昨日、近所の海岸でミヤコドリを撮影していると、クチバシの長いシギが飛来してきました。
大型シギが水面の上を旋回飛行
クチバシが長く、翼の裏側と腹部が白くないので、ホウロクシギ(全長63cm)で間違いないでしょう。去年秋に撮影したホウロクシギ。
ホウロクシギの成鳥はもっとクチバシが長く、先端部が下部に湾曲しているので若鳥と思われます。
若鳥は、繁殖地(カムチャッカ半島からシベリア北東部)に渡っても、繁殖相手を見つけることができないケースが結構あるようです。
繁殖できなかった若鳥は、早めに繁殖地を離れて遠い越冬地(オーストラリア、ニュージーランドなど)に向かうのでしょう。
その途中、大阪府下の海岸に栄養補給のために来たようです。
ミヤコドリ(全長45cm)の繁殖地もカムチャッカ半島から沿海州とされているので、一緒に渡来してきた可能性もあります。・・・全長の差はクチバシの長さ
これから秋に向け多くの渡り鳥が大阪の海岸にやってきますが、ちょっと時期の早いホウロクシギの渡来でした。