大阪市内に渡来したハマシギです。
まだ、これほど多くのシギの仲間が大阪に渡来してきているのを知らない人が多いのではないでしょうか。
シギとチドリは、似ていて古くからよく知られていました。
江戸時代、チドリ格子というデザインが成立して今も続いていますが、その元となったのがハマシギ等の飛行姿でしょう。
かつては、こういう光景がありふれたものだったはず。
ところが近年、こういう野鳥の飛行姿を見ることができなくなってきました。
江戸時代、デザインを仕事にしている人々は、野鳥の姿を見てチドリ格子を考案しました。
デザインに影響するこうした自然が消滅すれば、日本人のデザイン力も衰退するということ。
大阪市内に残る野鳥の楽園は、何とか後生に残したいものです。