも個体数が多かったようだが,1973年~1975年におこなわれた「干潟に生息する鳥類の全国一斉調査」では、全国で1~6羽が記録され,希な渡り鳥と認識されていた>

<しかしながら近年,東京湾,伊勢湾を中心に渡来数が増加している.さらに東京湾では、越夏していると考えられる個体も観察されている>・・・このミヤコドリも日本で夏を越すのでしょうか。

<伊勢湾西岸部では,安濃川河口付近において,2000年以降ミヤコドリの越冬数が増加しており,2011年1月には最大個体数104羽を記録しており,その後も60~100羽程度の越冬 個体 群が観 察 さ れ てい る>・・・越冬、越夏するようになれば留鳥と言えますが・・・。

<日本で増加傾向にあるミヤコドリであるが,2015年に発表されたIUCNレッドリストでは,軽度懸念(LC)から準絶滅危惧種(NT)へとランクが引き上げられた>

<ランクアップの主な要因は,ヨーロッパ産の亜種がワッデン海(オランダ、ドイツ、デンマーク北西海岸)周辺で40%近くも減少したことによるが,東アジアに生息する亜種についても黄海を中心とした干潟の消失や,主食である貝類の過剰な収穫などの脅威にさらされていることが指摘されている>

<日本での越冬数が増加している一方で,東アジア全体の動向は不明な点が多いため,今後は中国,韓国との情報交換を通じて動向を把握するとともに,日本で越冬する個体群との関連性や,繁殖地・中継地を明らかにすることで,越冬数増加の要因を特定することが重要である>・・・最大トリミングしてみました。



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